みそが腐っている3つのサイン 絶対に使ってはいけない状態とは?

基本の調味料 味噌

みそは、長期保存可能な食材です。しかし、保存方法を間違えてしまうと、劣化を速めてしまいます。劣化したみそには、どのような変化が見られやすいのでしょうか?みそが腐敗しているときのサインを把握し、腐敗したものを食べないよう注意しましょう。みその正しい保存方法も、紹介しています。

みその賞味期限の目安

2種類の味噌

みその賞味期限の目安は、種類によってさまざまです。

  • 豆みそ…半年~1年
  • 米みそ…甘口は3~6か月・辛口は3か月~1年
  • 麦みそ…3か月~1年

まずは、自宅で保管しているみその種類を把握することから始めてみましょう。

みそが腐っている3つのサイン

みそが腐っているときのサインは、以下のものがあります。劣化しているみそを口にしないためにも、腐敗サインは把握しておきましょう。

1.カビが生えて黒色の液体が出ている

みそにカビが生えている場合は、使用するべきではありません。カビは表面に出現しているものだけをそぎ落としても、食材の奥深くまで根を下ろします。これはほかの食材に対しても共通なので、カビを見かけたら食材は破棄しましょう。

カビの存在に気が付かなかったとしても、みそから身に覚えのない黒い液体が発生している場合は、カビの浸食が進んでいる証拠です。カビが見えなくても、黒い液体が出ている場合は使用を断念してください。

みその表面に、白いぽつぽつが出ている場合は、取り除いて食べても大丈夫です。これはカビではなく、産膜酵母と呼ばれるもので、表面にしか出現しません。少し深めにみそををくりぬいて除去すれば、普段通り使用できます。

2.みそとは思えない異臭を放っている

ふたを開けたとき、下記のようなにおいがするときは要注意!

  • 鼻につんとくるかおり…シンナーやアルコールのような香り
  • 納豆のようなにおい

普段みそから漂うはずのない香りがしている場合、劣化してにおいが変化してる可能性が非常に高いです。みその残りが少ないときなど、ふたを開けても香りがわからないときは、みそに鼻を近づけてしっかりとにおいを確認してみてください。

3.味が変わっている

みそを味見して、みそらしからぬ味に変わっている場合は、使用不可の状態です。

  • 本来あるはずのない、酸味がある
  • 渋さを感じる
  • 苦味を感じるなど

コクのある本来の味わいが変化している場合は、使わない方が無難です。料理の仕上がりにも、多大な影響を及ぼします。食中毒の危険度も上がっているので、久しぶりにみそを使うときは味を確認してみましょう。

みその正しい保温方法とは

樽の中の味噌

みそを早く劣化させてしまわないためにも、正しい保存方法を知っておきましょう。

  • 開封後、酸化を防ぐため表面にラップを敷いて、保存時は空気を抜いてラップをピッタリみその引っ付ける
  • 冷蔵庫か冷凍庫で保存する
  • 濡れたカトラリーや口をつけた後の箸など、みそに細菌が付着・繁殖するようなことが避ける

みそは長持ちする食材ですが、保存方法を間違えると早く劣化してしまいます。冷凍保存してもみそは固まらずそのまま使用できるので、みそを使う頻度が低い人は冷凍保存するのもおすすめです。

まとめ

みそは、正しい方法で保存すれば長期保存可能な食材です。劣化しているサインを見逃さず、良好な状態のみそを使用して、美味しく健康的な食事を作りましょう。

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