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『タンス預金』、していますか?
タンス預金をしている家庭は、年代によって少し差があります。とはいっても、タンス預金を作っている家庭は、少なくありません。
なんとなく現金をある程度手元に置いておく方が安心という気持ちはわかりますが、タンス預金にはメリットだけでなくデメリットがあることを把握しておきましょう。
タンス預金をするメリット
タンス預金をするメリットとは、以下のものがあります。
急な出費があっても工面できる
急な出費の中でも一番大きなものになりやすいのが、お葬式です。結婚式は日取りが決まっているのでお金を工面する暇がありますが、お葬式はいきなりやってきます。しかもお通夜の当日に、今日お通夜があることを聞かされ、翌日にはお葬式というパターンも多いです。
こういった急な出費のとき、タンス預金を作っておくと、慌てずにお金を工面できます。
銀行が休みの時に現金が必要なとき、焦らずに済む
銀行が休みの日に限って、来客などで急にお金が必要になることもありますよね。タンス預金があると、このような場面でも慌てずにお金が出せます。出した金額は、銀行が営業している時間に再度引き出しておけば、タンス預金が減ることはありません。
万が一のとき、慌てずに済む
万が一の事態とは、以下のものがあります。
- 銀行の破綻
- 貯金通帳の名義の人が突然亡くなったなど
いつどこで、なには起きるかわからない世の中です。そのため、上記のようなことが起きたときタンス預金があると、非常に助かります。
タンス預金をするデメリット
タンス預金のデメリットは、以下のものがあります。
泥棒に持って行かれやすい
泥棒は、タンス預金を狙いやすいです。そのためタンスは泥棒が入ると、真っ先にタンス預金やへそくりがある場所を探られます。泥棒はタンス預金を隠してる可能性がある場所の目星をつけていることが大半なので、奪われてしまう可能性が非常に高いです。
タンス預金の金額が大きい場合は、奪われた金額も多きくなるため、損失が大きくなるのは言うまでもありません。
利息が付かない
銀行にお金を預けておけば、非常に微量ではありますが、利息が付きます。昔のように利息だけで生活していくことは一般市民では難しいものの、小さなお金を積み立てることは可能です。
しかしタンス預金だと、小さな利息も付きません。現金のままの金額を、ため込むことになります。
トラブルの種になりやすい
タンス預金の金額が大きくなるほど、トラブルの種になりやすくなります。
- 旧通貨が使用不能になると、お金としての価値がなくなる
- 相続のときに見つかると、家族間でもめる原因になる
- 保管場所を忘れる
- インフレのとき、お金の価値が下がる
お金が絡むトラブルが起きてしまうと、人間の隠れた一面が垣間見えることが多いです。それがきっかけで、最悪の場合今までの関係が破綻して絶縁することになってしまうこともあります。
まとめ
タンス預金を作ることには、メリットとデメリットがあります。どのようなものがあるのかを把握し、自宅でタンス預金を作るかなどを検討しましょう。