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子どもが言うことを聞かない理由とは
子どもが言うことを聞いてくれないと、困りますよね。どうして子どもが言うことを聞いてくれない事態を、招いてしまうのでしょうか?
- 反抗期で、なにを言ってもこちらの言うことに否定的な態度を取っている
- 子どもの言っていることをなんでも頭ごなしに否定しており、子どもが我慢の限界にきている
- 子どもの甘えによるわがままなど
子どもが言うことを聞かないことには、いろいろな理由があります。子どもの年齢や普段の接し方などを振り返って、子どもが言うことを聞かない理由を突き止めましょう。
子どもが言うことを聞かないときに、親がやるべきではない5つのタブー
子どもが言うことを聞かないときに親がすべきではない行動とは、どのようなものがあるのでしょうか?
1.感情に任せて怒鳴る
感情に任せて子どもを怒鳴りたい気持ちはよくありますが、これをやってしまうと子どもが委縮する可能性があります。親から嫌われた、見放されてしまったという気持ちになりやすく、子どもの自己肯定感が軒並み低下してしまう可能性が高いです。
2.脅すことを言う
子どもが言うことを聞かないからといって、脅すようなことを言うのはよくありません。
- 「鬼(子どもが怖がっているもの)に電話するよ」
- 「パパ(子どもが怖いと思っている対象)に言いつけるからね」
- 「学校の先生に言うよ」
- 「家から追い出すからね」
- 「殺すぞ」
- 「もう金銭援助はしない(お小遣いをあげない)」など
子どもの存在を否定したり、子どもが恐れている存在をちらつかせるのはよくありません。また、子どもの生命を脅かすようなことを言ってしまうのもよくありません。
3.子どもの好きなものを取り上げる
子どもが言うことを聞かないからといって、子どもが好きなものを取り上げてしまうのはNG。
- ゲーム
- テレビ
- まんが
- タブレット端末
- スマホなど
子どもの好きなものを取り上げても、子どもは反省しないことが多いです。ゲームやスマホなどの使い方については、子どもと定期的に家族会議をして使い方を話し合いましょう。
4.暴力を振るう
子どもが言うことを聞かないからといって、暴力で言いなりにさせるのはよくありません。
- 叩く
- 蹴る
- 殴る
- 冷水や熱湯をかける
- タバコの火を押し付けるなど
言うまでもなく虐待行為であり、日常で気になってしまうと取り返しがつきません。冷水や熱湯、タバコの火の押し付けは、しつけの範疇を超えています。
5.ほかのきょうだいと違う扱いをする
ほかのきょうだいと明らかに違う扱いをすると、子どもの心に深い傷を残す原因になります。
- きょうだいにはおやつがあって、自分だけない
- 自分だけご飯をよそってもらえない、おかずが少ない
- 自分だけ褒めてもらえない
- 自分だけ名前を呼んでもらえないなど
ほかのきょうだいとの明らかな差別化は、子どもの心に深い傷をつけます。
子どもが言うことを聞かないときの対処方法
子どもが言うことを聞かないときの対処方法は、以下のものがあります。
- 事前にこちらの予定を伝えておく
- 感情的にならず、こちらはあくまでも冷静に対応する
- 時間に余裕をもって接する
- 子どもの言い分を聞く
- こちらの言い分も伝えつつ、子どもの言い分も聞いて着地点を見つける
相手が自分の子どもであっても、子どもを見下すようなことはしてはいけません。子どもの意見にもしっかりと耳を傾け、お互いしこりが残らないような話し合いをしましょう。
まとめ
子どもが言うことを聞かないとき、ついかっとなってしまいがちです。しかし、感情に任せて相手と接すると、子どもも気分がよくありません。双方ともに納得できるような話し合いを重ね、折り合いをつけていきましょう。