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気になる他のお宅の食費事情「1ヵ月の食費ってどれくらい?」
皆さんのご家庭は、1ヵ月の食費にどれくらいの金額がかかっていますか。ここ数年は食材の価格も高騰しているため、食費が高くなっていくことに不安を感じている方も多いでしょう。
しかし、他のご家庭の食費事情を尋ねる機会もそうそうありません。そのため、我が家の食費が多いのか、それとも平均的な金額なのか判断が難しいですよね。
一般的には月収の約15%程度が理想といわれています。現在、平均世帯所得が545万円なので、単純計算で月の世帯収入が約45万円だと仮定すると、1ヵ月に食費にかける金額は約6万5000円〜7万円前後が理想です。
我が家はかかりすぎ?世帯人数別の『平均食費』をチェック
1ヵ月の食費は世帯人数によっても大きく異なります。ここでは、世帯人数別の『平均食費』を確認していきましょう。
1人暮らしの平均食費
1人暮らしの平均食費は、約39,000円と4万円台に超えない程度の金額が食費に充てられていることがわかります。
また、1人暮らしの人は、食費の3分の1以上が外食費やインスタント食品などに充てられている傾向にあります。自炊をするよりも軽い外食やインスタント食品、コンビニ弁当の方がコスパが良いと考えている方が多いようです。
2人暮らしの平均食費
2人暮らしの平均食費は、約68,000円と1人暮らしの2倍に届かない程度の金額が食費に使われているようです。
調査による内訳を見てみると、外食費は7,000円程度と1人暮らしの人とさほど変わりはありません。2人暮らしになると食費に対する意識が変わるため、パートナーと一緒に自炊をする機会が増えることで外食費が抑えられているようです。
3人暮らしの平均食費
3人暮らしの場合、夫婦に子ども1人という家族構成が多いです。すると、平均食費は約81,000円とやはり高くなりがちです。
ただし、単純に1人暮らしの人の3倍の費用がかかっているわけではなく、約2倍の費用に抑えられているたことがわかります。
子どもに十分な食事を与えつつ、節約も意識しなければならないため、基本的に自炊が中心となり、月に1〜2回、外食や出前を利用するご家庭が多いようです。
4人暮らしの平均食費
4人暮らしとなると、夫婦に子ども2人といった家族構成が多いです。また、年齢層が上がると、片方の両親と一緒に夫婦が共同生活しているケースもあるようです。
4人暮らしの平均食費は、約88,000円と3人暮らしの食費と比べると7,000円ほどの差に留まっています。
内訳を見ると、より食費の節約意識が上がり、インスタント食品や外食にかける金額が抑えられている印象を受けます。
子どもの年齢が上がるにつれて食費も高額に
今回紹介した『平均食費』は、あくまで同じ世帯人数のご家庭の平均金額です。子どもの年齢が低い時期は平均金額よりも下回る傾向が強く、子どもの年齢が上がるにつれて食費も高額になる傾向が見られます。
したがって、子どもの成長も食費に大きな影響を与えることを考慮して、食費の使い方に対する考え方を改めましょう。
食費を抑えるために意識すべき節約ポイントは?
食費を抑えるためとはいえ、食べる量を減らすことは自分にとっても家族にとっても悪い影響を与えかねません。
食事の量を減らさずに食費を抑えるためには、以下のような節約ポイントを押さえて家計を管理しましょう。
- 基本的には自炊を中心とした生活に
- 安い食材を軸として献立を立てる
- 1週間の食費にかけられる予算内で献立を立ててまとめ買する
- 買い物リストを作り、リスト内にあるものだけを買う
- 一度に大量に作って作り置きとしてストックしておく
- 全て自炊が難しい場合は1〜2品をスーパーの惣菜にする
食費を節約するためには、基本的に自炊が中心となります。その上で、近くのスーパーで安くなっている食材をチェックし、それらの食材を中心に献立を立てる習慣をつけましょう。
また、1週間分予算内で献立を立てて、なるべくまとめ買いするという方法も無駄遣いのリスクが減るため節約につながります。余計なものを買ってしまいがちな人は、このように買い物に出かける頻度を減らすと良いでしょう。
しかし、自炊に慣れていない人や料理が苦手な人は、いきなり毎日自炊するというのはハードルが高いと思います。その場合は、平日はスーパーのお惣菜を活用しつつ休日は自炊するなど、少しずつ取り入れて行きましょう。
少しずつ食費を抑えて家計の圧迫を軽減しよう
いかがでしたか。食費の節約は簡単ではありませんが、ポイントを押さえて意識することで少しずつ食費を節約することは可能です。食費を抑える節約ポイントを習慣化し、物価高騰の波に倒されないよう工夫しましょう。