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お墓をはなんのためにあるの?
昨今は、家族の形態が変化しているため、お墓を持たないまたは手放すという人が増えてきました。では、お墓はなんのために持っているのでしょうか?
- 先祖に思いをはせ、供養する
- 遺族の精神的な支え
- 遺骨の埋葬
お墓は上記のような意味を持っています。遺族への思をはせ、供養をすることは、お墓を持っていなければできないというわけではありません。遺骨の埋葬方法なども多様化しているため、お墓を持たない選択をする人が増えているのです。
お墓が持つ意味とは
お墓が持つ意味は、以下のものがあります。
お墓を管理して清潔に保つことで、先祖の供養をしている
お墓は野外にあるものなので、お墓参りをすると必ずお墓の掃除をします。
- 雑草取り
- 鳥の糞などお墓にこびりついた汚れの除去
- 落ち葉などを拾う
- 墓石磨き
- お花の交換
- 落ちている線香やろうそくの除去、交換
お墓の規模にもよりますが、上記のことをすることでそれなりの時間がかかります。お墓を清潔に保つことで先祖を供養し、家族間での会話や故人の思いをはせる時間になることも多いです。
定期的にお墓に足を運ぶことで、先祖や故人に思いを寄せる機会を持つ
お墓に行く、お墓参りをするということは、故人や先祖に思いをはせる時間が圧倒的に長くなります。家族間の会話の中心が故人との思い出話になることも、決して少なくありません。故人との思い出は、遺族の心の支えになることが多いです。
遺族の心の中で故人が生き続けることは、故人の供養にもつながります。
周囲からの非難を浴びる機会が減る
お墓を持たない選択は、個人や家庭の自由です。お墓を持たない選択をすることは、おかしなことではありません。お墓を持つことで掃除の手間ができ、維持管理費がかかることは事実なのです。
しかし、お墓を持たないという選択をすると、それに反対する人も必ずいます。周囲の人や親せき間でのもめごとの原因につながることも多いです。お墓を持ち続け管理するということは、上記の人たちとの摩擦を避ける効果も持っています。
お墓を持たない選択をした場合、遺骨はどうすべき?
お墓を持たない選択をしたら、遺骨は以下のような場所に供養します。
- 永代供養する
- 樹木葬に切り替える
- 納骨堂にお骨を収める
- 家族で分骨し、手元供養にする
- 散骨する
散骨は、故人の骨を砕いて海や山などに撒く供養の一種です。散骨のメリットは、費用をかなり抑えられる点。業者委託の場合、5万円前後で供養可能になるケースも多くあります。子どもにお墓の負担を負わせたくないという人は、お墓を手放す選択をするのもアリなのです。
まとめ
お墓には、いろいろな役割があります。お墓を持つ意味やお墓を持たない選択をする理由などを加味し、今後どうすべきか頃合いを見て家族や夫婦で話し合っておくと安心です。