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お仏壇が持つ意味
幼い頃から仏壇があるのが当たり前の状態で暮らしていると、どうして家に仏壇があるのか疑問を持たないこともあります。
仏壇は、信仰しているお仏像や先祖の位牌などを祀って、供養するためのものです。正しい方法でい手入れをして、キレイな状態を保ちましょう。
なぜ『お仏壇』は必要なの?
お仏壇が必要な理由は、以下のものが考えられます。
亡くなった家族を身近に感じるため
仏壇は、亡くなった家族のために、花を手向けお菓子を備えて手を合わせる場所です。遺影も近くに飾られているので、亡くなって体はなくなってしまったとしても、故人の存在をより強く感じやすい場所といえます。
毎日手を合わせることで故人をより身近な存在と感じやすく、大切な人を失った悲しみを癒し、悩んだときなどに故人に語り掛ける場としても使用されています。
家族の存在をより身近に感じるため
故人の存在があるからこそ、今の家族の存在ををより身近に感じやすく面も、仏壇は持っています。命のつながりに感謝し、毎日手を合わせることで今命ある大切な家族をより身近に感じやすくなる効果もあるのです。
他人同士が結びついて家族となり、代々命を引き継いでいくことは、奇跡の連続といっても過言ではありません。自分の存在があるのは仏壇に眠るご先祖様の存在があるからなのです。
目に見えないものを敬う心を養う
人間は、死ぬと骨になって骨壺に入り、身体を失います。目には見えない存在となりますが、仏壇を通して目には見えないものを敬う心を養いことはできます。
目には見えない存在に毎日手を合わせることえ、より身近な存在に感じやすくなり、守ってもらえているような気持になる人もいますよ。
お仏壇のメンテナンス方法
お仏壇の正しいメンテナンス方法は、以下のものがあります。
- お仏壇を掃除することをご先祖様に一言告げて、窓を開けて換気する
- 写真がある場合は取り出し、柔らかい毛払いでほこりを取り除き、柔らかい布で拭く…目が粗いものや水気を含んでいるものを使うと、劣化するのでNG!
- 仏壇の中に収納されているものを、先ほどと同じ手順で掃除する…おりんは素手で触るのはNG。香炉の灰は、命日など年に一回入れ替えを行う。
- 仏具や写真を、仏壇の元あった場所に戻す
- ご先祖様に、仏壇の掃除が終わったことを報告する
仏壇掃除の基本は、柔らかな素材を使って掃除をすることです。漆や金箔といったデリケートな素材をふんだんに使用しているので、水気は厳禁とされています。全体を柔らかな布などで拭いてほこりが溜まらないよう管理すると、ご先祖様も喜びますよ。
まとめ
仏壇が存在捨ている理由や必要性は、さまざまあります。自宅の仏壇に手を合わせ、正しいメンテナンス方法を実践していつまでもきれいな状態をキープしましょう。