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お風呂の残り湯を洗濯に使っている割合はどれくらい?
お風呂で使った大量のお湯を、そのまま捨ててしまうのはもったいないですよね。お風呂の残り湯を利用して洗濯を行う人は、全体の約6割ほどを占めているといわれています。節約のために非常に大切なことではありますが、ここで注意したいのが衛生面です。
お風呂の残り湯で洗濯をするのは、衛生的に不安要素はないのでしょうか?
お風呂のお湯を洗濯で使用しても大丈夫?
お風呂の残り湯で洗濯を行っても大丈夫なのか、気になる衛生面についてまとめました。
洗濯でお風呂の残り湯を使っても大丈夫?
お風呂の残り湯を洗濯で再利用することは、もちろん可能です。いくつか条件はあるものの、特別汚れがひどくない場合は、一般的な利用方法で残り湯を再利用できますよ。以下のような状態の残り湯は、使用しないよう注意しましょう。
- 汗や泥の汚れ、皮脂などがたくさん浮いていて不衛生な状態になっている
- 入浴剤を使用している
- 尿など排せつ物が混入している恐れがある
- お湯を使って長時間間隔があいている
お湯そのものの衛生面が見るからに不安な状態のときは、残り湯を使った洗濯はおすすめできません。残り湯洗濯をする場合は、お風呂のお湯はできるだけ清潔な状態のものを使用しましょう。
また使用後一晩など長時間間隔があいている場合は、お湯の中で細菌が繁殖している可能性が高いです。細菌が大量発生している残り湯で洗濯をすると、洗濯物が臭くなってしまうかもしれません。
洗いだけで「すすぎ」は水道水を使用する方法も
洗濯の「洗い」だけをお風呂の残り湯を使って、「すすぎ」は水道水を利用することもできます。そうすることで、洗濯を行うとき「洗い」で使用した残り湯に細菌が発生したとしても、細菌を衣類に残さず洗い流すことができます。
「すすぎ」のみ水道水を使用するので、節水効果はしっかりとえられます。節約しつつ洗濯物もきれいに仕上がるので、「すすぎ」は水道水にするのはおすすめです。
お風呂のお湯を洗濯で使用するときの注意点
お風呂のお湯を洗濯で使用するときに注意すべき点は、以下のものがあります。
- 湯船をしっかりと洗った、清潔なお湯を使用する
- 身体に付着した皮脂や汗などのみではなく、ボディソープやシャンプーなどもしっかりと洗い流して湯船を使用する
- 入浴後、できるだけ早く洗濯で残り湯を使用する
お風呂の残り湯を洗濯に使用するのであれば、お湯はできるだけ清潔な状態にしておく必要があります。そのため、お湯を張るバスタブは清潔な状態にしておかなければなりません。体の汚れも十分に落とし、細菌の繁殖を防ぐためできるだけ早く残り湯を使用して洗濯を済ませてください。
お湯が温かい方は衣類の汚れを落としやすくなるので、細菌の繁殖も抑制できて一石二鳥!うまく残り湯を使用して、節水しつつ洗濯を済ませましょう。
まとめ
お風呂の残り湯を使って洗濯物をすることは、決して悪いことではありません。節水につながる方法ですが、残り湯の状態には十分に注意しましょう。