電気代の『平均料金』っていくら?使いすぎている目安や季節・世帯などによる違いとは?

年々高騰していく電気代に、皆さんも不安を感じているでしょう。他のご家庭の電気代が気になってもなかなか周囲に聞けませんよね。そこで、この記事では電気代の『平均料金』をさまざまな条件ごとに紹介します。節電習慣についても紹介しているので、ぜひチェックしてください。

周囲に聞けない…各家庭の電気代事情が気になる!

年々電気代高騰し、電気代とガス代の負担軽減策による補助金も2024年5月で終了するため、6月からはさらに請求される電気代が高くなることが予測されます。

すでに電気代に頭を抱えているご家庭が多い中、さらに電気代が高くなることを考えると不安が強まってしまうことでしょう。

しかし、他のご家庭の電気料金がわからないため、自分たちに請求が来ている電気料金が高いかどうかわからない、と戸惑う人も少なくありません。実際、現在の電気代の『平均料金』はいくらなのでしょうか。

電気代の『平均料金』っていくら?使いすぎている目安も

自分の家の電気代が高いかどうか知るためには、日本の『平均料金』を知る必要があります。あまりにも平均料金を上回っている場合は電気を使いすぎているので、節電を意識した生活を心がけましょう。

日本全体の電気代の『平均料金』は?

2023年時点では、日本の電気代の平均料金は、約12,800円と発表されています。これはさまざまな生活環境や住宅事情などを考慮せず、単純に日本全国の平均的な金額を割り出した数字です。

電気を使う季節や住宅環境、さらに世帯人数などによって大きく電気代は変動するため、必ずしも月の請求金額が12,800円を超えているからといって、電気を使いすぎているとは限りません。

季節によって電気代の料金は大きく変動する

電気代は、季節によって同じ地域でも大きく変動します。

例えば、エアコンを毎日のように使う夏場や冬場の場合、春や秋に比べると電気代が大きく上がります。また、エアコンは冷房機能よりも暖房機能の方が電気の消費量が多いため、1年の中でも冬場が最も電気代が高騰しやすいです。

では、季節ごとの電気代の平均料金を見ていきましょう。

  • 春・・・約12,200円
  • 夏・・・約10,900円
  • 秋・・・約10,000円
  • 冬・・・約15,300円

圧倒的に冬場の電気代が高いことがわかります。

また、春よりも夏場の電気代が低く驚く人もいると思いますが、これは春先に請求される電気代には3月分(暖房をまだ使用している月)の請求が含まれているからだと考えられます。

世帯人数によっても電気代に違いが見られる

世帯人数が多ければ多いほど、当然ながら電気代も増える傾向が見られます。

  • 2人世帯・・・約10,700円
  • 3人世帯・・・約12,500円
  • 4人世帯・・・約13,200円
  • 5人世帯・・・約14,700円

このように、世帯人数が増えるごとに月々1,000円以上の違いが見られます。

他にもこのような違いで電気代が変動する傾向に

他にも以下のような要因で電気代が変動する傾向が見られます。

  • 住んでいる地域
  • 住宅の断熱仕様
  • 在宅時間の長さ
  • オール電化住宅

寒い地域では、暖房機能により電気の消費量が増える傾向があるため、冬場の電気代が非常に高く請求されるご家庭も少なくありません。

また、最近では断熱性能の高い住宅も増えているため、断熱性能の高い住宅は電気代を抑えられている傾向が見られます。

オール電化住宅は、全てを電気で賄っているため、当然ながら電気代の請求金額が高くなりがちです。しかし、太陽光パネルを設置し、自家発電を取り入れているご家庭では、電気代が抑えられているケースもあります。

平均料金よりも3,000円以上高い場合は使いすぎかも

もしも今回紹介した電気代の平均料金ケースを見て、ご家庭の月々の請求金額が3,000円以上超えていたという場合は、電気を使いすぎていると言えます。

もちろん、何度もお話ししている通り、住居環境などによって電気代は大きく変動するため、一概には言えません。

しかし、どのような事情であれ、平均料金よりも3,000〜5,000円を超えている場合は、電気の使い方を見直すきっかけにするべきでしょう。

電気代を少しでも節約するために意識するべき習慣

電気代を少しでも節約したいと考えている方は、今日から以下のような習慣を意識的に取り入れてみてください。

  • 日中はなるべく照明を使わずOFFにする
  • 使っていない家電のプラグはコンセントから抜く
  • エアコンは室温と設定温度の差を開きすぎない
  • テレビはつけっぱなしにせず見ていない時は消す
  • 冷蔵庫の使い方を見直す(食材の入れ方、冷却レベルを落とすなど)
  • 古い家電を最新型の家電に買い替える
  • 契約プランを見直す

余計な電気の消費量を減らすため、使っていない照明や家電の扱い方を見直すことが最優先事項です。また、暖房を使う季節は、暖房をより効率的に使うことを意識すると電気の消費量を抑えることができます。

それでもなかなか電気代が下がらないという場合は、古い家電を最新型の家電に買い替えたり、契約している電気プランを見直してみましょう。

古い家電は省エネ性能が悪い上、劣化によって効率が悪くなっています。余分な電力を消耗しているケースが多いので、最新型に買い換えるだけでも大幅な節電効果が見込めるでしょう。

電気代が高いご家庭は家電や照明の使い方を見直して

いかがでしたか。電気代が高いご家庭では、家電や照明器具の使い方を見直しましょう。特に、エアコンや照明器具、冷蔵庫、テレビなどの家電は電気の消費量が多い家電として有名です。大型家電と照明器具を中心に、使い方を家族で話し合ってください。

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