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布団を干したいけど干せない…そんな時は部屋干しを!
布団はできるだけ天日干しでしっかり除菌、消臭、乾燥させたいですよね。しかし梅雨の時期や長く雨が続いた時はそうもいかない事があります。しかし干さないままだとダニやカビの繁殖が進んでしまい匂いも気になります。
そんな時には部屋干しをするというのも一つの手です。部屋の中で干すのは一見意味がなさそうですが、床や押し入れに畳んで置いたままだと布団の通気は一切行われません。室内であろうとも何かに広げて掛けておくと布団の裏表が風にさらされて通気しますので、雑菌などが留まり難い状態になって繁殖を抑える効果が期待できます。
雨が降っている、ベランダが汚れて使えない、地域によっては黄砂の影響が出ている、などの際は部屋干しをして布団を清潔に保ちましょう。
布団を部屋干しする簡単な方法
布団を部屋干しする簡単な方法をご紹介します。基本的にベランダに干しに行くよりも距離が近いことが多いのでやや楽に干すことができます。
1.布団を干す場所を作る
まず布団を干すための台が必要になります。布団干し用の自立するフレームやスタンドがあればそれを使いましょう。もしそういった専用の道具などがない場合は小型の脚立を使ってみたり、椅子を2つ背中合わせに並べてその2つの間に掛ける形で干すと良いでしょう。すのこがあれば、それを2つ立てかけて三角形にすることで干し台にすることもできます。
もし外が晴れていて、それでも布団を部屋で干す必要がある場合は窓際などの風通しが良い場所を選ぶと良いでしょう。
2.裏表を入れ替える
雨の日は3~4時間、晴れの日は2~3時間で裏表をひっくり返します。裏と表それぞれを干すので両面合計で4~8時間ほど干しましょう。気温が高い日などは水分も早く抜けますので目安の時間の範囲で短めにしてしまっても大丈夫です。
さらに効率よく布団を部屋干しするアイデア
部屋干しでもなにかに掛けて風通しを良くするという基本は変わりませんが、少し手を加えることでより効果的に除菌や消臭などをすることができます。
エアコンを使う
雨の日などにオススメなのはエアコンを活用すること。除湿機能と送風で部屋の湿気を減らしつつ風を起こして布団が乾きやすくなります。これは除湿機などを使ってもOKです。
扇風機も併用する
また扇風機などで風を当てるのも布団の中の通気を良くして雑菌などの繁殖を遅らせることができます。布団をアーチ状に広げるように干すと風が裏面にもよく当たって効果的です。
干す前に布団乾燥機にかける
布団を干す前に布団乾燥機にかけるのも効果的でオススメです。除菌、ダニ駆除モードで片面2時間ずつしっかり高温にすることで雑菌やダニが死滅します。
しかし熱を持ったままだと湿気がこもりやすいので、それを部屋干しで冷やしつつ湿気を乾かすことで、天日干しに勝るとも劣らないしっかりとした除菌、殺虫を行うことが出来ます。匂いが気になる場合は干す前にファブリーズなどの消臭剤を軽く吹き付けておくとより効果的です。
布団の加熱に関しては布団乾燥機がない場合、ホットカーペットのダニ駆除モードを使って布団を温めたり、100度に設定したアイロンを布団全体にかける方法もあります。できる範囲から試してみましょう。
布団の部屋干しでおすすめのグッズ
以下のグッズを使うと、布団の部屋干しがより楽で効率的に行うことができます。ニトリなどのホームセンターにも多種多様なグッズが取り揃えてありますが、お出かけがし辛い時は通販も便利です。部屋干しの機会が多い場合は購入を検討してみては如何でしょうか。
アイリスオーヤマ オールステンレスふとん干し
家族が多く、干す布団の枚数が多い時に便利な4枚干しタイプ。オールステンレスなので布団からの湿気に強くシンプルな構造なので組み立ても簡単です。使わない時は小さく畳むことが出来るので場所を取らないのもポイント。
ekans(エカンズ) 伸縮式多機能ふとん干し
金属フレームでシンプルなデザインの物干し台で、大きめなので大きさによっては布団4枚ほど干すスペースがあります。高さと幅のどちらにも伸縮自在になっており、家の空きスペースに合わせたサイズ調整ができて使い回しの良いのがこの物干し台のメリットです。
物干し 室内物干し 布団ハンガー
帽子掛けのような三脚タイプの物干し台なので、正方形のタイプとは違った置き場所を選べます。三脚型で高さが取りやすいので、布団よりもやや大きいせいで地面に接地してしまいやすい布団カバーなどを干すのにも向いています。
組み立てはドライバーいらずのバックル式。使わない時は円柱状にポールを折りたたむ事が出来るので、非常にコンパクトに収納することができます。
アイリスオーヤマ サーキュレーター
上下への対応角度が広く、部屋干しした布団に風を当てるのに便利なサーキュレーターです。急いでいる時の強風のほか、静音モードなどもあるので状況に合わせた使い方ができます。
アイリスオーヤマ 布団乾燥機 カラリエ
温風で布団の除菌、乾燥を行ってくれる布団乾燥機です。ホースを布団の中に入れるだけなので簡単に使えて、サイズも小さいので置き場所に困りません。乾燥機でしっかりダニを駆除しておくことで部屋干しの効果もより高くなります。
布団の部屋干しは毎日やるべきではない?
雨や花粉などの部屋干しするしかない状況がある場合はやむを得ないのですが、やはり出来る限り布団は天日干ししたい所。部屋干しだけではどうしてもカビやダニの繁殖がしやすい面があり、部屋の中だけで湿気が循環するので布団を干した部屋全体までをカビの繁殖をしやすい状況にしてしまいます。
布団を干す頻度は、綿・合成繊維などの場合は週1回、ウールや羽毛の場合は1ヶ月に2回程度で良いとされているので、干す手間を考えてもやはり毎日干すのはあまり良いこととは言い難いかもしれません。
雨の多き季節は部屋干しで乗り切ろう
部屋干しでも布団乾燥機や扇風機、部屋干しハンガーなどを使えばしっかり布団を乾かしてダニ、カビ対策はできます。もちろん天日干しができればそれが一番良いのですが、天気や地域ごとの事情は変えようがないですよね。そういった時にこの部屋干しの効率的なやり方や便利な道具などの知識を活用し、湿気の多い時期を乗り切っていきましょう。