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日常生活に潜むスリ被害の実態
観光や街中での移動中、海外旅行などの人が多い場所に行くと、スリに十分注意しているにも関わらず、なぜかいつも狙われてしまう…という人がいます。
スリは多くの人の中から盗みやすい人を瞬時に見極めています。そのため、以前に大切な物を盗られた経験があるという人は特に注意が必要です。
今回は、スリの被害に遭いやすい人に共通している特徴を紹介します。スリに遭わないよう注意すべき点も紹介しているので、初めての場所に行く際は事前にチェックしておきましょう。
スリに遭いやすい人に共通する5つの特徴
スリ被害に遭いやすい人には、どのような特徴があるのでしょうか。海外のみならず、日本国内でも初めて行く観光地ではスリに遭わないよう対策を怠らないでください。
1. スリが狙いやすいバッグを使っている
スリは、パッと物が取れるバッグを見つけ出して、音もなく目的の物を盗みます。
- リュックサック
- ファスナー付きではないショルダーバッグ
- 斜め掛けバッグ
チャックがついていたとしても、背中など自分の視界から外れた場所にバッグを持っている場合は、スリに狙われやすくなります。特に観光地では、バッグを体の前で抱えておくと安心です。
2. ポケットに財布を入れている
ズボンの後ろポケットに財布やスマホを入れた状態で歩くのは、非常に危険です。電車などの混雑した場所であれば、貴重品が盗まれてしまうリスクは高くなります。
また、スリに遭わなくても落として失くしてしまう危険性もあるでしょう。
チェーンなどをつけていたとしても、スリは中身だけを抜き取ることもできます。したがって、ポケットに財布などの貴重品を入れて移動するのはやめましょう。
3. ブランド品を身に着けている
観光や旅行など楽しみにしている場所に行くときは、思い切りおしゃれをして出かけたいと考える人も多いでしょう。しかし、誰が見てもわかる超有名ブランドのバッグなどを持ち歩くのは、なるべく控えるべきです。
ブランド品は高価なので、中古品としての買取価格も低くありません。
また、「ブランド品を持っている=それだけの財力がある」と判断されてしまうため、スリから見ると所持金も期待できる獲物なのです。
4. ながら歩きに集中している
初めての場所では、地図や観光案内のパンフレット類が手放せません。スマホにも周辺の情報がたくさん入っているため、手元に気を取られがちになることも。
スリは、そんな「ながら歩き」をする人を見逃しません。また、友人や恋人、家族との会話に夢中な人もターゲットになりやすいので注意しましょう。
5. 荷物で両手がふさがっている
遠い場所への旅行や出張になると、手荷物が多くなりがちです。リュックに旅行ケースなど、多くの手荷物で両手がふさがりやすくなりますが、スリにとっては両手が使えない状態の人ほど格好のターゲットになります。
盗んでもすぐに手が出せない状態ですし、見た目だけで観光客やこの辺りに住む人ではないと判断できます。
なるべく荷物はひとつにまとめ、お弁当などの手放せるゴミ類は早めに近くのゴミ箱に捨てて、片手は自由に使えるようにしておきましょう。
スリ被害に遭わないための注意点
外出先や旅行先でスリに遭わないよう、事前に予防策を講じておくことはとても大切です。
- ポケットに貴重品を入れない…財布・スマホ・パスポートなど
- ファスナー付きのリュックやバッグを持つ…体の前で抱え持つ
- 机や椅子にカバンを置きっぱなしにしない…通り際の持ち去りを防ぐ
- 周辺の人や状況に目を向ける…視野を広く持ち、怪しい人から距離を取る
万が一バッグを盗まれたときのために、スマホやデジカメで自分のバッグと所持品すべての写真を撮っておきましょう。いざというとき、証拠として重宝します。
まとめ
スリに遭わないためには、常に警戒心を持つことが重要です。特に観光地や混雑した公共の場では、自分の持ち物に注意し、スリのターゲットになりやすい行動を避けるよう心掛けましょう。
今回紹介した特徴に心当たりがある場合は、特にその改善に努めることが大切です。日々の生活の中で、これらの点に注意を払いながら、安全な行動を心掛けることで、スリ被害を防ぐことができます。どんなに注意深くても、万が一の事態に備えて、バッグや財布の中身を最小限にしておくことも大切です。