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『新幹線』はあらゆる客層が一緒に利用する密閉空間
日本の新幹線は世界に誇れるほど良質で快適な旅が楽しめる幹線鉄道です。世界の高速鉄道の先駆けとも言われており、現在では日本のあらゆる都道府県へ短時間で移動できるところも魅力的です。
しかし、新幹線はあらゆる客層が密閉空間で長時間、一緒に過ごすことになります。1人1人が周囲へ配慮しながら利用しなければ、大迷惑をかけることもあるでしょう。
常に気を張って過ごす必要はありませんが、周囲の人が不快に思わないような最低限のマナーは守りたいですね。
新幹線でやってはいけない『7つのバッドマナー』
新幹線では、周囲の人に迷惑をかけないよう最低限のマナーを押さえておくことが大切です。ここでは、新幹線でやってはいけないバッドマナーを紹介するので、改めて新幹線でのマナーを確認しましょう。
1.車内で大きな声での会話
これは公共交通機関を利用する人全てに言えることですが、車内で大きな声で会話する行為はマナー違反です。周囲の人は自分の想像以上に騒がしいと感じており、ストレスが溜まってしまいます。
また、大きな声での会話に関して、「騒ぐ子供を注意しない」「座席で通話する」などの行為もマナー違反と捉えられます。
2.声をかけずにリクライニングシートを倒し切る
新幹線の座席はリクライニング式になっています。しかし、後ろには当然ながら他のお客様がいるため、リクライニングシートを無断で倒し切る行為は「マナー違反」と捉えられることが多いです。
シートを前回まで倒してしまうと、後ろの席の人にある程度迷惑がかかるため、倒したい場合は一言「シートを倒しても大丈夫ですか」と声をかけるのがマナーです。
3.匂いの強い食べ物を食べる
新幹線が通る駅には、駅弁と呼ばれるお弁当がたくさん販売されています。しかし、密閉空間で多くの人が過ごす新幹線車内では、なるべく匂いの強くないものを選ぶべきでしょう。
匂いの強い食べ物を食べていると、周囲に匂いが漂ってしまうため、周りに座っている人は迷惑に感じることが多いです。
4.トイレを長い時間、占拠する
新幹線に設置されているトイレには数に限りがあります。そのため、1人の乗客がトイレを長い時間占拠してしまうと、他のお客様に迷惑がかかってしまうのです。
突然の体調不良などの状況を除き、なるべくトイレは手短に済ませるように心がけましょう。
5.大きな荷物を他の座席や通路に置く
大きな荷物は基本的に上部の荷物台に入れるか、自分の足元に置くべきです。大きな荷物が邪魔だからと他の座席や通路に勝手に置いてしまうと、他のお客様の迷惑になります。
通路に置いてしまうと、同じ車両を利用している方や乗務員の方が通れなくなってしまいますし、他の座席に置いてしまうと、後からその座席を利用しようとやってきた人が不快に思うでしょう。
6.イヤホンやヘッドホンのひどい音漏れ
スマホにイヤホンやヘッドホンを接続して音楽や動画配信サービスを楽しむ人は多いですよね。しかし、イヤホンをしているからといって、音量には注意が必要です。
静かな車内では、イヤホンをしていても音漏れを周囲が感じ取ることが多く、その音に対して不快に感じる人も多くいます。静かに休みたい人も多くいる中での音漏れはマナー違反となるので気をつけましょう。
7.ゴミなどを席に残したまま立ち去る
最後に、新幹線はもちろん、飛行機などでも言えることですが、自分が車内で出したゴミは必ず持ち帰るようにしてください。
ゴミを席に残したまま立ち去る行為は、あまりに横暴です。後に乗務員さんが確認するとはいえ、その業務を増やしてしまうことになりますし、最終地ではない場所で下車する場合は、その後に座席を利用する人に迷惑がかかります。
新幹線では周囲とお互いに配慮しながら穏やかな時間を
いかがでしたか。新幹線には、密閉された空間にさまざまな客層の人が乗車します。周囲とお互いに配慮し合いながら、穏やかな時間を過ごせるように心がけましょう。