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冷蔵庫の寿命は意外と短い!買い替え目安は約9年
多くの家庭にとって必需品である冷蔵庫は、一般的には約9〜10年でその寿命を迎えます。メーカーは部品を約9年間保持する義務があり、この期間が冷蔵庫の買い替え目安となります。
しかし、国税庁のホームページでは、冷蔵庫の耐用年数が約6年と記載されています。実際には、10年に達する数年前から冷えない、たまに異音がするなどの壊れる前兆が現れることが多いです。
このため、冷蔵庫の不調が目立ち始めるのは約6年目、買い換えを検討するのは約9年目が適切だと言えるでしょう。
冷蔵庫が壊れてしまうNGな使い方5選
もし冷蔵庫が予期せず突然壊れた場合、それは使用方法に問題があるかもしれません。ここでは、冷蔵庫が故障する主な原因となる誤った使用方法をいくつか紹介します。これらの使い方に心当たりはありませんか?
1. 規定容量以上の食品を詰め込む
冷蔵庫に多くの食品を無理矢理詰め込んでいませんか?庫内に規定容量を超える食品を入れると、それらの食品を冷やすために冷蔵庫のコンプレッサーに過大な負荷がかかります。これにより、冷蔵庫自体にも負担が増え、寿命を縮める原因になります。
冷蔵庫内は余裕を持って食品を収納することが重要です。家族が増えたり、子どもの成長により冷蔵庫が小さく感じる場合は、買い替えを検討する時期かもしれません。
2. ドアを乱暴に開け閉めする
冷蔵庫のドアを開け閉めする際、「バン!」という大きな音がするほど強く扱っていませんか?ドアを乱暴に扱うことで冷蔵庫に衝撃を与え、壊れたサインを早める可能性があります。
また、ドアに取り付けられた部品が弱まり、徐々に開閉が困難になったり、閉まりにくくなるなどの問題を引き起こします。ドアは優しく丁寧に扱うことが大切です。
3. ドアを必要以上に開け閉めする
冷蔵庫のドアの開け閉めが頻繁に行われていませんか?特に子どもがいる家庭では、理由なく頻繁にドアを操作することがあります。しかし、これも冷蔵庫に不要な負荷をかける行為です。ドアを開けるたびに冷気が外に逃げ、その結果、冷蔵庫のコンプレッサーが必要以上に稼働して故障の原因となります。
4. 冷蔵庫の周りに家電製品を置いている
冷蔵庫は庫内を冷やすために周囲に熱を放出します。しかし、冷蔵庫の側面に家電製品、特に冷蔵庫の上に電子レンジなどを置いている場合、熱がうまく放出できず、庫内が冷えにくくなる原因となります。
これが原因で冷蔵庫が過剰に稼働し、早期に故障してしまう可能性があります。周囲の電化製品の配置を再検討し、冷蔵庫の放熱を妨げないようにしてください。
5. 熱いままの料理を冷蔵庫に入れる
熱々の料理を冷蔵庫に入れる人は多いですが、これは避けるべき行為です。熱い料理を入れると、冷蔵庫内に熱気がこもり、冷えにくくなるだけでなく、他の食品が傷む原因にもなります。
冷蔵庫内の温度が上昇すると、冷蔵庫が通常以上に稼動して故障のリスクを高めます。料理は常温程度まで冷ましてから冷蔵庫に保存するよう心がけましょう。
蔵庫を定期的に掃除することも長持ちの秘訣
冷蔵庫を長持ちさせるためには、庫内を定期的に掃除することが重要です。以下の手順で、3か月に1度のペースで冷蔵庫を清潔に保つことが推奨されます。
お手入れの手順
- 使用しない食品を使い切るか、冷蔵庫から出して電源を切る
- 庫内を除菌用アルコールスプレーなどで水拭きする
- 乾いた布などでしっかり乾拭きする
- 製氷機のフィルターやその他の部分に霜が付いていないか確認する
定期的な掃除により、冷蔵庫内が衛生的に保たれ、汚れやゴミが原因での故障を防ぎます。
冷蔵庫が壊れたら…修理するべき?それとも買い替えるべき?
もし冷蔵庫が壊れてしまったら、修理するか新しいものに買い替えるかの選択は難しいですね。その判断基準としては、購入からの経過年数を目安にすると良いでしょう。
冷蔵庫の部品はメーカーによって約9年間は保存されていますので、購入後8年以内であれば、メーカーに相談して修理費用の見積もりを取る価値があります。しかし、9年を超えると部品の在庫が少なくなり、修理費用が高くつく場合が多くなります。部品の入手が困難な場合は、性能の向上した最新の省エネ型冷蔵庫への買い替えをおすすめします。
冷蔵庫は正しく使ってなるべく長持ちさせよう!
今回は、冷蔵庫が壊れたサインや故障を招くような誤った使用方法についてご説明しました。
冷蔵庫は正しい使い方と定期的なメンテナンスを心掛けることで、約10年間はその性能を維持することが可能です。ただし、約9年が経過したら、性能の劣化や不具合が生じやすくなるため、新しい冷蔵庫への買い替えを検討するタイミングと考えると良いでしょう。