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食品の加熱や調理に便利な『電子レンジ』
電子レンジは料理の温めや冷凍食品の解凍に活躍する家電で、手軽に料理を楽しむためのレシピが多く公開されています。しかし、電子レンジを取り扱う際には、その使い方に注意が必要です。
取扱説明書には、電子レンジでの基本的な使い方だけでなく、避けるべき食器や食材の情報も記載されているため、使い始める前に必ず目を通すことが大切です。
電子レンジで使用不可な食材や食器がある
「電子レンジで使ってはいけないもの」には、加熱するべきでない食材や食器が含まれています。皆さんは、電子レンジで加熱してはならない食器について知っていますか?
このような食器を電子レンジで加熱すると、内部で火花が散ったり、装飾が剥がれたりするなどのトラブルが発生することがありますので、注意が必要です。
電子レンジで使用すべきでない食器7選
電子レンジは非常に便利ですが、使用上の注意も必要です。ここでは、電子レンジで絶対に使用してはいけない食器を7種類ご紹介します。知っている方も多いかもしれませんが、再確認してみましょう。見落としがあるかもしれません。
1.金属製の食器
金属製の食器は電子レンジでの加熱が禁止されています。加熱すると、電子レンジ内で電磁波と金属が反応し、火花が散ります。この火花が食品に引火すると発火現象が発生し、電子レンジ自体にもダメージを与えることがあります。
また、部分的に金属が使用された装飾食器も電子レンジでの使用は不可です。日常使用している食器に金属の装飾がないかを再確認してください。
2.メラミン加工の食器
メラミン加工を施した食器も、電子レンジでの使用は避けるべきです。電子レンジで加熱すると、食器全体が熱を帯び、ダメージを受ける可能性があります。この結果、食器に焦げやひび割れが生じることがあり、最悪の場合、食器が破裂して割れる危険も伴います。
3.漆器
漆器は、贈り物として受け取ると喜ばれるアイテムですが、電子レンジでの使用は避けるべきです。電子レンジで加熱すると、漆塗り部分が剥がれてしまい、見た目の豪華さが損なわれます。修理は可能ですが、高額な費用がかかるため、電子レンジの使用は控えましょう。
4.陶器
陶器は強度が比較的低いため、電子レンジで加熱すると色褪せやヒビが生じる可能性があります。何度も電子レンジで加熱すると耐熱性が低下し、最終的には破損することがあります。
5. 耐熱性が明記されていないガラス食器
加工されたガラス食器は増えており、電子レンジで加熱できるタイプも見られます。しかし、耐熱性が確認できないガラス食器を電子レンジで使用すると、割れるリスクがあり、非常に危険です。使用する際は、「耐熱ガラス容器」と記載されているものを選び、安全を確保してください。
6.耐熱温度が低い樹脂製食器
樹脂製食器、特にプラスチック製の食器は電子レンジで使用可能なものも多いですが、耐熱温度が低いタイプは避けるべきです。電子レンジの電磁波で150℃に達することがあるため、耐熱温度がこの温度以下の食器は使用しない方が賢明です。
7.紙製・木製の食器
多くの方がご存知かもしれませんが、紙製や木製の食器は電子レンジでの使用が厳禁です。一部には電子レンジ対応と記載されている製品もありますが、長時間加熱すると発火や変形の危険が伴います。
電子レンジで使ってはいけない食器を使用するとどうなる?
前述の電子レンジで使用不可の食器を加熱すると、さまざまな問題が発生します。具体的には以下のようなトラブルが考えられます。
- 火花が飛び散る
- 発火
- 溶解
- ヒビや破損
- 装飾の剥がれ
これらの危険性が高いため、電子レンジの取扱説明書に記載されている注意事項を守り、使用すべきでない食器の使用は避けるべきです。
食器に記載されたマークを必ず確認する
電子レンジの取扱説明書だけでなく、食器自体に記載されているマークの確認も重要です。中にはガラス製のように電子レンジ対応の食器もありますが、紙製や木製の食器のように、記載されていても長時間の加熱は避けるべきです。常に細心の注意を払い、食器を正しく使用しましょう。
電子レンジは便利!でも取扱説明書は必ずチェックしよう
いかがでしたでしょうか。電子レンジで使ってはいけない食器を誤って使っていた方もいるかもしれません。再度、ご家庭の食器を見直し、電子レンジ対応かどうかを確認しましょう。
特にプラスチックやガラスなど、材質によっては注意が必要です。安全に使用するために、取扱説明書の指示に従い、適切な食器のみを電子レンジで使いましょう。