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国によってマナーやルール、文化は大きく異なる
私たちが常識として取り入れている日本文化や日本独自のマナーは、海外の人から驚かれることも少なくありません。反対に、私たち日本人が海外へ行った際に海外の文化に驚かされることもあるでしょう。
このように、国によってその土地に根付いている文化は大きく異なります。些細な行動1つとってもルールやマナーが異なるため、何も知らずに失礼を働いてしまうことも…。
日本では問題ないジェスチャーが大きなトラブルに
中でもトラブルに発展しやすい行動が『ジェスチャー』です。日本国内では良い意味で行われるジェスチャーやハンドサインが、実はある特定の国では侮辱に当たるという事例も少なくありません。
旅行や出張で海外に訪れる際は、事前にその国の基本的な文化や注意すべき点などを予習しておくことをおすすめします。
海外で絶対してはいけない『ハンドサイン』5選
海外でネガティブな意味として捉えられてしまう『ハンドサイン』には、どのようなジェスチャーが該当するのでしょうか。場合によってはトラブルに発展する危険性もあるので注意しましょう。
1.中指を立てる、裏ピースサイン
中指を立てる行為は、日本国内でも相手を挑発したり侮辱する意味があるとしてタブー視されています。しかし、実は同じ意味を持つハンドサインに『裏ピース』があることをご存じでしょうか。
日本人は比較的温厚でトラブルを嫌う性格の人が多いため、このようなサインを見かけても気にせず無視する人が多いです。
しかし、海外では挑発的な行為として「喧嘩を売られた」と思わせてしまい、トラブルに発展するケースが珍しくないので気をつけましょう。
2.サムズダウン
親指を立てた状態で下に向ける『サムズダウン』は、相手を侮辱したり嫌いといった感情を強く向けるハンドサインとして日本でも知られています。
海外では「死ね」や「地獄に堕ちろ」といったより強い意味合いで捉えられることも多く、相手に強い不快感を与えるジェスチャーです。見ず知らずの相手や店員に行う人はいないと思いますが、気をつけてください。
3.OKサイン
日本では「いいよ!」「了解!」といった意味合いで使われることのある『OKサイン』。実は、フランスやブラジルをはじめとした多くの国々で「使えない奴」「お前は無能だ」といったハンドサインとして使われます。
特にブラジルでは「私は危険人物です」といった脅すためのハンドサインとして使われることもあるので、うっかり使わないよう気をつけましょう。
4.手招きをする
日本では「こっちに来て」という意思表示で手招きをすることがあります。しかし、海外の多くの国では「あっちへ行け」という逆の意味として捉えられることが多いので、使わない方が無難です。
手招きの意味を持つハンドサインとして、海外では手のひらを上に向けて指を曲げるといったジェスチャーがあります。日本では横柄な態度に思われそうですが、海外ではこちらの方が一般的です。
「そのジェスチャーだと失礼にならない?」と躊躇するようであれば、普通に英語で話しかけたり、アイコンタクトで合図してみてはいかがでしょう。
5.手のひらを向ける
手のひらを相手に向ける行為は、国によって違う意味で捉えられます。例えば、アメリカでは「お前の話はもう聞きたくない」など、相手を強く制止する意味合いが含まれます。
また、韓国では手のひらを向けた状態で振ってしまうと、「あなたは面倒臭い」「関わりたくありません」という意味も。
ギリシャで手のひらを向けるハンドサインは、相手に対して強い侮辱の意味が含まれるので絶対にやってはいけません。
良い旅にするため行き先の文化を事前予習しておこう
いかがでしたか。日本でタブー視されるハンドサインは、海外でより強いネガティブな意味を含むことが多いです。また、日本でOKとされているハンドサインが海外では侮辱にあたることもあるので、海外へ行く前に事前予習しておきましょう。