食べると危険な『カレー』の特徴5つ 腐ってしまっているサインや賞味期限とは

カレー

昔は「カレーは一晩寝かせると美味しくなる」なんて言われていましたが、最近は一晩寝かせると食中毒の危険が高まることが指摘されています。そこで今回は、腐っている可能性の高い食べると危険な『カレー』の特徴を紹介します。特に夏場は注意しましょう。

「カレーは一晩寝かせると美味しい」は危険!?

カレー

昔から「カレーは一晩寝かせたほうが美味しいのよ」なんて言われてきました。しかし近年、カレーは一晩常温で放置してしまうと、細菌やカビが繁殖してしまい、食中毒の原因になると注意喚起されているのです。

食中毒の原因になる細菌やカビは湿気や水分を好み、なおかつ20℃を超えると繁殖しやすくなると言われています。カレーはこれらの条件を満たしているため、夏場はもちろん、暖房が点いている室内も危険です。

カレーの賞味期限は?

実際、カレーの賞味期限はいつまでなのでしょうか。

カレーは冷蔵保管した場合、賞味期限はたったの1日です。冷凍保存の場合は約1週間と言われていますが、どちらも賞味期限内でも保存環境によっては腐ってしまう恐れがあるので、必ず食べる前にカレーの状態をチェックする必要があります。

また、常温保存は絶対NGです。常温保存してしまうと、あっという間に細菌が繁殖してしまうため、夏場は5時間ほど、冬場は1日以内に食中毒を引き起こす状態に傷んでしまいます。

すぐに食べない場合は、なるべく冷蔵庫などで保存し、その日のうちに食べ切るようにしましょう。大量に作り過ぎてしまった場合は、冷凍保存することをおすすめします。

腐っているかも…食べると危険な『カレー』の特徴5つ

カレーライス

カレーは作ってから半日以上経過してしまっている場合、冷蔵・冷凍保存していたとしても、食べる前に必ず状態をチェックしてください。ここでは腐っている可能性が高い食べると危険な『カレー』の特徴を紹介します。

1.糸を引いている

カレーを掬い上げた時、通常のカレーよりもとろみが強かったり、糸を引いてしまっている場合は腐っている可能性が高いので危険です。

しかし、反対にカレーが明らかに水っぽくなっている場合も注意が必要です。こちらも長時間経過したことで細菌が発生し、サラサラと水っぽく変化している可能性があります。

2.表面に白い膜が張っている

カレーが明らかに白っぽく変色している場合、それはカレーの表面に白い膜が張ってしまっていることが多いです。表面に白い膜が張っている場合、細菌繁殖だけでなく、カビが発生している可能性があるので要注意です。

この状態では100℃で加熱しても死滅しないウェルシュ菌が発生している可能性も考えられるので、加熱したからといって食べることも絶対やめましょう。

3.緑や白の斑点が出ている

カレーに緑や白の斑点模様が浮き出ている…という経験はありませんか。「小さいし特に問題ないかな」「ここだけ取り除けば問題ないでしょう」と食べてしまうと危険です。

この緑や白の斑点の正体はカビの可能性が非常に高いです。カビ菌は一箇所に発生すると、全体に影響を及ぼしている可能性が高いので、その部分だけ取り除いても全体にカビが繁殖していると考えられます。

4.臭いが明らかにおかしい

カレーの香ばしく美味しい匂いではなく、明らかにおかしな異臭が漂っている場合は、食べずに処分してください。

  • ツンとした刺激臭
  • 酸っぱい臭い
  • アルコール臭
  • 生臭いような腐敗臭

これらの匂いはカレーが腐っている時に感じられる異臭です。食べてしまうと食中毒症状を引き起こす危険性があるので気をつけましょう。

5.カレーに泡が発生している

カレーが腐ると、泡のような気泡が発生する事例も多く報告されています。カレーを常温で放置してしまった時や、冷蔵庫に保存して1日以上経過してしまった時は、特に注意深くカレーを観察してください。

カレーにぷつぷつと気泡のようなものが見られた場合は、長時間経過したことによって細菌が発生していたり、カレーが傷んでいるサインです。食べずに処分しましょう。

腐っているカレーは危険!必ず食べずに処分して

いかがでしたか。腐っているカレーは食べてしまうと下痢や嘔吐、腹痛などの症状を引き起こし、最悪の場合、重症化してしまうケースも少なくありません。今回紹介した腐っているカレーの特徴が見られた時は、「もったいない」と無理せず、必ず処分してください。

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