あなたは『毒親』になっていませんか?5つの共通点と改善すべきこととは?

耳をふさぐ子ども

昨今登場した「毒親」という単語は、聞いたことはあれどどのような意味を持っているのか知らないという人も多くいます。広く知られた「毒親」と呼ばれる存在の特徴を把握し、自らの育児に当てはまる部分がないかをチェックしてみるきっかけにしてみましょう。子どものために親が改善すべきポイントも、紹介しています。

毒親ってどんなもの?

怒る母親

昨今出現した、「毒親」という単語。耳なじみはあるものの、具体的にはどのような親を指すのかわからないですよね。

  • 子どもに過度なプレッシャーを与えいる
  • 子どもに精神的苦痛やストレスをかけている
  • 過度に子どもに付きまとい、支配したがる

上記のような特徴が、毒親の特徴です。

毒親の5つの共通点

怒る女性

毒親の共通点は、以下のものがあります。

1.常に命令口調

常に命令口調で子どもに指示を出し続けてしまうと、子どもは狭苦しい思いをしてしまいます。

  • ~やれ・~しろ
  • ~するな・~やるんじゃねぇ
  • ~やったのか
  • ~すべきだなど

命令口調で話されてしまうと、子どもは意見を言いにくくなってしまいます。大人でも威圧感を覚えやすいので、自分の子どもであっても声のかけ方には注意すべきです。

2.子どもの将来をつぶすような発言

子どもの未来をつぶしてしまうような言葉は、言ってはいけません。

  • 大人になったらこの職業(医者・自衛隊など)の人と結婚しなければならない
  • 大人になったら自分たちの介護をするよう、幼いうちから刷り込む
  • 子どもがなりたい職業を言ったら、真っ向から否定する…なれるわけないなどの声をかける
  • 私たち(両親)のように立派な大人にならなければ、人間としての価値がないといった趣旨のことを言う

子どもの将来の可能性は、無限大です。それを制限するようなことは、親であっても口にすべきではないのです。

3.子どもの自信を無くしてしまうような発言や態度

子どもが自分の存在価値を見失ってしまう趣旨のことを、言ってはいけません。

  • あんたなんかいなくてもいい
  • そんなこともできないの?・それはできて当たり前
  • みんなできてるのに、あなただけできていない
  • その話はいいからと、会話を断ち切る
  • 子どもの話を全部聞き流す

親から認めてもらえなければ、子どもは自信が持てず、自分はいらない存在なんだと思い込んでしまいます。

4.子どもを従わせようとする

子どもを常に言いなりにしたい、自分に従順に従わせようとするのはNG!

  • 親が子どもの友達を選ぶ
  • 子どもが遊びに行くと、だれと・どこで・いつ・なにをして・どんな会話をしたか、根掘り葉掘り聞く
  • 子どもの恋人にケチをつける…別れさせようとすることも

従順に従わなければ、手を挙げるなどの実力行使に出る親もいます。

5.夫婦関係を子どもの前でいってしまう

夫婦の不仲や、相手の愚痴を子どもに言ってしまうのはNG。たとえ夫婦喧嘩をしたり、伴侶に不満を持っていたとしても、家庭内に不穏な雰囲気を漂わせてしまうのはよくありません。子どもが親の機嫌を取り、常に気を使ってしまいます。

子どものために改善すべきこと

親子が手を重ねハート型の小物を持っている

子どものために親が改善できる点は、以下の通りです。

  • 子どもに対して、適切な距離感で接する
  • 子どもは親の付属品ではなく、一人の人間であることを認めて接する
  • 子どもの考えを、頭ごなしに否定しない
  • 子どもの将来の夢を認め、応援してあげるなど

子どもは、親と良好な関係が築けていると精神的に安定します。子どもが健やかに成長するためには、親との健全な関係が不可欠なのです。

まとめ

子どもは親とのかかわり方で、よくも悪くも変わります。子どもの人生をより充実した幸せなものにするためにも、子どもとのかかわり方を日々ひりかえりつつ、子どもと接していきましょう。

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