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海外の水、飲むのは危険かも…
海外は、水道水と飲料水の扱いが別個になっています。そのため、日本にいるときと同じような感覚で水道水を飲んでしまうと、水当たりの症状が出るかもしれません。
- 腹痛
- 下痢
- 吐き気
- 嘔吐
場合によっては重篤な症状を引き起こしてしまうかもしれないので、水道水が飲めない地域に行く場合は注意してください。
なぜ海外では『水道水が飲めない』と言われているの?
なぜ海外の水道水は、日本のように飲むことができないのでしょうか?
水源が確保できていないため
国によって、地形はさまざまあります。日本のように緑が多い環境や島国であれば、水源の確保で争いが起きることはありません。しかしアフリカやオセアニアなどの干ばつ地域で水源が国をまたいでいるとなると、水をめぐって争いが起きやすくなります。
また、人口が増加し、それに伴う水源の確保ができていないとなると、飲み水の確保が難しくなります。インフラ整備も難しくなるので、水を飲むのは危険です。
水道インフラの整備ができていないため
先進国であれば、水道インフラが十分に発達しているというわけではありません。アメリカや中国などの大国は、国そのものの土地が広いので、水道インフラを整えるためには膨大な資金が必要になります。
そのため、水道インフラの整備をある程度整え、飲み水ではなく生活用水として使用できる程度に整えているのです。
水質が悪い
水質そのものが悪いと、水が飲める状態にはならない可能性が高いです。
- ゴミがたくさん捨てられている
- 水源にいろいろな薬剤や工業用水が流れ込んでいる
- 未処理の生活用水が流れているなど
水質を改善して水道インフラを整えない限り、水道水を飲むことは難しいといえます。
安心して水道水を飲むことができる12か国
海外に行くならば、水道水が飲める地域に行きたい!そういった場合は、以下の日本を含む12か国を訪れるのがよいでしょう。
- オーストラリア
- アイスランド
- アイルランド
- フィンランド
- ノルウェー
- スウェーデン
- オランダ
- セルビア
- モンテネグロ
- デンマーク
- ニュージーランド
- 日本
水道インフラ設備を充実させるためには、莫大な資金と手間と時間が必要です。そのため、限られた国しか水道水を飲むことはできません。飲むことそのものは可能ですが、飲むとき注意が必要な国は、32か国あるといわれています。
自分が訪れようと思っている国の水質事情は、体調不良を避けるためにもしっかりと把握しておきましょう。
まとめ
水道水を飲むことは、日本人が思っているよりも非常にハードルが高いことです。そのため、海外旅行を考えているときは水道水が飲めるかどうかを事前に確認しておきましょう。