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ゴキブリが巣を作りやすい6つの場所!
暖かくなると活動を始めるゴキブリは多くの人が苦手と感じるものです。ゴキブリは普段は単独で行動することが多いですが、仲間のフンがある場所に寄ってくる性質を持っており、そのために集団で生活していることがあります。ゴキブリが集まりやすい巣となりやすい場所をご紹介しますので、増える前に手を打ちましょう!
1. ゴミ箱
ゴキブリは非常に優れた嗅覚を持っており、室内外問わず、ゴミ箱から漂う食べ物の臭いを感じ取ると侵入してきます。
一度侵入経路を覚えると、その臭いを記憶して繰り返し訪れると言われています。特に生ゴミが入ったゴミ箱はゴキブリを強く呼び寄せる場所です。さらに、ゴミ箱が壁際や狭い隙間に置かれることが多いため、これが死角となり、ゴキブリの巣が形成されやすくなります。
《駆除するコツ》
- 臭いが漏れないように蓋付きのゴミ箱を使用する
- 定期的にゴミ箱を空にする
- ゴキブリが寄ってくる原因となるため、ゴミ箱は屋外に置かないようにする
- 忌避剤や毒餌タイプの駆除剤を配置する(屋外用のゴミ箱には特に野外用の駆除剤を推奨))
2. キッチンの食器棚や冷蔵庫の下、排水管付近
食器棚は日が当たらず隅が多く、ゴキブリが隠れるのに適した場所です。また、油やお酒などの調味料はゴキブリが好む食料です。
冷蔵庫の下や電子レンジの裏側など、暖かくて暗く狭い場所は、ゴキブリが巣を作りやすい環境です。こうした場所ではしばしば複数のゴキブリが潜んでいます。また、シンク下の湿気の多い排水管付近にもゴキブリが発生しやすいため、注意が必要です。
《駆除するコツ》
- 調味料の注ぎ口を拭いて液だれがないようにし、しっかり蓋をする
- 調味料を密閉できる場所や冷蔵庫で保管する
- 冷蔵庫の下や食器棚の裏を定期的に掃除してホコリを溜めない
- 食器棚や冷蔵庫の近くに毒餌タイプを設置して迅速に駆除する
- キッチンでの駆除にはアルコールや殺虫剤を使う際は、火気に注意する
- 棚の裏や冷蔵庫の下に粘着シートの捕獲タイプを置く
3. 本棚やクローゼット
本棚やクローゼット、収納庫にはゴキブリが住み着く隙間がしばしば存在します。クローゼットは適度に湿気が保たれ、薄暗いため、ゴキブリが好む環境です。また、押し入れや収納スペースに空気が流れる構造や、小さな穴や隙間があると、ゴキブリの侵入が容易になります。
《駆除するコツ》
- 本棚には本を奥までしっかりと収め、隙間を作らないようにする
- 晴れた日には風通しを良くして除湿を行う
- 毒餌タイプを置き、ゴキブリを見つけ次第、殺虫剤で迅速に駆除する
- 棚の裏に隙間がある場合は粘着シートの捕獲タイプを使用する
4. ダンボール
ダンボールは、その保温性と保湿性がゴキブリにとって魅力的です。波状の構造が暖かい空気と湿度を保持しやすく、ゴキブリの繁殖に適しています。
ダンボールを重ねることで生じるわずかな隙間や暗い隅は、ゴキブリにとって理想的な隠れ場所になります。また、ダンボールの紙質自体がゴキブリにとって食料源となり得ますが、ホコリが付着するとさらに魅力的になります。
《駆除するコツ》
- 使用しないダンボールは速やかに処分する
- ダンボールは密着させて隙間なく保管する
- ダンボールにホコリやゴキブリが侵入しないよう、ビニール袋で包んでしっかりと封をする
- ダンボールを使用する際や受け取る際は、ゴキブリの卵がないか確認する
- ゴキブリの卵を発見した場合は、殺虫成分ではなく熱湯を使用して駆除する
5. エアコン
冷房が稼働中であっても、エアコン内部は熱を持つことがあります。この保温性や発生する水滴、ホコリは、エアコンの内部をゴキブリが集まりやすい場所にします。
屋外に設置された室外機には排水のためのホースがあり、このホースはゴキブリの侵入経路となります。ホース内部は常に湿気があり、暗く狭いため、ゴキブリにとって非常に快適な環境です。
《駆除するコツ》
- フィルターを定期的に掃除し、ホコリを除去する
- エアコンの内部の湿度を管理し、使用後は送風モードで約30分間運転する
- エアコンの上部や室外機の下に毒餌タイプを設置する
- ホースの入り口に専用キャップをすることで、侵入経路を遮断する
6. 観葉植物
観葉植物は、湿度と栄養豊かな肥料があるため、土が床よりも温かく、ゴキブリが集まりやすい場所になります。鉢の中で落ちた葉がそのままになっていると、ゴキブリにとって見えにくい環境ができ、巣を作る可能性が高まります。
《駆除するコツ》
- 落ち葉やゴミはこまめに除去する
- 近くに毒餌タイプを配置する
- ゴキブリが苦手とするハーブ類、例えばミントやハッカ、レモングラスなどを植物の近くに置く
空間全体の駆除には「くん煙・くん蒸タイプ」が効果的
ゴキブリは集団で行動するため、集まりやすい場所が存在します。局所的な対策だけでは、他の場所に隠れてしまう心配があります。そのような場合、空間全体に殺虫成分を行き渡らせる「くん煙・くん蒸タイプ」の使用が適しています。
まとめ
いかがでしたか?今回ご紹介した6つの場所は、ゴキブリが巣を作りやすい環境としてよく知られています。ゴキブリは温かく、湿度が高く、食べ残しやホコリが多い場所を好むため、これらの条件を満たす場所への注意が必要です。
今回お伝えした駆除のコツを活用し、ゴキブリが好む環境を作らないよう努めましょう。また、ゴキブリの発見次第迅速に対処することが重要です。ゴキブリ対策は日常の小さな注意と継続的な努力が鍵ですので、ぜひ実践してください。