『自分を正当化する人』の心理や特徴5つ!常に”自分が正しい”と言う理由と上手な対処法

机をたたいて怒る女性

皆さんの周りに『自分を正当化する人』はいませんか。明らかに間違っていても自分を正当化しようと周囲を巻き込む様子は、見ていてため息を吐きたくなります。なぜ彼らは自分を無理にでも正当化しようとするのでしょうか。今回は、その心理と特徴に迫ります。

一緒にいるとイライラ…『自分を正当化する人』たち

腕組みをしてイライラいしている女性

普段は話していて違和感がないのに、自分が少しでも責められたり劣位な立場に置かれたりすると、途端に自分を正当化しようと相手を攻撃する人はいませんか。一緒にいると疲れたりイライラしたりとストレスを感じますよね。

ただ自分を正当化しようとするならば、その場を穏便に収めつつ話を切り替えれば良いですが、自分を正当化しようとするあまり、他人に責任転嫁しようものなら大問題です。

深く関わってしまうと自分までその人と同じ立場と見做されてしまったり、こちらに責任転嫁してくる日が来るかもしれません。

『自分を正当化する人』の心理や特徴5つ

自分を正当化しようと躍起になる人は、なぜそのような心理が働くのでしょうか。ここでは『自分を正当化する人』の心理や特徴を紹介します。

1.自己愛が強く傷つきたくない臆病者

自分を正当化する人がなぜ正当化しようと躍起になるのかといえば、大きな理由は自分が大好きだからです。自己愛が強すぎるために、自分が傷つくようなシチュエーションに置かれると自己防衛心が強く働き、正当化しようと他者を攻撃します。

自己愛が強く自分が傷つくことを極端に恐れていることが原因なので、言い換えると「誰よりも臆病な人」とも言えます。

2.自信家で自分が誰よりも優れていると思い込んでいる

自分が誰よりも優れた存在であると自信を持っている人は、いざ自分が責められる立場に置かれると、客観的に自分を見ずに「自分が絶対に正しい」「自分が正しいから周りの人が間違っている」と決めつけてしまいます。

そのため、他の人から見れば明らかにその人が間違ったことを言っているにも関わらず、堂々と相手に自分を正当化するような理由で噛み付いたり、時にはまるで駄々をこねるように自分なりの理由を無理やり押し通そうとしたりするのです。

3.プライドが高く自分が劣っている状況を許せない

プライドが高いという特徴も自分を正当化する人に見られる共通点です。自尊心が高いために、自分が他人よりも劣っている状況に置かれること自体を許せないのでしょう。

この心理が根っこにあるため、自分が劣っている状況に置かれると、すかさず自分を正当化する理由を考えたり、それでも事態が好転しない場合は、他者に責任を押し付けるような言動を見せることもあります。

4.相手を口で負かすことに優越感を覚えている

自己愛が強く、自信家でプライドが高い『自分を正当化する人』は、この行為が常習化してしまうことで、相手を口で負かすことに優越感を覚え、それによりさらに自己正当化スキルが上がってしまうという負のループに陥っています。

自分に反抗してこない相手の態度を見ることで、心のどこかで「勝った」「やっぱり自分が正しい」と誤った自信を持ち、その後も同じような行為を繰り返してしまいます。

5.無理を押し通せば最終的に問題ないと考えている

人間は誰しも今までの経験から、より良い状況へと進めることができる選択肢を拾い上げます。自分を正当化する人の場合、過去に無理な理由で自分を正当化し、無理やり押し通せたという経験から自分を正当化する方法が良い選択肢であると無意識に考えている傾向があります。

また、無理を押し通せば最終的に問題ないと考えている節があるので、その過程で周りの人が迷惑を被っていたり、責任転嫁することで悲しむ人がいたとしても関係ないと思っているのでしょう。非常に自己中心的な考え方です。

自分を正当化する人と付き合う上での上手な対処法

ランチをしながら会話を楽しむ二人の女性

プライドが高く自信があり、自己愛が強いために自分が傷つけられることを恐れるという非常に複雑な考えを持つ『自分を正当化する人』は、大雑把にまとめると「自己中心的な人」です。

自分が良ければそれで良しと考えているため、そんな彼らと付き合っていくためには以下の対処法を心得ておくことが大切です。

  • 戦おうとせず、良いタイミングで話を変える
  • 相手の意見は否定せず、ただし完全同意しない
  • 必要以上に関わらず距離を置く
  • 「間違いだ」とハッキリと事実を突きつけ第三者に判断を委ねる

基本的には自分を正当化する人の意見を真っ向から否定せず、うんうんを話半分で聞き流し、タイミングの良いところで話を切り替えるのが最適解です。ただし、相手の話に同意してしまうと、こちらも他者を悪く言っていることになるため、完全同意はしてはいけません。

また、必要以上に関わろうとせず、どうしてもこちらから声をかけなければいけない時のみ声をかけるようにしましょう。適度に距離を置くことで、ストレスを抱えることも被害に遭うリスクも回避できます。

しかし、もしも自分を正当化する人によって、こちらが悪い立場に置かれそうになった時は、断固として「間違いです」とハッキリ事実を突きつけましょう。その上で第三者に判断を促し、場合によっては他に証言できる人にも協力してもらいます。

自身に被害がない場合は曖昧に回避し、自身に悪影響がある場合にのみ断固として戦う姿勢を見せるのが、自分を正当化する人と上手く付き合っていく方法です。

自分を正当化する人は周りを振り回す!適度に距離をとって

いかがでしたか。自分を正当化する人は、自己愛が強く自己中心的な考え方を持っています。純粋に真っ向からぶつかっても状況は良くなりません。基本的には適度に距離を置き、深く関わらないように付き合っていくのが無難でしょう。

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