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料理を楽にする便利な道具『ピーラー』
野菜の皮を剥く作業は、包丁を使うと意外と体力を使います。包丁の扱いに自信がない人にとっては、なるべく包丁を避けてピーラーを使いたいものです。ピーラーは、食材に刃を当てて軽く引くだけで、手軽に皮が剥ける優れものです。多くの家庭でキッチンに常備されている理由がここにあります。
ピーラーをうまく使えない…使い方を間違えているのかも
しかし、便利なピーラーも、間違った使い方をすると「剥きにくい」「使いづらい」「怪我をしてしまった」というトラブルに見舞われることがあります。それは正しい使い方を知らないことが原因かもしれません。
ピーラーは非常に便利な調理器具ですが、刃物であることを忘れてはいけません。不適切な使い方は、怪我に繋がる可能性がありますし、時間も余計にかかることがあります。適切な持ち方や力の加減を学び、安全かつ効率的に使用しましょう。
ピーラーで避けるべきNGな使い方5選
多くの人がピーラーをただ食材に当てて動かすだけと考えがちですが、正しい使い方を知らないことが多いようです。以下では、ピーラーの間違った使い方を紹介するので、これに該当する方はすぐに改善しましょう。
1. ピーラーを動かす方向に親指を置く
ピーラーは包丁と同じく刃物ですが、比較的安全に使えるため注意がおろそかになりがちです。ピーラーを動かす方向に手の親指を置くと、親指を切る危険性が高まります。使用時は、持ち手の親指を側面に置くことで安全な使い方を心掛けてください。
2. ピーラーを使う手に力を入れすぎる
ピーラーで皮を剥く際、しっかりと剥きたいという思いから力を入れ過ぎることはありませんか? 力を入れすぎると、うまく皮を剥けなくなり、ピーラーの動きが不安定になり怪我の原因にもなります。ピーラーは正しく食材に当てていれば、軽く動かすだけで綺麗に皮が剥けるので、力を入れずに軽く引くようにしましょう。
3. 食材を持つ手の親指がピーラーの刃の下に来る
じゃがいものよ-うな球形の野菜を皮むきする際は、通常、非利き手で持ち、利き手でピーラーを使います。しかし、この方法でよくある間違いは、食材を持つ手の親指がピーラーの刃の下に入ってしまうことです。
球形の野菜は包み込むように持つと、親指が刃の下に来やすくなります。これを避けるためには、使用前にしっかりと親指の位置を確認し、ピーラーの刃から離れた位置に保つようにしてください。
4. 他の調理器具と一緒に保管する
ピーラーは適切な保管が必要です。正しく保管すれば4〜5年は持つ調理器具ですが、他の調理器具と一緒に引き出しに入れてしまうと、刃が他の物と接触して傷がついたり、劣化が早まることがあります。ピーラーは他の器具と触れないように立てて保管することで、長持ちさせることができます。
5. 洗った後に乾燥させずに収納する
ピーラーも他の刃物と同様、使用後はしっかりと洗い、完全に乾かしてから保管することが重要です。乾燥不足の状態で収納すると、刃が錆びる原因となり、その結果、ピーラーの性能が低下しやすくなります。使用後は、しっかりと乾燥させることを心掛けましょう。
ピーラーは刃物の1つ…取扱いに注意して安全に扱おう
いかがでしたか。ピーラーの使い方でよくある間違いを紹介しました。ピーラーは、非常に便利な調理器具ではありますが、実は立派な刃物の一つです。そのため、誤った使い方をすると怪我をする恐れがあります。
この記事で挙げた間違った使い方を参考に、皆さんも安全かつ正しくピーラーを使うよう心がけましょう。特に、子供が使用する場合や、料理初心者の方は、怪我しないよう特に注意が必要です。使用後はピーラーを適切に洗い、正しく保管して、その切れ味を長く保つようにしましょう。