目次
コーヒーは1日何杯までOK?
結論をいうと、1日に飲んでも良いコーヒーの目安は3〜5杯程度です。
3〜5杯までにした方が良い理由は、これ以上飲むとカフェインの過剰摂取による中毒になる恐れがあるからです。
カフェインは1日に200mg〜400mg以内が適量と言われています。一般的なインスタントコーヒー1杯あたりのカフェイン量は80mgなので、計算するとおおよそ3〜5杯が適量であることがわかります。
ただし、すべての人に当てはまる数値ではありません。アルコールが苦手な人がいるように、カフェインが合わない人もいます。体質や年齢によっても変わるため、ご自分の体調に合わせて飲む量を調節しましょう。
コーヒーを飲みすぎるとどうなるの?
集中力アップやリラックス効果が期待できるコーヒーですが、飲み過ぎはよくありません。もし飲みすぎた場合、どんな症状が見られるのでしょうか。
睡眠の質が低下する
コーヒーの飲み過ぎで起こる症状として、「睡眠の質の低下」があげられます。
これはコーヒーに含まれるカフェインが中枢神経を刺激し、脳に興奮や覚醒作用を引き起こすことで、寝つきが悪くなったり眠りが浅くなったりする現象です。
興奮や覚醒作用はおよそ6時間継続すると言われているため、睡眠の質を低下させないためにも夕方以降は飲むのを控えた方が良さそうです。
夜にどうしてもコーヒーが飲みたくなった場合は、カフェインレスやノンカフェインを選んでみてください。
トイレが近くなる
コーヒーを飲んでトイレが近くなる理由は、カフェインに利尿作用があるからです。
利尿作用というと、老廃物を体外に排出してくれるためメリットとしても捉えられますが、必要な水分まで排出してしまう可能性もあります。
とはいえ、コーヒーに含まれるカフェインにそこまで強い利尿作用はありません。3〜5杯程度のコーヒーで脱水状態になることはないと考えられているのでご安心ください。
もし心配な場合は、コーヒーと一緒にお水を用意して、交互に飲むことをおすすめします。
そのほかに起こる症状
眠れなくなったりトイレが近くなるのはよく知られていますが、その他にも以下のような症状が見られる場合があります。
腹痛
コーヒーに含まれる「タンニン」という成分が腸の粘膜を刺激することで、腹痛を引き起こします。
頭痛・吐き気
利尿作用により体内の水分が不足すると、血液の濃度が高くなります。すると血液が流れにくくなり頭痛や吐き気の原因になります。
下痢
カフェインを摂りすぎることで自律神経が乱れ、胃腸の動きが活発になります。その結果、下痢になることがあります。
まとめ
いつでも気軽に飲めるコーヒーですが、適量を知らずに飲み続けると体調を崩す可能性があります。
- 3〜5杯以上は飲まない
- 年齢や体調に合わせて量を調節する
これらを守って、毎日のおいしいコーヒーを楽しんでくださいね。