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夏休みの宿題がなかなか進まない!
夏休みに入ると、子どもは学校から出された宿題に着手しなければなりません。提出物なので、できるだけ早く仕上げてしまった方が後が楽とわかっていますが、大人の気持ちとは別に子どもはのんびりしているものです。
子どもが夏休みの宿題をやらないからといって、親が子どもになんでもやってよいわけではありません。NG行為を把握し、適切なかかわり方をしましょう。
子どもが夏休みの宿題をやらないときに、してはいけないNG行為
子どもが夏休みの宿題をやらないときにやってはいけないことは、以下のものがあります。
1.子どもが好きなものを取りあげる
宿題をやらないからとって、子どもの好きなものを取り上げてしまうのはよくありません。
- ゲーム
- テレビ
- スマホ
- PC
- 漫画・本
- 外出する権利など
事前に約束をして、宿題をやったら上記のものに取り組んでもいいとしておけば問題ありませんが、ある日突然上記のものすべてを取り上げてしまうのはNG。親子の信頼関係に、ひびが入ってしまいます。
2.宿題をやるよう、何度も声をかける
やらなきゃいけないけど、めんどくさい…。こういった心境は、大人でもなるものです。子どもは自分の気持ちに正直なので、億劫なことは後回しにしてしまいがち。
重い腰を上げようかと思った矢先、親から宿題を催促される声掛けをされると、嫌気がさしてさらに宿題から遠ざかってしまいます。
3.親が宿題のスケジュールをすべて立てたがる
親は子どもに、できるだけ早く宿題を終わらせてほしいと思うものです。だからといって、子どもの宿題スケジュールを親が経ててしまうのはNG。
- 子どもの自主性が失われる…親の言いなりになっておけばいいと思いやすくなる
- 楽な方に流れやすい性格になりやすい
- 自分自身の判断で物事に取り組めなくなる
夏休みの計画は、ある程度子ども自身が立てるようにしましょう。スケジュールを立てる→実行する→結果が残る→改善点を見つけたり達成感を得るという流れを実体験することは、非常に重要です。
4.誰かと比べる
宿題の取り組み方を、ことあるごとに誰かと比べるのはよくありません。
- 子どもの友人
- 兄弟姉妹
- 親戚関係
- 子どもの頃の親自身
誰かと比べられたからといって、宿題への意欲が高まることはほとんどありません。
5.親や代行サービスが子どもの宿題を肩代わりする
子どもが宿題をやらないからといって、親や宿題代行サービスに依頼して子どもの宿題を片付けてしまうのはNG。子どもの宿題は、子ども自身が取り組まなければまったく意味がありません。
- 1学期の復習…できていないところの学習
- 夏休みだからこそ取り組める、自由研究…自分で考え、実行する能力を高める
- 計画を立てて宿題に取り組む…こなせる計画を立てる・実行する能力
上記のような、絶対に欠かせない大切なことが、夏休みの宿題にはたくさん詰まっています。間に合うようサポートするのはOKですが、すべて大人が片付けてしまうのはよくありません。
宿題がはかどらないときにできる対策
子どもの宿題がはかどらないときに実践したい対策は、以下のものがあります。
- 時間制限を設けて、宿題に取り組むよう提案する
- 長く行き詰っているときは、ティータイムを挟むなどして息抜きをする
- 子どもに寄り添い、サポートする
- 親も近くでなにかしらの勉強をして、宿題に取り組みやすい空間を作るなど
宿題は子どもが取り組むものですが、取り組みやすくする環境は親でも整えてあげることができます。
まとめ
夏休みの宿題の進み具合が、子どもの性格などによってばらつきがあって当然です。子どもが宿題に取り組んでいないときのかかわり方に注意して、夏休みの宿題をこなしやすい環境を整えましょう。