目次
夢を見る理由とは
夢を見る理由は、いろいろな説があるといわれています。しかし、夢を見る理由はいまだにはっきりしていないというのが現状です。いまだに謎が多い夢ですが、夢の中には「覚えているもの」と「忘れてしまうもの」があります。
「覚えている夢」と「忘れてしまう夢」には、どのような違いがあるのでしょうか。
なぜ『覚えている夢』と『忘れてしまう夢』があるの?
覚えている夢と忘れてしまう夢には、どのような違いがあるのかを解説していきます。
睡眠の種類を知る
人間の睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠があります。睡眠中はレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しており、ノンレム睡眠開始からレム睡眠に移るまで90~120分のサイクルで成り立っています。レム睡眠とノンレム睡眠とは、どのような違いがあるのでしょうか?
- レム睡眠…睡眠の2割を占めており、眠りが浅い状態のことを指す
- ノンレム睡眠…睡眠の8割を占めており、深い眠りの状態のことを指す
ノンレム睡眠中に、体を休めて脳が成長ホルモンを分泌します。体内の機能改善や免疫力向上効果もあり、日中に行った動作を体に覚えこませる役割も担っている重要な時間です。
一方レム睡眠は、脳が活動している状態になります。記憶の定着や考え方の整理を行っている時間なので、特に子どもの成長に深くかかわっています。
覚えている夢と忘れている夢の違い
睡眠の種類を知ったところで、覚えている夢とそうでない夢の違いをチェックしてみましょう。
- 覚えている夢…目が覚める直前のレム睡眠で見ていた夢
- 忘れている夢…上記の条件に当てはまっていない夢
夢は見たけど忘れてしまうという場合は、最後以外のレム睡眠で夢を見た可能性があります。人間はレム睡眠で覚醒するため、最後のレム睡眠で見た夢はよく覚えているのです。目覚める直前ではないときのレム睡眠でも、脳は活動するため夢を見ています。
心地よい夢を見るコツ
心地よい夢を見るためのコツは、以下の通りです。
- 心地よい夢を見るイメージを持って就寝する
- その日あった嫌なことは、布団の中まで持ち込まない
- 就寝前は、自分の好きなことをして心をリラックスさせておく
- できるだけ長く眠れるよう、しっかりと睡眠時間を確保しておく
不安や不満を布団まで持ち込んで寝る寸前まで考え込んでしまうと、夢見が悪くなってしまいます。愉快な夢を見ないためにも、嫌なことや不安なことは寝る寸前まで考えないようにしましょう。
その日あった楽しかったことや、未来の明るい展望、好きな音楽や香りに囲まれるなど、よい夢を見やすくなる工夫を実践してみてください。
まとめ
人間の睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠の2種類があります。睡眠の種類の違いを把握し、覚えている夢と忘れる夢の違いを把握しましょう。