ウォシュレットが故障するNG行為4つ!原因別の対処法やお手入れ方法まで解説

トイレのウォシュレット

皆さんのご家庭にはウォシュレット機能つきのトイレはありますか?ウォシュレットはお尻を綺麗にする便利な機能ですが、非常にデリケートな製品でもあります。間違った使い方をすると故障することがあります。今回は、ウォシュレットが壊れてしまうNG行為や、原因別の対処法を解説します。

多くの家庭トイレに設置されている便利な『ウォシュレット』

洋式トイレ

現在、多くのご家庭のトイレには、ウォシュレット機能が搭載されています。日本の一般家庭でも広く普及しているウォシュレットですが、間違った扱い方をしていると故障してしまうデリケートな商品でもあります。

ウォシュレットが故障すると、センサーが正常に作動しなくなったり、場合によっては水漏れの原因となることもあるため、早めの対処が必要です。

ウォシュレットを故障させるNG行為4つ

ウォシュレットのリモコン

ウォシュレットはデリケートな製品です。間違った扱い方を続けると壊れてしまうこともあります。ここでは、ウォシュレットが壊れてしまうNG行為を4つ紹介します。

1. 酸性などの強い洗剤を使用する

ウォシュレットはデリケートな素材で作られているため、酸性などの強力な洗剤を使用すると、ノズル部分が割れてしまったり、ウォシュレット機能が故障する恐れがあります。ウォシュレット部分、特にノズル部分を掃除する際は、台所用の中性洗剤などの弱い洗剤を薄めて使用してください。

2. ウォシュレットに水をかけて掃除する

白い大理石の背景とウォシュレット付きのトイレ

ウォシュレットはトイレに備え付けられているため、防水耐性があると勘違いされがちです。しかし、ウォシュレット部分には電子機器が使われているため、直接水をかけると故障の原因になります。

また、水をかけることで漏電や感電の危険性もあります。ウォシュレットは、基本的に水を直接かけるのではなく、濡らした柔らかい布で優しく拭いて掃除する方法が正解です。

3. 便器掃除に使った洗剤を拭き取らず放置する

ノズルに使う洗剤と便器を掃除する洗剤は、洗浄力が異なります。便器を掃除した際、洗剤をしっかり流し切らず残ったまま放置すると、水を流した時に跳ね返り、強力な洗剤がノズルに付着する恐れがあります。

ノズルに付着した洗剤がウォシュレット本体内に入り込み、故障の原因になることがあります。便器掃除をした後は、必ず洗剤を残さず拭き取るか流し切るようにしましょう。

4. ノズルの先端を強く引っ張ったり回したりする

ウォシュレットのノズル

ノズルを掃除する際、ノズルの先端を強く引っ張ったり、回したりする方がいますが、この方法もNGです。デリケートなノズル部分は少し力を入れただけでも割れてしまい、故障原因となりやすいです。

ノズルを掃除する際は、先端を強く引っ張らず、優しく無理のない範囲で引き出すようにしましょう。自動洗浄機能がついている場合は、ボタンを押すだけで自動的にノズルを出し入れすることが可能です。

ウォシュレット故障の原因別対処法

トイレ掃除する女性

もしウォシュレットが故障してしまった場合、症状によっては自分で対処できることもあります。主なウォシュレットの故障症状は以下の通りです。

  • 水漏れ
  • ノズルがうまく作動しない
  • 温度調整が正しく調節できない
  • ウォシュレット機能が作動しない

ウォシュレットは原因別に対処することが大切です。ここでは、ウォシュレットの故障原因別に対処法を紹介します。

ウォシュレットの水漏れ

ウォシュレットのスイッチを切っても水漏れが発生している場合、ウォシュレットノズルやバブルユニットの部品故障が原因の可能性があります。

自分で修理する場合は、故障している部品をメーカーから取り寄せ、給水ホースを取り外して本体を分解し、部品を交換する必要があります。

ウォシュレットの構造に詳しくないと難しい作業なので、水漏れが起こった場合は、早急にメーカーやウォシュレットの修理業者に問い合わせて修理してもらいましょう。

トイレと床の間の水漏れ

トイレと床の間から水漏れが発生している場合、ウォシュレットの給水フィルターが汚れていたり劣化していることが原因です。

この場合は、まず給水フィルターを取り外し、掃除をして様子を見ましょう。フィルターを綺麗に掃除しても水漏れが改善されない場合は、給水フィルターが劣化している可能性があります。ホームセンターや通販で給水フィルター付水抜栓を購入し、取り替えることで対処できます。

ノズルから水が出ない

ウォシュレット付きトイレ

ウォシュレットを作動させてもノズルから水が出ない場合、給水フィルターの汚れが原因である可能性が高いです。この場合、以下の手順で給水フィルターを掃除することで解決できます。

  1. トイレの止水栓を閉める
  2. 給水フィルターを取り外し、歯ブラシなどで擦り洗いする
  3. 洗い終わった給水フィルターを元に戻す
  4. トイレの止水栓を開ける

この手順で給水フィルターは掃除できます。気になった際は、定期的に掃除を行うことで予防しましょう。

ノズルが出てこない

ウォシュレットのボタンを押してもノズルが出てこない場合、跳ね返った汚水などがノズルに付着し、固まっていることが原因です。ノズルを綺麗に掃除することで解決できます。

ノズルを優しく手で引き出し、歯ブラシなどで擦り洗いするだけで掃除が完了します。ノズルの出が悪くなったと感じた時は、ノズル部分を掃除しましょう。

ウォシュレットの正しいお手入れ方法

ウォシュレットの掃除

最後に、定期的に行いたいウォシュレットの正しいお手入れ方法を解説します。ウォシュレットのお手入れは、基本的にトイレ掃除を行うタイミングでノズル部分を掃除します。

ノズル掃除機能がついたウォシュレットの場合

ウォシュレットの中には、ノズルの自動洗浄機能がついているものもあります。ノズル掃除機能がついたウォシュレットの場合、以下の手順でノズルを掃除します。

  1. ノズル掃除機能のスイッチを押し、洗浄が終わるのを待つ
  2. 薄めた台所用の中性洗剤などを柔らかい布に含ませ、ノズルを優しく拭く
  3. ノズルおそうじのスイッチを押してノズルを収納する

この3ステップで簡単に掃除が完了します。週に1回を目安に行うとよいでしょう。

ノズル掃除機能がついていないウォシュレットの場合

ノズル掃除機能がついていないウォシュレットの場合は、手動でノズルを優しく引き出し、トイレ用クリーナを染み込ませたトイレットペーパーなどで拭きます。この時、ノズルを強い力で無理に引っ張ると壊れやすいため、必ず優しい力で引き出すようにしましょう。

ウォシュレットは正しく掃除をして故障を防ごう

トイレのウォシュレットのボタン

いかがでしたでしょうか。ウォシュレットは非常にデリケートな製品です。清掃時に間違った方法を使用すると、故障原因になります。

正しいお手入れ方法を守り、長く使えるようにしましょう。定期的なメンテナンスと適切な使い方で、ウォシュレットの機能を最大限に活用し、快適なトイレ環境を維持しましょう。

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