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スーパーで販売している『ししゃも』ってししゃもじゃないの?
スーパーの鮮魚コーナーに立ち寄ると、ほかの魚と同じように売られているししゃも。小さな魚で頭からしっぽまで食べられるので、大人から子どもまで大人気ですよね。
しかし、私たちがスーパーで目にしているししゃもは、ししゃもではないほかの魚である可能性が非常に高いのです!いったいどういうことなのでしょうか?
スーパーで販売している『ししゃも』の正体と詳細情報
スーパーで売られているししゃもの正体と、詳細情報についてまとめました。
スーパーで売られているししゃもは『カペリン』という別の魚である可能性大!
スーパーで売られているししゃもは、よく見ると『カラフトししゃも』と明記されていることがありま。カラフトししゃもは、カペリンと呼ばれるししゃものそっくりさん。全く別の魚なのです。
まず確認しておきたいのが、産地の違いです。
- カラフトししゃも(カペリン)…北太平洋と北大西洋の沿岸に生息し、幅広い地域で生息している
- 純正のししゃも…北海道の太平洋沿岸だけに生息している
純正のししゃもは、日本固有の魚で収穫できる場所も限られた貴重な魚です。そのため、スーパーで売られる期間が短く、売られていることそのものが珍しいことも多くあります。
カラフトししゃもは、幅広い地域に生息しているので、たくさん獲れます。そのため、比較的安定して通年に近い状態でスーパーで販売されているのです。
カペリンとししゃもの味の違い
カラフトししゃも(カペリン)とししゃもの味の違いは、以下の通りです。
- カラフトししゃも…肉が全体的に引き締まっており、食べたときにわずかな苦みを感じやすい
- 純正のししゃも…肉が柔らかく、卵のプチプチ感や風味が口いっぱいに広がる
調理方法によって食感は若干違ってきますが、味付けをしない限り本来持つ味が大きく変化することはありません。
カペリンとししゃもの価格の違い
カラフトししゃも(カペリン)とししゃもの価格の違いも、まとめました。
- カラフトししゃも…10匹で300円ほど
- 純正のししゃも…10匹で3000円を超える
なんと、10倍以上の値段の違いがあります!北海道にしかいない純正のししゃもは、贈り物などにもピッタリな価格ですね。
本物の『ししゃも』を購入する方法とは
純正のししゃもを購入するためには、以下のような手段があります。
- 旬の時期にスーパーの鮮魚売り場に並ぶことがある…旬は10~11月と短め
- ネット通販での購入
スーパーに並ぶこともありますが、確実に純正のししゃもを購入したいのであればネット通販がおすすめです。オスとメスのセットなど、ラインナップが豊富!価格などとも相談しながら、購入を検討してみましょう。
まとめ
普段スーパーに並んでいるししゃもは、『カラフトししゃも(カペリン)』という魚である可能性が非常に高いです。純正のししゃもとの違いや購入手段をチェックし、それぞれの特徴を把握しておきましょう。