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洗濯機での節水の方法8選!
すぐに実践できる洗濯機の節水方法をご紹介いたします。
①お風呂の残り湯を活用する
洗濯機の節水で一番メジャーなのはお風呂の残り湯を使うことです。
通常お風呂の水は全て捨ててしまいますが、捨てず洗濯に再利用することで大きな節水になりますし、残り湯が熱い内に洗濯すると水道水で洗うより残り湯で洗ったほうが洗濯物の汚れが落ちやすくなります。お風呂の残り湯を使うことで年間使うと年間1万円弱節水した方がいます。
②洗濯物は最大容量の80%に抑える
洗濯機には最大の洗濯容量が決められていますが、その最大容量の80%で洗濯しましょう。
最大洗濯容量いっぱいに洗濯したり、最大洗濯量を超えて洗濯しようとすると、洗濯物が重くて回転に負荷がかかり電機を消費しますので結局は電気代が高くなります。80%で洗濯すると、スムーズに回転でき大きな水流で洗うことができますので節水することができます。
③まとめてから洗う
1日の洗濯物が少ない場合、毎日洗濯するのではなく二日間または三日間の洗濯物をまとめて洗いましょう。洗濯の回数を減らすことで節水できます。もし少ない量を毎日洗っていたら、必要以上の水を使ってしまい節水どころが無駄をすることになります。
④コースを使い分ける
汚れに応じて洗濯機のコースを使い分けます。標準コースとスピードコースがある場合、汚れが少ない場合はスピードコースにしましょう。
スピードコースにすると洗濯機を回す時間が短縮されますので節水になりますし電気代も節約できます。スピードコースはあまり汚れが落ちないイメージがありますが、ちゃんと落ちますので大丈夫です。
⑤水量設定を少なくする
全自動洗濯機は自動水量調節ができますが、自分でも水量を変えることができますので少し少なめにして洗いましょう。ただし、水が少なすぎると水流での回転がうまくできず洗濯物同士を痛めたりしっかり洗えないことがありますので注意しましょう。
⑥洗剤は規定の量を守る
洗剤をたくさん入れた方が綺麗になるというのは間違いです。
洗剤の容器に使用量がかかれていますが、メーカーが研究した結果、最も汚れが落ちる量が記されていますので自己判断で洗剤を入れすぎると洗剤が水に溶けずに残ってしまい石鹸カスの原因になりますので注意しましょう。洗剤も日々進化しています。ほんの少量で汚れが落ちる洗剤が多いので規定の量を守りましょう。
尚、濃縮洗剤の中にはすすぎは1回でOKというものもあります。せっかく節水して洗濯したのにすすぎを何度もしたら節水したことにはなりませんので注意しましょう。
⑦洗濯物の量を減らす
衣類の種類によっては1度着たら洗濯するものと、何度か着てから洗濯するものがありますが、服の上に着るシャツやカーディガンなど肌に直接触れない衣類はできるだけ多く着てから洗濯するようにすれば洗濯回数が減るので節水になります。
また衣類だけでなく手を拭くタオルを毎日取り替えずに1日増やしたりバスタオルは使わずタオルで体を拭くなどすることによってとりかえずに数日伸ばしたりタオルを長めに使いまわすか小さいものに変える工夫もできます。
ただし綺麗好きな人にとってはちょっと難しい方法だと思いますが、節水を優先するのであればやってみてください。
⑧少量なら手洗いする
手洗いに必要な物は「たらいのような大きい容器」と「洗濯板」です。たらいにお湯を張り洗濯板を使って洗濯物を洗います。すすぎもたらいで洗剤がなくなるまで水を入れ替えてすすぎます。
お風呂に入った時についで洗いをすれば浴槽のお湯も使えますし時短にもなります。デメリットは手間がかかることですが最高の節水方法ですので試してみてください。
残り湯で節水!洗濯機に移す方法2つ
①バケツを使ってお湯を移す
残り湯をバケツにいれて洗濯機に移す方法です。重いバケツを持っての移動ですので少々重労働です。目安としては15往復~1時往復くらいのようです。
②給水ポンプを使う
浴槽から洗濯機までホースで給水する専用ポンプがあります。自動で湯船のお湯を吸い取り洗濯機に移しますので簡単です。
ポイント
洗いのみに使う
残り湯での洗濯は洗いのみにしましょう。
浴槽のお湯には皮脂汚れや垢がありますので、雑菌が繁殖しやすくなっています。残り湯の雑菌は時間がたつほど増え続けますので、お風呂から出てすぐ洗濯することをおすすめします。
残り湯は一日放置すると雑菌が1,000倍に増殖していますので、洗濯機での使用は洗いのみに使いすすぎは水道水を使いましょう。水道水ですすぐことで雑菌を洗い流すことができます。
尚、残り湯に雑菌があるとはいえ、洗濯用洗剤によっては洗濯槽に流れ出た汚れを再度衣類に付着させない働きがある洗剤もありますので、雑菌が衣類に帰ってくることは無いと言われています。ただし垢や小さなゴミもありますので、水道水ですすぐことをおすすめします。
湯船をきれいにする
残り湯を洗濯に使用することを考えて湯船のお湯を少しでもきれいに使って雑菌や垢を減らしましょう。
そのための方法としては「お湯にタオルはいれない」「湯船に入る前に体を洗う」「お風呂から出たらふたを閉める」などがあります。湯船に入る前に体についた皮脂や垢を落としてから入ることで雑菌の量も減ります。
またタオルには体を洗った石鹸カスや汚れが残っていますので湯船には入れないよう注意しましょう。湯船をきれいに使うことで、洗濯もきれいなお湯で洗うことができます。
ドラム式と縦型ではどちらが節水に優れているのか
節水効果はドラム式の方が優れています。
ドラム式と縦型の一ヶ月の水道代を比較するとドラム式のほうが縦型より3割ほど(平均約300円ほど)安くなります。また、洗濯から乾燥までの電気代をドラム式と縦型で比較するとドラム式の方が年間約1万円ほど節約できるようです。
水道代と電気代をあわせるとドラム式は縦型よりもランニングコストが月平均約1,500円ほど安くなりますので、節水を考えるのであればドラム式をおすすめします。
古くなった洗濯機は買い替えも検討する
一般的に洗濯機の寿命は7年~8年くらいだといわれています。お使いの洗濯機が8年以上たっているなら買い替えを検討してみてはいかがでしょうか?
古い洗濯機と最新の洗濯機では機能が大きく違います。新しい洗濯機は節水や節電に優れたものが多く、実際10年以上たつ洗濯機と最新の洗濯機を比べると電気代だけでも半分になるようです。
洗濯機は頻繁に買い換えるものではありませんのでこれからの節水や節電を考えると新しい洗濯機に買い換えるのも一つの方法です。
まとめ
今回ご紹介した洗濯機の節水方法を全て実践すると年間1万円以上も安くなる可能性があるようです。全て実践できなくてもお風呂の残り湯を再利用するだけでも十分節水できます。
お風呂の残り湯を再利用する際に残り湯には汚れがあることを忘れないでくださいね。身体の皮脂や洗い残した石鹸や体毛など様々な汚れが落ちていますので、洗濯機で「洗う」のは残り湯を使い、「すすぎ」は綺麗な水道水を使いましょう。
また、10年前の洗濯機と最新の洗濯機で水道費を比べると新しい洗濯機の方が大きく安くなっています。機種によっては50%(半額)も安くなるようです。