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川は浅いから大丈夫!と思い込んでしまうのは危険
川は海よりも浅いし、流れが緩やかだから危険度は低い!と思い込んでしまうのは、非常に危険です。川を甘く見てしまうと、子どもだけでなく大人も命の危険に直面する場面に、出くわしてしまうかもしれません。
絶対に川に入ってはいけない『5つのサイン』
絶対に入るべきではない川には、どのようなサインが出てるのでしょうか?
1.左右の岸で、川の流れが異なっている
川の流れを見たときに、川辺の左右で水の流れが異なっている川は危険です。対流が複雑になっているので、足を取られて溺れる恐れがあります。人間は、パニックになると水たまりでも溺死します。川となると、遊んでるだけだと思われて溺れていても助けてもらえないことも!
特に対流が複雑になっている場所は、流れに飲まれてしまうと川底に引きずり込まれることもあります。「自分だけは大丈夫」という慢心は、命とりです。
2.遊泳禁止に指定されている場所
遊泳禁止に指定されている場所は、なんらかの理由があって禁止区域となってます。
- 唐突に深い場所がある
- 川の流れが急
- 危険物が多く、けがをする危険性があるなど
遊泳禁止の場所は誰も泳いでいないため、ゆっくり楽しめる場所としてとらえる人もいるでしょう。しかし、遊泳禁止の場所で泳いでると、油断していなくても溺れたり流されてしまうことがあります。
3.上流で大雨が降った
川遊びを検討しているのであれば、その日の天気だけでなく、川の上流部分の数日前の天気も確認すべきです。川の上流で大雨が降った場合、下流に流れてくるまでには時間がかかります。
遊ぶ予定を立てているときに晴れていたとしても、数日前に上流で雨が降っているとなると増水しているかもしれません。川が増水すると、枝きれなどの鋭利なものが紛れ込んでいたり、川の流れが速くなっていることがあります。
4.地元でいわくつきとされている川
地元でいわくつきの川は、やはり人が寄りにくいものです。心霊現象を信じていなかったとしても、いわくつきの場所ではなにかが起きる可能性が高いので、近寄るべきではありません。意図せず大けがをしたり、溺れるはずのない場所で溺れてしまうなどの、不可解なことが起きるかも…。
5.とがった岩や木の枝など鋭利なものがたくさん見える川
川全体を見渡したとき、鋭利な岩肌や細かな木の枝などがたくさん流れてきている川に入ると、思いがけないけがをしてしまうかもしれません。特に小さい子どもは肌が柔らかくて薄いので傷つきやすいので、危険なものがある川では遊ばないようにしましょう。
川は海よりも危険といわれる理由とは
川は海よりも危険といわれる理由は、以下のものがあります。
- 上流の天気を把握していないと、川の流れが急に早くなるのを察知できない
- 一見穏やかそうに見えるため、油断しやすい
- 水難事故=海と思いこみやすい
- 浅瀬と深い場所の見分けがつきにくいなど
海は、遭難や事故の話を聞くことが多いので、海に入るときは用心する人が多いです。その一方で、川の事故はあまり聞かず、聞いたとしても「なんで事故が起きたんだろう?」と思うのみで事故原因を知ろうとはしません。その油断や知識の少なさが、事故につながりやすいのです。
まとめ
川は海で遊ぶときよりも警戒心が低いため、事故が起きていても気が付かないことがあります。川の事故は非常に恐ろしいことを把握し、警戒心を高めて川遊びを満喫しましょう。