神社でやってはいけない『タブー』とは?実はNGな理由に「うっかりやってたかも」「気をつけないと」

神社の鳥居

皆さんは年にどのくらいの頻度で神社を参拝していますか。近所に氏神様がある方はよく参拝するという方も多いでしょう。しかし、馴染みのある神社の参拝方法を正しく知らない人が多い印象を受けます。そこで今回は、神社でやってはいけない『タブー』を解説します。

日本人に馴染みのある神社…知らずにタブーを犯してない?

神社で手を清める女性

日本には神様が祀られている数多くの神社が鎮座しています。地元に根付いている小さな神社もあれば、全国的に有名な大きな神社もありますよね。

そんな日本に住む人に馴染みのある神社ですが、神様が住まう聖域でもあるため、正しい作法や礼儀を理解していなければ失礼にあたります。

日本人であっても知らずにタブーを犯していることは少なくないため、今一度、神社に参拝する前に正しい礼儀作法を理解しておきましょう。

実はNG!神社でやってはいけない『タブー』5つ

神社は神様が住む聖域なので、神社ならではの作法や礼儀をおさえておく必要があります。ここでは、実は神社でやってはいけないタブー行為を紹介するので、次に参拝する際には気をつけましょう。

1.お辞儀をせずに鳥居をくぐる

鳥居をくぐる時、何の気なしにそのまま素通りしていませんか。鳥居は神社の玄関にあたる場所です。お辞儀をせずに鳥居をくぐってしまうと、勝手に神様の領域に立ち入ることになるため、大変失礼な行為として捉えられてしまいます。

神様の領域に入ることを意味するため、きちんと「お邪魔させていただきます」「足を踏み入ることをお許しください」という敬意を持ってお辞儀しなければなりません。

2.参道の真ん中を歩く

元々参道は神様が通る道を示しています。そのため、参道の真ん中は、本来神様が通る場所です。神様が通る参道の真ん中を堂々と歩いてしまうと、神様の行手を遮る行為となり大変失礼にあたります。

お正月など人が多く混み合っている時期は、どうしても参道の真ん中から端に逸れることが難しいこともあるでしょう。そのような時は、一礼して心の中で「失礼します」と謝罪を入れましょう。

3.お賽銭を投げ入れる

お賽銭を賽銭箱に納めるとき、ついお賽銭を投げ入れてしまう人がいます。しかし、お賽銭を投げ入れる行為は神様に対して失礼にあたるため、絶対にやめましょう。

もしもお賽銭箱までの距離が遠い場合は、なるべく優しく、下から納めるように投げ入れてください。上から叩きつけるように投げ入れる行為は禁物です。

4.神社の敷地内にペットを連れ込む

古来より、神様の住む神社の敷地内に動物が立ち入ることは穢れを持ち込むことを意味するため、禁じられています。

現在では、ペットを連れて立ち入れる神社もありますが、基本的にはタブーであることを理解しておきましょう。

5.肉や魚などの生ものを持ち込む

買い物の帰りに神社に参拝する人も少なくありません。しかし、スーパーなどで肉や魚などの生ものを購入している場合は、極力神社の敷地内に入ることを控えてください。

肉や魚などの生ものは、神社でタブーとされている「殺生」を彷彿とさせます。神様に対して失礼に当たる行為なので、生ものを持ち込む行為は控えましょう。

神社を参拝する際に押さえておくべき作法やマナーは?

神社を参拝

神社を参拝する時は、その地に住む神様に失礼がないように作法やマナーを押さえておくべきです。今回紹介したタブー行為はしないよう注意し、以下の作法やマナーを守りましょう。

  • 穢れ(喪中、出産直後、生理中)の状態で参拝はNG
  • 鳥居をくぐる際に一礼する
  • 参道は真ん中を避けて左右どちらかに寄って歩く
  • 手水舎で手や口を清めて本堂に向かう
  • 賽銭を納めるときはそっと賽銭箱に入れる
  • 神様への挨拶は「二拝二拍手」してから合掌、最後に一拝する
  • アニマル柄や毛皮のある服装は避ける

喪中や出産直後、生理中は穢れの状態であると考えられているため、基本的に神社の参拝は禁じられています。お宮参りと呼ばれる赤ちゃんのご祈祷行事がありますが、こちらも生後1ヶ月を過ぎた頃に行われることが大半です。

鳥居をくぐる際の一例から始まり、手水舎で身を清め、本堂での挨拶作法までは事前にしっかり確認しておきましょう。神社によって挨拶作法が異なることもあるので、神社の境内に掲示されている作法を確認すると安心です。

また、神社でタブーとされる「殺生」を犯さないよう、アニマル柄のファッションは避けましょう。毛皮も動物を彷彿とさせるため、NGとされています。

神社を参拝する際は正しい作法とマナーを身につけて

いかがでしたか。日本人に馴染みのある神社という聖域は、神様が住まう地です。参拝する時は、必ず場に合った服装を心がけ、正しい作法とマナーを守り、神様へ挨拶に訪れましょう。

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