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年末の大掃除…掃除する場所は正しい順番で!
日本では、年末に家族で家中を大掃除する習慣が伝統として受け継がれています。現在は1日で家中の掃除を終わらせるスタイルではなく、1ヶ月ほどかけて少しずつ掃除を進めていくご家庭が多いようです。
そんな年末の大掃除は、掃除する場所が多いからこそ、掃除する順番を間違えてはいけません。基本的な掃除の手順として「上から下へ」という法則を守りつつ、効率的に、しかし綺麗に仕上げるためには、掃除の順番を意識して計画を立てるべきです。
掃除する場所の順番を間違えてしまうと、かえって汚れてしまったり、二度手間になってしまう恐れがあるので注意しましょう。
年末の大掃除で最初に掃除してはいけない場所とは
では、年末の大掃除をする際、最初に掃除してはいけない場所とはどこなのでしょうか。ここでは最初に掃除することを避けるべき場所とその理由について解説します。
床から掃除すると上から埃が落ちてきて二度手間に
先ほど話にも出てきた通り、掃除の基本的な法則は「上から下」です。下から掃除してしまうと、後に上を掃除したときに埃や汚れが下へ落ちてしまい、せっかく綺麗にした場所が汚れてしまいます。
この法則に則って考えた時、床から掃除してしまうと上から埃が落ちてきて、せっかく綺麗にした床が見えなくとも汚くなっていたり、二度手間になってしまったりする恐れがあります。効率的に、そして綺麗に仕上げるためにも天井、壁、床の順番を意識しましょう。
部屋の出入り口付近を最初にすると仕上がりが悪くなる恐れ
1つの部屋を掃除する際、奥から手前(出入り口付近)の順番を意識することで効率的に掃除することができます。
部屋の出入り口付近を最初に掃除してしまうと、最後に部屋の奥を掃除した際、汚れが再び出入り口に付近に残ってしまう恐れがあります。二度手間になったり、汚れた場所が残ったりするため、一部屋を掃除する時は「奥から手前へ」を意識してください。
特に床にワックスをかける場合は、必ず奥から手前に向かってかけるようにしましょう。部屋の出入り口からかけてしまうと、身動きが取れなくなってしまいます。
玄関の床を最初に掃除するとその後に汚れてしまう
玄関の掃除を行う場合は、玄関の床を最初に掃除してしまうと、その後、靴箱などを掃除した際に靴箱内の汚れが玄関の床に飛び散ってしまい、再び汚れが付着してしまいます。
玄関の掃除を行う際は、最初に玄関付近に置かれているものを片づけて綺麗にし、靴箱の中の汚れを綺麗にしましょう。靴などの細々としたものを靴箱の中に片付けてから、最後に玄関の床を掃除することで、二度手間にならずに効率的に掃除を進めることができます。
ワンフロア全体を掃除する際にトイレから掃除機をかけるのはNG
ワンフロア全体を掃除する際、掃除機がけはどこから行いますか。基本的に、トイレの掃除機がけは、一番最後に行うことが推奨されています。
トイレの床はさまざまな汚れが飛び散っている場所です。そのため、トイレを掃除機がけした後に他の部屋を掃除機がけしてしまうと、トイレの汚れが他の部屋へと移ってしまう恐れがあるのです。
ただし、基本的にトイレ掃除は掃除機ではなく、フローリングワイパーやトイレ用のウェットシートなどを使う方法がおすすめです。掃除機よりも確実に床や壁を綺麗にできるので、ぜひ実践してください。
大掃除は放置系のつけ置き掃除を並行して行うのがポイント
大掃除は自ら動いて掃除する場所と、洗剤や重曹などを用いてつけ置きすることで汚れを落とす「放置系」の掃除方法があります。
大掃除は掃除しなければいけない場所が多いため、他の場所を掃除しつつ、つけ置き掃除を並行して行うことを意識しましょう。
他の場所を綺麗にしている間に、つけ置きした場所が綺麗になっていたり汚れを落としやすくなっているので、最後に水で流したり軽くこすり洗いしてすべての工程を完了させると効率的に掃除を終えることができます。
大掃除は掃除の順番を意識して計画を立てよう
いかがでしたか。ご家庭によって掃除方法はさまざまだと思いますが、大掃除は掃除する場所が多いからこそ、掃除する場所の順番を意識しなければいけません。まだ大掃除に取り掛かっていないという方は、ぜひ掃除の順番を意識して計画を立ててください。