目次
ワキガの臭いを落とす5つの洗濯方法
ワキガの臭いを取る洗濯には粉末の酸素系漂白剤が効果的です。
ワキガの臭いはアポクリン腺というところから出る体内の分泌物に雑菌が繁殖したことで出る臭いですので、雑菌を死滅させるのに効果がある酸素系漂白剤を使用します。
①酸素系漂白剤で落とす
用意するもの
- 酸素系漂白剤
- 洗面器
- タオル
- ぬるま湯 50度~60度程度
洗濯手順
- 洗浄液を作る
洗面器やバケツなどの容器にぬるま湯を入れて、粉末の酸素系漂白剤をメーカーの指定量溶かして洗浄液を作ります。 - つけ置きする
洗浄液にワキガの臭いが気になる衣類を入れてつけ置きします。つけ置きの時間が長いほど漂白剤が衣類に浸透して消臭・除菌効果が上がりますので一晩放置しましょう。 - 洗濯
つけ置き後、軽く絞り洗濯機に入れて通常通り洗濯をします。 - 干す
晴れの日は日当たりや風通しが良い場所に外干ししましょう。部屋干しをすると乾くまでに時間がかかってしまい細菌を繁殖させて臭いの原因になってしまう可能性がありますのでできるだけ外干しします。
ポイント
粉末の漂白剤で落とす
漂白剤は液体タイプの物よりも粉末タイプを使用しましょう。漂白剤は粉末がアルカリ性なので除菌や消臭作用が強いです。
温度を上げる
温度が高いほど除菌力や消臭力があがりますので、お湯の温度はできるだけ高くし、50度~60度程度のお湯を使用しましょう。
つけ置き時間を長くする
つけ置き時間が長いほど漂白剤の力が上がり、除菌や消臭効果も高くなりますので数時間~一晩浸け置きしましょう。
部屋干しの注意点
部屋干しをすると乾くまでに時間がかかってしまい細菌を繁殖させて臭いの原因になってしまいますので、エアコンや除湿機を使用して部屋を乾燥させて洗濯物を乾かすスピードを上げます。また、部屋干しする際は窓際の風通しの良い場所で干し、こまめに換気しましょう。良く晴れた日は日光があたる外干しで乾燥させましょう。
②オキシドールで落とす
酸素系漂白剤の代わりにオキシドールを使う方法です。ワキガを洗濯する手順は酸素系漂白剤と同じです。オキシドールが効果的な理由は除菌効果があるからです。ワキガの臭いを減らすためにワキガがついた衣類を消毒します。オキシドールの量は漂白剤と同じ量でOKです。
③重曹で落とす
重曹には消臭効果もあります。黄ばんでしまった部分に直接重曹をかけて、水で溶かしながら揉み洗いをすると効果があります。汗は酸性なので消臭効果を持つ弱アルカリ性の重曹で洗濯して臭いと汚れを落としましょう。
④セスキ炭酸ソーダで落とす
重曹よりも水に溶けやすく洗濯洗剤と一緒に使用するのも良いですが、水で溶かしてスプレーを作って脱いだ洗濯物の脇にかけておいてから洗濯をすると高い効果を得られます。
⑤煮沸洗浄
どうしても臭いが取れない場合は煮沸洗浄します。煮沸洗浄は煮ながら洗うことでほとんどの菌は死滅します。熱湯を使用するので生地へのダメージもあるのでどうしても臭いを消したい場合にお試しください。
ドライマークのワキガの洗濯方法
通常、ドライマークの衣類は家庭で洗濯せずにクリーニング店などに依頼することが多いと思いますが、ドライマークの衣類の中でも家庭で洗濯できるものもあります。
用意するもの
- 色柄物用の漂白剤またはドライマークに使用できる酸素系漂白剤
- 洗面器
- ぬるま湯 30度~40度
洗濯手順
- 洗浄液を作る
洗面器にぬるま湯を張り色柄物用の酸素系漂白剤を溶かします。使用する酸素系漂白剤の量は、メーカー規定の使用量よりも若干少なめでも問題ありません。 - つけ置く
洗浄液の中に衣類を5分~10分ほどつけ置きしますが、つけ置きが長いほど消臭効果が高くなりますのでデリケートな素材以外は6時間~一晩つけ置きしましょう。 - すすぐ
つけ置き後は洗濯機ですすいで脱水します。脱水した後、まだワキガの臭いがするようであれば、再度洗浄液に浸け込み、すすぎまでの手順を数回繰り返すと消臭に効果的です。 - 干す
乾燥機の使用はNGです。日当たりが良く、風通しが良い場所に外干ししましょう。部屋干しをすると乾くまでに時間がかかってしまい細菌を繁殖させて臭いの原因になってしまう可能性がありますので、できるだけ外干しします。
ポイント
家庭洗濯NGの場合
家庭で洗濯できないものは必ずクリーニングに出して家庭では洗わないよう注意しましょう。
漂白剤の使用量を減らしてもOK
色柄物用の酸素系漂白剤は色素を取り除くというより臭いを取り除く目的で使用しますので少量でも消臭効果があります。特に色柄物の場合、漂白剤の量を減らした方が色落ちは心配ありません。
強力なワキガの洗濯方法
ワキガの洗濯で、粉末の酸素系漂白洗剤につけ置きしても臭いが落ちなかった場合、まだ衣類が濡れている間に漂白剤をスプレーを使用して臭いを落とす方法です。漂白スプレーはワキガの臭いを取り除くスプレーですが黄ばみも取り除くことができます。
漂白スプレーの作り方
用意するもの
- 消毒用オキシドール
消毒用オキシドールは過酸化水素水の消毒液を使用します。 - アンモニア水
アンモニアは虫刺され用として薬局で販売しています。 - スプレーボトル(プラスチックの白いボトルまたはガラス製)
スプレーボトルは100均でも販売されていますが、プラスチック製のスプレーボトルは「透明なボトル」と「白いボトル(半透明)」の2種類ありますが、白い(半透明)スプレーボトルを使用します。ガラス製でもOKです。 - ビニール手袋
作り方
- スプレーボトルにオキシドール1に対し水3の量を入れて軽く振ってかき混ぜます。※オキシドール+水を容器いっぱいに入れず、7分目~8分目までの量を入れましょう。
- さらに、スプレーボトルの中にアンモニア水を5滴~6滴ほど入れます。ボトルを軽く振ってアンモニア水も溶けたら出来上がりです。
注意点
(1)透明なスプレーボトルは使用しないでください。オキシドールを入れると過酸化水素が酸素を噴き出しますのでボトルが破裂する可能性があります。透明なボトルより白いボトルの方が衝撃に強いので間違えないようにしましょう。
(2)アンモニア水は必ず入れてください。アンモニア水を入れることで漂白剤が不安定になり早く反応します。
(3)漂白スプレーは作り置きできません。使い切るか、使用後は捨ててください。
(4)漂白スプレーを作る際や使用する際は必ずビニール手袋をしてください。直接漂白剤に触るとひりひりすることがありますので炎症や肌荒れを防ぐためにもビニール手袋をつけましょう。
漂白スプレーで洗濯する方法
スプレーする前にすること
- 一度洗濯してスプレーする
- 色落ちテスト
先に漂白剤で洗浄し、脱水後の衣類がまだ濡れている状態で漂白スプレーを使用します。
綿棒などに漂白スプレーをつけ、衣類の目立たないところに2回ほど濡らし、色落ちがしなければ問題ありません。もし色落ちしたら漂白スプレーは使用しないでください。
洗濯する手順
- 吹きかける
洗濯後、まだ濡れている状態の衣類の黄ばんでる部分・臭いの部分に漂白スプレーをシュッシュッと吹きかけます。 - 放置する
そのまま放置して漂白スプレーを自然乾燥させます。自然乾燥するまでの間、何か問題が無いかこまめに確認しましょう。問題が出てきたようでしたらすぐに水でしっかりすすいでください。 - 繰り返す
漂白スプレーした箇所をチェックし黄ばみや臭いが取れていない場合は再度スプレー+自然乾燥を2回~3回作業を繰り返します。 - 水洗いする
黄ばみや臭いが落ちたら漂白水が無くなるまで水で洗い流します。 - 乾かす
タオルで教えて軽く拭き取り乾燥させたら完了です。
注意点
(1)スプレーの噴射口を確認し、自分や人にスプレーしないよう注意しましょう。
(2)漂白スプレーを使用する方法はプロのクリーニング店で使用している非常に強力な方法です。色落ちの心配がありますので、色柄物は必ず漂白テストをしてからスプレーしましょう。
ワキガの臭いを他の洗濯物に移さない方法
脱いだらすぐ洗濯する
ワキガの臭いがする衣類は脱いだらすぐ洗濯しましょう。すぐ洗濯できない場合は、酸素系漂白剤で洗浄液を作って浸けておきましょう。
他の洗濯物とは別に洗濯する
ワキガの臭いが付着している衣類は他の洗濯物と一緒にしないで別にしておきましょう。事前に洗面器やバケツなどに洗浄液を作っておき、脱いだらそのままつけ置きできるよう準備しておけば確実ですね。
まとめ
ワキガの洗濯方法はいかがでしたでしょうか?ワキガの臭いや黄ばみの元はタンパク質や脂分、糖分などを含むアポクリン腺から出る汗・分泌物です。たんぱく質や脂分は酸化し酸性の汚れになりますので反対の性質のアルカリ性の洗剤で落とすことができます。
ワキガの臭いがどうしても完全に落とせない場合、繰り返し洗濯することで徐々に消臭されますので根気良く洗いましょう。