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はちみつが固まるのはなぜ?
買った時はトロトロしていたはちみつが、気が付いたら白く固まっていることがあります。色が白っぽくなっていることで「食べられないのではないか」と思う方もいるのではないでしょうか。
はちみつが固まるのは、温度が下がったことによる「結晶化」が原因です。はちみつは温度が15℃以下になると白く固まり始め、14~16℃が結晶化しやすい温度と言われています。
結晶化するのははちみつに含まれる「ブドウ糖」の性質です。ブドウ糖の割合が多いほど結晶化しやすくなります。
固まったはちみつは食べられる?
はちみつが固まってしまうのは、ブドウ糖が結晶化してしまうのが原因です。固まってしまっても品質に影響はありませんので、変わらず食べることができます。
食感が少しジャリジャリした感じが残る場合があるのですが、人によっては食感がある方が好きな方もいるようです。
固まったはちみつの戻し方
固まったはちみつをトロトロに戻すことは可能です。しかし、何度も繰り返すと風味を損なうことがあるので注意してください。
湯煎する
鍋に水を入れ、はちみつ容器のふたを開けて火にかけます。弱火~中火程度で熱し、沸騰しない程度の温度で湯煎します。スプーンでかき混ぜながら、均一な温度にするとしっかり溶けます。プラスチック容器に入ったはちみつの場合、そこが溶けてしまう可能性があるので、お皿などを敷いて湯煎しましょう。
ホッカイロを使う
ホッカイロは火を使わないので温めすぎることもなく、容器を傷つける心配もありません。ホッカイロを巻き、温度が冷めないようにタオルでしっかりくるんでおくと溶けます。少し時間がかかりますが、安全に溶かしたい場合はおすすめです。
電子レンジで溶かす
急いで使いたいときは、電子レンジがお決まりです。耐熱容器にはちみつを入れ、大さじ1~2くらいであれば10~20秒ほどで溶けます。熱しすぎると風味を損ないますので、様子を見ながらとかすようにして下さい。
最後に
白く固まってしまったはちみつは、熱することで元の状態に戻すことができます。はちみつが結晶化してしまう15℃前後の温度にならないよう、保管場所に気を付けると良いでしょう。
固まったままでも、温かい飲み物に入れたり、トーストに塗ったりして使うこともできます。固まったことでジャリジャリとした食感を楽しめるので、溶かす前にぜひ違う食感のはちみつも楽しんでみてくださいね。