目次
生卵、そのまま食べて大丈夫?
生卵を割ったとき、卵の殻の中から以下のものが出てきます。
- 黄身
- 白身
- ブラットスポット…赤い点で食べても問題ない
- 白いひものようなもの
口当たりがよくないからと、白いひも状のものは箸でつまんでポイっと捨ててしまい人が多いのではないでしょうか?今回は、生卵に見られやすい白い糸の正体について解説していきます。
生卵についている『白い糸』の正体とは?
生卵についている白い糸の正体は、以下の通りです。
白い糸の正体は『カラザ』
白い糸は、黄身に引っ付いていたり、黄身周辺にあることが多いです。白いひもの名前は、カラザといいます。
カラザは、黄身を卵の中央部分に安定させる効果を持っています。そのため黄身に張り付いていて、取り除きにくいのです。カラザには、黄身を衝撃から守る効果も持っています。
『カラザ』、食べても大丈夫?
カラザはひものような見た目ですが、栄養満点でぜひ摂取したい部分です。カラザに含まれている栄養素は、主に以下のものが挙げられます。
- カルシウム
- リン
- 鉄
- ミネラル
- カロチン
- ビタミンB1・B2
- シアル酸など
上記のように、栄養豊富!特にシアル酸は、風邪やインフルエンザを予防する効果も持っています。また、昨今がんを予防する効果も期待できるとされているので、どんな年齢層の人でも積極的に摂取したい栄養素といえます。
生卵を食べるときの注意点
生卵を食べるときの注意点は、以下のものがあります。
- 賞味期限を大幅に超えていないか
- 殻に亀裂が入った状態で、冷蔵保存していないか
- 卵を割ったときに、異臭や変色がないか
- 卵の白身や黄身の部分に、殻が入っていないか
- 卵を割って数日保存しているなど、時間が経過していないか
- 温度差が大きな場所に置いていなかったか
生卵は、その名の通り生ものです。そのため、賞味期限には十分注意しましょう。特に夏場は、生ものが劣化しやすい季節です。卵を生の状態で食べるときは、賞味期限に十分注意しましょう。
また、賞味期限に限らず殻にひびが入っている状態、殻を割って生卵をお皿に出してしまっている状態になっているときは、賞味期限に限らず早めに消費しましょう。生卵は細菌が繁殖しやすい食材なので、割ったり亀裂が入ってしまったものは、できるだけその日のうちに消費しましょう。
まとめ
生卵を割ったときに黄身に貼り付いている白い糸のようなものの正体は、『カラザ』という栄養を豊富に含んでいる部分です。見た目は少しグロテスクですが、栄養価が高のでぜひ摂取しましょう。