無洗米にしてはいけない『NG行為』5選!洗うとどうなるの?マズくなってしまうダメ行動とは?

お米を洗う

近年、研がずに炊ける「無洗米」のにん気が高まっています。研ぐ時間を省けるので家事の時短にもつながりますよね!しかし、無洗米は正しく炊かなければパサパサとした美味しくない仕上がりになってしまうことも…。そこで今回は、無洗米にしてはいけないNG行為を解説します。

研がずに炊ける「無洗米」は忙しい主婦に人気!

器に入ったお米

従来、日本人が好むお米は、必ず研いで炊く「精白米」でした。しかし、近年は家事負担を減らしたいという方々の声を反映した「無洗米」の人気が高まっています。

無洗米とは、その名の通り洗う(研ぐ)必要のないお米です。従来の精白米は「肌ぬか」という粘着性のある物質が表面に残っていたため、研いで肌ぬかを取り除く必要がありました。しかし、無洗米は工場で肌ぬかを取り除いているため、研ぐ過程が必要ないのです。

研ぐ時間を短縮できるだけでなく、研ぐために必要な水も節約できるという理由から、忙しい共働き家庭では特に人気が高まっています。

無洗米にしてはいけない『NG行為』5選

研ぐ必要のない無洗米ですが、美味しく炊くためには注意点を理解しておかなければなりません。そこで、無洗米にしてはいけないNG行為を紹介します。無洗米を研いでしまうとどうなってしまうのでしょうか。

1.精白米のように研ぐ

無洗米は工場ですでに肌ぬかが取り除かれているため、精白米のように十分研いでしまうと、無洗米の表面についている旨味成分やビタミンなどが流されてしまいます。

パサパサとした食感になってしまったり、精白米より美味しくないと感じる原因になるため、無洗米は研がないようにしましょう。どうしても気になる場合は、軽く水でゆすぐ程度にしてください。

2.精白米と同じ水量で炊く

絶対にダメというわけではありませんが、精白米よりも水の吸水率が低いため、水を少しだけ多めに入れたほうが美味しく炊けます。

精白米と同じ水量で炊いてしまうと、どうしても食感が精白米に劣ってしまう原因になりやすいので、お使いの炊飯器の説明書などをよく読み、無精米に合った水量で炊くようにしましょう。

3.お湯を使う

無洗米はすでに工場で肌ぬかが取り除かれている分、精白米よりも脆いという性質を持っています。そのため、お湯で無洗米を炊いたりゆすいだりすると、お米が割れてしまう危険性があります。

お米が炊く前に割れてしまうと、食感や舌触りが悪くなり、「美味しくない」と感じる原因になり兼ねません。必ず冷たい水でゆすいだり炊いたりするようにしてください。

4.長期間食べずに保管する

前述したように、無洗米は精白米よりも乾燥しやすく脆い特徴を持っています。また、嫌な匂いを吸収しやすいため、精白米よりも早めに食べるようにしましょう。

長期間食べずに保管していると、乾燥してお米が割れてしまったり、傷んだり、お米の質が劣化してしまう原因になります。無精米は精米から1ヶ月〜1ヶ月半を目安に食べ切るようにしましょう。

5.高温多湿の環境下で保存する

これは無精米だけでなくお米全般に言えることですが、高温多湿の環境下で保存してしまうと、早めに劣化してしまいます。

お米の保管はタッパーや米びつなど、きちんと密閉できる容器に入れて、温度や湿度の低い環境で保存しましょう。おすすめは温度が低く、湿度も高すぎない冷蔵庫です。

無洗米を美味しく炊くためのポイントは?

炊飯器のボタンを押す人の手元

無洗米を使っている人の中には「精白米より美味しくない」と感じる人もいると思います。このように感じる場合は、以下のポイントを押さえて炊くことを意識してみましょう。

  • 精白米よりも大さじ1〜2杯分多めに水を使う
  • 春秋は45分、夏場は20分、冬場は1時間ほど米に吸水させる

精白米よりも水を吸収しにくいため、少しだけ多めの水にしっかりと浸水させた上で炊くことをおすすめします。炊飯器によっては無洗米モードなどの専用モードが用意されている商品もあるので、取扱説明書の指示に従って炊いてください。

無洗米は精白米と区別して正しい方法で炊こう

いかがでしたか。無洗米は工場ですでに肌ぬかが取り除かれているため、精白米とは区別して扱わなければいけません。正しい方法で炊くことで、精白米のような美味しさを楽しめます。無洗米を使っている方は、ぜひNG行為や美味しい炊き方のコツを意識してみてください。

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