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日常で交わされる夫の言動にイライラする妻は多い
女性の社会進出を機に、育児や家事を夫婦で分担することが公に推奨されるようになった現代では、一見すると女性側の家事や育児負担が減ったように思われがちです。
しかし、実際に現状を妻たちに聞いてみると、「共働きにも関わらず、育児や家事の負担が女性の方が大きい」「育児や名もなき家事に関して理解してくれず、妻側の負担は変わっていない」などの声が多く聞こえます。
ある調査によると、夫に対して日常的にイライラしたり不満を募らせている女性は、約8割との結果も出ているほどです。こうした日々の苛立ちが離婚原因にもなりかねないので、男性側にもこの不満をしっかり理解してほしいところですね。
男性必見!妻がキレそうになる『夫の言動』5選
では、女性たちは夫のどのような言動にイライラしているのでしょうか。思わず妻たちがキレそうになってしまう『夫の言動』を5つピックアップしてみました!男性の皆さんは、自分に当てはまる言動がないかチェックしてみましょう。
1.泣いている子どもを妻に任せるような言動
まずは育児に関する問題点です。子どもが泣いたり「あれやって!」「これやって!」とお願いしてきた時、なぜか「〇〇が泣いてるよ」「〇〇してほしいって」と妻に報告してくる夫たちがいます。
妻が家事をしている場合、家事をしていない側の夫が対応すればいいものを、まるで「あなたが育児担当でしょう」と言わんばかりの言動です。
妻にいちいち報告するのではなく、自分で子どもの要求や気持ちに対応すれば良いのです。こうした夫の「育児は妻任せ」という無意識の固定概念にイライラする女性は少なくありません。
2.妻の家事のやり方について不満を漏らす
毎日の家事は挙げればキリがないほど多いことを知っているのでしょうか。家事の大半を妻に任せているにも関わらず、「ここ汚いよ」「もっとこうした方がいいんじゃない?」と不満を漏らしてくると、ついキレそうになるという声は多いです。
妻の家事のやり方について不満があるのであれば、その部分は文句を言わずに自分で行えばいいのです。なぜわざわざ妻に報告して、その部分を妻に改善させようとするのでしょうか。「ほら、早くやって」というニュアンスが含まれているように感じ取れてなりません。
普段からきちんと家事を分担し、自分でも家事を積極的に行っている夫であれば、「ごめんね。今度から気をつけるね」と返す女性が多いでしょう。つまり、上記のような発言にイライラするのは、日頃夫が家事に携わっていないことが理由なのです。
3.子どものことを考慮せず自分のことだけを行う
子どもは妻だけの子どもではありません。夫婦2人の間に生まれた子どもなのです。その意識が欠如しているのか、普段から育児を妻に任せっきりだからなのか、子どものことを考えずに自分のことだけを行って完結してしまう夫の多いこと!
例えば、外出する際に子どもの準備は当たり前のように妻に任せ、自分の準備だけを行う…ということはありませんか。男性よりも女性の方が準備に時間がかかるケースが多いのに、なぜ自分に子どもの準備まで任せるのか…と不満を抱く妻は少なくありません。
他にも自分の靴を洗う際に一緒に子どもの靴を洗ってくれなかったり、食器を洗う際に自分が使った分の食器だけを洗うなど、無意識に子どもの分を考慮せずに「自分だけ」の世界を作っていることに苛立ちを覚えてしまうのです。
4.家事や育児に翻弄している横でスマホをいじっている
多くの女性から聞こえる声に、家事や育児に忙しく動いている横でスマホををいじったり楽しそうにゲームされたりすると、ついイラッとしてしまう…という意見があります。
何度も話しているように、育児や家事は夫婦で分担するべきです。しかし、深層心理で「育児や家事は妻がやるべき」と思っているからこそ、全てを妻に任せて自分だけ楽しむことができるのでしょう。
もしも妻が家事をしているならば、その間は子どもの相手をしたり、妻が子どもの相手をしているならば、その間に家事を済ませてしまうなど、積極的に家事や育児に関わってほしいものです。
5.話を聞かずに同じことを何度も聞いてくる
「夫が全然話を聞いてくれない!」「話をしても上の空なのがわかってイラっとする」という声は、女性から多数寄せられます。
女性側はコミュニケーションを取りたくて話をしているのに、スマホをいじったり上の空で返事をしたりされると、対人コミュニケーションの1つと考えた時に、あまりにも対応が雑すぎます。
また、一度した話を聞いていないため、同じことを何度も聞いてくる神経には「私の話を聞いていない証拠じゃない!」「何度も同じことを聞いてくるなんて時間の無駄!」と余計に苛立ちを煽ります。
こうした日々の積み重ねによって「この人とは無理」とある日突然離婚を切り出される原因になる恐れもあるので、パートナーの話はきちんと正面から聞く姿勢を心がけるべきでしょう。
家事や育児は自分ごととして取り組むと言動が改善されやすい!
女性側が夫にイライラする原因は、その言動から「家事や育児は女性がするべき」「任せておけばやってくれる」という意図がヒシヒシと伝わってくるからです。
日頃から家事や育児を自分ごととして取り組んでいれば、その習慣が自然と身につくため、空いた時間にできる名もなき家事をパパッと片付けたり、子どもの対応に手間取ることも少ないでしょう。
まずは週末に家中の家事を夫に任せてみるという強硬手段も1つの手です。最初は慣れない家事に手間取り、その様子にイライラしてしまう女性も多いかもしれませんが、そこはぐっと我慢し、なるべく優しい口調で指導していきましょう。
家事の段取りや手順、どのようなタイミングで行うべきかを頭で組み立てる習慣がつくことで、夫側も自然と家事や育児に取り組む姿勢がつきやすくなります。
日頃から家事や育児に積極的に携わることが大事
近年、夫婦関係のあり方が見直され始めていますが、やはり女性側への負担が多いと感じるのが現状です。男性側も日頃から家事や育児に積極的に携わることで、徐々に自然とスキルが身につくもの。まずは週末から家事や育児を自分中心で行う習慣をつけてみてはいかがでしょう。