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初心者でも大丈夫!ベランダ菜園を始めよう!
ベランダ菜園にはいくつかの魅力的なポイントがあります。
まず、マンションやアパートなど限られたスペースであっても野菜や果実、ハーブ類を栽培することが可能です。必要なのはプランターや植木鉢などを置く場所ですので、広い面積を必要としません。
また、プランター自体もおしゃれなものがあり、ベランダをおしゃれな空間にすることができます。栽培を通じて成長する喜びを感じ、収穫した後はそれを使った料理も作れます。
初心者でも失敗しにくい栽培キットや忙しい方向けのキットもありますので、自分にあったベランダ菜園をすることができます。
ベランダ菜園をする前にチェックしよう
初心者であっても、基本をしっかり押さえることでベランダ菜園を成功させることができます。そのためには必要なものやポイントがありますので、まずはその基本を覚えておきましょう。
場所を選ぶことが重要
植物を上手に育てるコツとして1番大切なのは場所選びです。植物の成長には日光と水を欠かすことができません。栽培するものにより最適な空間は異なりますが、基本的には日当たりのよい場所を選ぶことが大切です。同じベランダという空間でも、日当たりを確保するために高さを変えるなどの工夫が可能です。
土選びも欠かさずに
植物の栽培には適した土を選ぶことが大切です。しかし、初心者が土づくりから始めるのは敷居も難易度も高いかもしれません。そんな時は、あらかじめブレンドされた土をホームセンターなどで入手するとよいでしょう。また、野菜別の培養土も売られていますので、目的に合わせた土を購入することをおすすめします。
プランターは扱いやすいものを
ベランダ菜園の場合、根が十分に張れる深さがあり、持ち運びやすい重さのものがおすすめです。また、おしゃれな庭にこだわりたい方であれば、ナチュラル素材の木製プランターやテラコッタプランターもよいでしょう。アレンジしやすく、ペイントやイラストなどを施してベランダを彩ることができます。
さっそくベランダ菜園をするための準備をしよう
基礎知識が身についたら、必要なものを揃えましょう。大きく分けると、プランター、土、スコップなどの物品です。
プランター
購入前に、置き場所の大きさを確かめてから購入します。おしゃれにこだわりたい方は、バケツや樽などで自作するのもおすすめですよ。
土
植物によって適した環境が異なりますので、初心者はあらかじめブレンドされた培養土がおすすめです。パッケージの裏にその土で育てることのできる植物が記載されています。
鉢底石
プランターの底部分に入れる石です。培養土をそのままプランターに入れてしまうと水はけが悪くなり根腐れすることがあります。プランター栽培には欠かせないものです。100円ショップなどでも購入することができます。
スコップやじょうろ
スコップはプランターの大きさに見合ったものを用意しましょう。また、サビは植物にとって良くありませんので、なるべくサビにくい素材を選びます。じょうろは、なるべく先端にたくさんの穴が空いたものの方が土や植物を傷めずにすみます。
ベランダ菜園をするための手順
- 準備
育てたい植物が決まったら、必要な物品を揃えます。最低限、プランターと土と鉢底石、植物の種などを準備しましょう。また、植物にはそれぞれ適した種まきの時期がありますので、それを確かめます。また、植物によっては手順が異なる場合もありますので、パッケージなどを確かめます。 - プランター作り
まずプランターの底に鉢底ネットと鉢底石を敷きます。鉢底石の厚みは2センチから3センチが目安です。その上に培養土をプランターの上の淵から3センチ程度を目安に入れます。マンションの低層階や平屋などでは鉢底ネットを防虫ネットにするなど、場所によっては対策が必要な場合があります。 - 種まき
プランターに種をまきます。種類によって、適した間隔がありますので、パッケージなどを参考にしてまきましょう。
ベランダ菜園を成功させるコツ
植物にとって大切なものは「光」と「水」です。まずは、ベランダの方角や周囲の建物などから十分な日照時間が確保できるかを確かめましょう。プランターや土が適していても、十分な日光がなければ植物はうまく育ちません。
また、育てやすい植物を選ぶことも大切です。種から育てるより苗から育てたほうが難易度も低くなりますので、苗を選ぶというのも一つの手です。パッケージや専門書、ブログなどを参考に、その植物に適した時期を選んで育て始めましょう。水やりは光合成の時間なども考慮し、早朝に行うことをおすすめします。
ベランダ菜園におすすめの野菜
リーフレタス
3月から4月の春先に植え、1か月ほどで収穫可能です。ポットに種をまき、葉っぱが3枚程度に増えたところでプランターに植え替えをします。
ラディッシュ
和名の通り、20日程度で収穫できる野菜で、3月から5月に種まきをします。成長を促すため、双葉が芽生えるころに3センチを目安に間引きをします。直径3センチ程度で収穫します。
ミニトマト
ミニトマトはプランター栽培に向いており、収穫量も多い傾向にあります。ベランダ菜園では種より苗からの栽培がおすすめです。様々な色の種類があるので、ベランダをおしゃれに彩ることもできます。
オクラ
4月ごろに種をまきます。暑さに強い植物ですので、日当たりがよいところに植え、5センチから8センチの間に収穫します。
きゅうり
夏の暑さを和らげるグリーンカーテンにもなります。5月頃の気温が上がるころに種をまき、60日程度で収穫できます。種をとることも簡単なので、翌年また栽培することもできます。
ゴーヤ
こちらもグリーンカーテンに最適な野菜です。5月中旬に植え、夏に収穫できます。病害虫に強く、簡単に育てられます。
ミント
3月から6月にかけて種をまくハーブです。生命力が強く、根が生きていればまたそこから成長します。上の部分を摘んでいき、夏から初冬まで収穫できます。
ベランダ菜園で気をつけるべきポイント
賃貸規約をよく読む
賃貸であれば、規約によりベランダ栽培を禁じているところもあります。
非常時に備える
集合住宅であれば、上階の住民の避難経路などにベランダが指定されている場合があります。プランターで防いでいないかを確かめましょう。
虫対策を行う
ベランダに土と植物が持ち込まれることで、害虫が湧いてしまう可能性があります。肥料を使いすぎない、防虫ネットや防虫対策が施してある土を使う、虫が湧いた場合は早めに対処するといった対策が必要です。
季節ごとに水や肥料を変える
梅雨の時期でもある5月末から7月頃は、水のやりすぎに注意しましょう。7月から9月の暑い時は土がすぐに乾いてしまうこともありますので、朝と夕方の2回に分けて水をやることも大切です。通年の植物でも11月末から2月末頃は霜などに影響を受けますので、可能であれば夜間は室内に持ち込み、植物が傷まないようにしましょう。
ベランダ菜園を始めるための初心者キットもある
Amazonで販売されている、初心者キットをいくつかご紹介します。どれもプランターと種が同梱されていますので、手軽に始めることができます。
ベランダ菜園を始めてみましょう
ベランダ菜園は省スペースで始めることができます。初心者向けの植物や適した道具を使うことで失敗することなくベランダ菜園が可能です。また、初心者向けのキットは、その植物に適した環境に合わせたプランターもセットとなっているものがあります。水耕栽培キットなど忙しい方でも始めやすいものがありますので、自分に向いたものから始めてみましょう。