スマホ充電ケーブルでやりがちなNG行為7選!実は発火の危険性も?

コンセントと充電器

スマホを充電する際に必ず使用する充電ケーブルは、とても繊細な精密機器です。粗雑な扱いをしていると、ちぎれてしまったり、最悪の場合、発火などのトラブル原因になることも。今回は、スマホの充電ケーブルにおけるNG行為を解説します。

充電ケーブルはデリケート!些細な動作がトラブルの原因に

スマホを充電する時の必須アイテムである充電ケーブルは、見た目以上に繊細な精密機器です。ケーブルカバーの中に通っているケーブル本体は実は7本もの細い線で構成されており、想像以上にちぎれやすい特徴を持っています。

「まだ使えるから」と雑な扱いを続けていると、ある日突然充電できなくなってしまうことも。さらに悪いことに、そのまま使い続けると発火や感電の危険性すらあるのです。実際、充電ケーブルによる発火事故や火災事故は毎年多数報告されており、取り扱いには十分注意が必要です。

皆さんの中にも、急いでいるときに充電ケーブルを乱暴に引き抜いてしまい、「あ、やってしまった…」と後悔した経験はないでしょうか? そんな些細な行動が、実は大きなトラブルの原因になっているかもしれません。

では、具体的にどのような扱い方が充電ケーブルのトラブルを招くのでしょうか。以下では、避けるべきNG行為を紹介します。これらの行為を意識的に避けることで、充電ケーブルの寿命を延ばし、安全に使用することができます。

スマホ充電ケーブルにやってはいけないNG行為7選

日常的に使用する充電ケーブルですが、意外にも多くの人が知らずにNG行為を行っています。以下の行為は、充電ケーブルの寿命を縮めるだけでなく、危険な事故につながる可能性もあります。一つ一つ確認して、自分の習慣を見直してみましょう。

1. ケーブル部分を引っ張って抜く

スマホやコンセントから充電ケーブルを抜く際、ケーブル部分を持って引っ張っていませんか? この行為は、多くの人が無意識のうちにやってしまっているNG行為の代表格です。

ケーブルを引っ張って抜くと、内部の細い線が徐々に切れていき、最終的に完全な断線を引き起こします。さらに、カバーが劣化してケーブルが剥き出しになる危険性もあるため、必ず端子やコネクタ部分を持って、まっすぐゆっくりと抜くようにしましょう。

2. ケーブル部分を結ぶ

充電ケーブルを保管する際、ケーブル部分を結んで長さを短くすることはありませんか? 一見便利そうに見えるこの方法、実は充電ケーブルにとっては大敵なのです。

ケーブルを結ぶことで、その部分に極端な負荷がかかり、内部の線が断線したり、カバーが破損したりする原因になります。カバーが破れて内部が露出すると、発火や火災のリスクが高まるため、ケーブルをきつく結ぶことは絶対に避けてください。

代わりに、ゆるく巻いて収納するか、専用のケーブルホルダーを使用するのがおすすめです。少し手間がかかりますが、ケーブルの寿命を大幅に延ばすことができますよ。

3. 収納ケースなどにぐちゃぐちゃに入れる

外出先に充電ケーブルを持っていく際、バッグやポーチにそのまま放り込んでいませんか? この何気ない行動が、実は充電ケーブルにとっては大きなストレスになっているのです。

ケースの中でケーブルが無理に曲がったり、他の物と絡まったりすることで、知らず知らずのうちに断線のリスクが高まっています。さらに、取り出す際に引っかかって強く引っ張ってしまうこともあるでしょう。

収納する際は、ケースの内側に沿って自然な状態で丸めるように心がけましょう。また、専用のケーブル収納ケースを使うのも良い方法です。少し手間はかかりますが、大切な充電ケーブルを長持ちさせるためには効果的ですよ。

4. ケーブル部分に重いものを置く

充電中にケーブルの上に家具や重い物を置いていませんか? これは非常に危険な行為です。重量によってケーブルが押しつぶされ、内部の線が断線したり、カバーが破れたりする可能性があります。

さらに悪いことに、断線や破損したケーブルをそのまま使用し続けると、発火の原因になる恐れがあります。最悪の場合、家具が燃え、火災につながるリスクもあるので、絶対に避けましょう。

充電する際は、ケーブルが見える位置に配置し、上に物を置かないよう注意してください。

5. 充電しながらスマホを使用する

「充電しながらスマホを使えば一石二鳥!」と思っていませんか? 実は、この行為も充電ケーブルにとっては大きな負担となるのです。

特に寝転がりながらの使用は要注意です。ケーブルの根元が極端に折れ曲がった状態になりやすく、断線のリスクが高まります。また、充電と使用を同時に行うことで、充電完了までの時間が長くなり、バッテリーの劣化にもつながる可能性があります。

充電中はスマホを使わない、もしくは使用を最小限に抑えるよう心がけましょう。少し我慢が必要かもしれませんが、スマホとケーブルの長寿命化につながりますよ。

6. 濡れた手で充電ケーブルを扱う

手洗い後やお風呂上がりなど、手が濡れている状態で充電ケーブルを扱っていませんか? この何気ない行動が、実は非常に危険なのです。

水分が充電ポートやケーブルの端子に付着すると、ショートや腐食の原因になります。最悪の場合、感電や発火につながる可能性もあります。

必ず手を乾かしてから充電ケーブルを扱うようにしましょう。また、水回りの近くでの充電は避け、安全な場所で充電することを心がけてください。

7. 非正規品や安価な充電ケーブルを使用する

「どうせ消耗品だから」と、安価な非正規品の充電ケーブルを使用していませんか? コスト面では魅力的かもしれませんが、実はこれが大きなリスクとなる可能性があるのです。

非正規品や品質の保証されていない安価なケーブルは、適切な安全基準を満たしていない場合があります。そのため、使用中の発熱や発火のリスクが高くなります。また、スマホ本体にダメージを与える可能性もあるのです。

多少高価でも、信頼できるメーカーの正規品を使用することをおすすめします。長期的に見れば、スマホの寿命を延ばし、安全性を確保することにつながりますよ。

充電ケーブルによるトラブルを避けるための心得

充電の無いスマホ

これまで紹介したNG行為を避けることで、充電ケーブルの寿命を延ばし、安全に使用することができます。さらに、以下のような使い方を心がけることで、トラブルを未然に防ぐことができるでしょう。

  • 充電ケーブルはコネクタ部分から優しく引き抜く
  • 緩く自然な円を作るように収納ケースに入れる
  • スマホを充電しながら使わない
  • ケーブルプロテクターでケーブル部分を保護する
  • ケーブルカバーが破れたら新しいものに買い替える
  • 適切な長さのケーブルを選ぶ(短すぎると常に引っ張った状態になる)
  • 定期的にケーブルの状態をチェックする

また、充電中に異常な発熱や焦げ臭い匂いを感じた場合は、すぐに使用を中止し、新しいケーブルに交換することをおすすめします。「まだ使えるから」と無理に使い続けるのは非常に危険です。

スマホの充電ケーブルは丁寧な扱いを心がけましょう

充電プラグ

いかがでしたか? 充電ケーブルは些細な行動で断線やカバーの破損を引き起こし、充電不良だけでなく、発火や感電の危険性も高まります。必ず丁寧な扱いを心がけ、安全に使用しましょう。

定期的にケーブルの状態をチェックし、被覆の破れや中のコードの露出、コネクタ部分のヒビ・変形、端子の歪みなどが見られた場合は、速やかに新しいケーブルに交換することをおすすめします。

ちょっとした心がけで、充電ケーブルの寿命は大きく変わります。今日から、あなたの大切なスマホを支える充電ケーブルに、より一層の愛情を持って接してみてはいかがでしょうか。

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