冷蔵庫の選び方のポイント!容量の目安からメーカー別の特徴まで

冷蔵庫

皆さんのお宅には冷蔵庫がありますよね?冷蔵庫はどの家庭にも必ずと言っていいほど必要な電化製品です。大抵どの家庭にも1台は置いてある冷蔵庫ですが、ではどうのように冷蔵庫を選びましたか?冷蔵庫はそれなりの金額がするものです。日常的に使い、長年使うものだからこそ冷蔵庫選びは慎重になる必要があるかと思います。今回は冷蔵庫選びのポイントについてご紹介します。

冷蔵庫の選び方のポイント

冷蔵庫を選ぶカップル

冷蔵庫には、形、サイズ、機能、ドアの開け方などが違い、様々な種類があります。生活必需品である冷蔵庫は使用頻度も多く、一度買ったら10年以上は使い続ける家庭が多いと思います。

それだけ重要な家電製品ですので、これからご紹介するポイントを抑えて、自身の生活にあった冷蔵庫をこだわって選んで頂きたいと思います。

スペースに収まるものを選ぶ

まず大切なのは、スペースに合ったものを選ぶことです。一軒家や家族住まいの集合住宅など、家が大きくなればなるほど冷蔵庫の置き場を想定して作られた住宅が多いと思います。その想定されたスペースに収まるものを選ぶ必要があります。

また、冷蔵庫には常に電気が必要になるので、コンセントの近くに置きます。電源を指すゆとりが必要ですので、ゆとりを持ったスペースの確保をするようにしましょう。

ドアの種類を確認する

冷蔵庫のドアには、「左開き」「右開き」「観音開き」「両開き」といったものがあり、住宅に合わせたドアを選ぶ必要があります。冷蔵庫の左側に壁があるのに左開きのものを選んでしまうと、とても使いづらいです。

また、もし転勤などにより引っ越しが頻繁にある家庭であれば、両開きや観音開きのドアを選んでおく方が引っ越し先でも使える可能性が高いでしょう。冷蔵庫を設置する周辺や、今後の引っ越し予定などを考慮してドアを選ぶようにしましょう。

デザインや色にもこだわる

冷蔵庫は面積の大きいものです。キッチンのインテリアを考慮して冷蔵庫の色も合わせて選ぶようにするといいでしょう。色を失敗してしまうと目立つ冷蔵庫がさらに悪目立ちしてしまうことになりかねません。キッチンの色をよく把握してから購入するようにしてください。

冷蔵庫の色で人気の色はやはり「白」のようです。白であれば、まず問題なく一般的な家庭には合うかと思います。他にも、シルバーやブラウン系のものもよく使われる家庭が多いようです。冷蔵庫を買う際は、想像しやすいようにキッチンの写真を撮ってから行くことをおすすめします。

また、色以外にも冷蔵庫には様々なデザインがあります。容量は同じでも、高さや奥行きが違うものもあり、冷蔵庫を選ぶにもたくさんの選択肢があります。

最近ではデザイン性の高いものもあるので、デザイン重視で気に入ったものを選ぶ人もいるようです。デザイン重視でもいいですが、必ずスペースに収まることを確認してから購入するようにしてくださいね。

冷蔵庫の容量(サイズ)の選び方

冷蔵庫のサイズは選ぶうえでとても重要なポイントになります。家庭に合わせて必要なサイズが変わってきます。自分の家庭に合ったサイズの冷蔵庫を選んでください。

必要な容量の計算方法と目安

必要な冷蔵庫の容量は家族の多さに比例して大きくなります。単身の住まいなら200Lほどの冷蔵庫で十分ですが、家族用となるとそれではとても足りないかと思います。

どの容量の冷蔵庫を選べばいいのか、家庭の人数によって指標を示す計算式が以下になります。

家族の人数×70L+100L(常備食材)+70L(予備スペース)=必要な容量

この計算式からすると、その家庭によって必要な冷蔵庫の容量は以下の表になります。

家族の人数 冷蔵庫の容量
1人 240L
2人 310L
3人 380L
4人 450L
5人 520L

おおよその数字はこのように出ていますが、一人暮らしでもよく料理をする人、人を招いて料理を振舞うことが多い人ならもっと容量の大きな冷蔵庫の方がいいかもしれません。

新婚の家庭では今は2人でも今後家族が増えていくことも考えると、もっと容量の大きいものを選んだ方がいいでしょう。

基本的には場所に余裕があれば、少し多めの容量を選んでおく方がおすすめされているようです。大は小をかねます。表の数字は目安として、自分の生活スタイル、今後の人生設計なども考えて冷蔵庫のサイズを決めるようにしてください。

冷蔵庫のドアの選び方

冷蔵庫のドアを開ける人

先ほどご紹介した通り、ドアの開き方も選ぶ上で大切なポイントになります。冷蔵庫はドアの開き方で使いやすいが決まります。ここでは代表的なドアの開き方を具体的にまとめました。自宅の冷蔵庫を置くスペースの状態をよく確認し、使いやすいドアを選んでください。

観音開き(フレンチドア)

2枚のドアが両側に開くスタイルです。フレンチドアとも呼ばれています。片方のドアだけ開くことができ、冷気を逃がしにくいと言われています。またドアの幅が小さいので、キッチンの通路が狭い場合でも開けやすいようです。

片開き(左開き・右開き)

片開きは右開きか左開きのどちらかになります。どちらか一方からしか開けないものを片開きといいます。右側に開くものを右開き、左側に開くものを左開きと言います。

右側に壁がある場合に右開きのドアにすると開けにくくなるので、片開きのドアの冷蔵庫を選ぶ場合、壁のある側はどちらか気を付けるようにしてください。

両開き

両開きとは一枚のドアが左右どちらからでも開けられるタイプのものです。引っ越しなど、冷蔵庫の位置を変えることが多そうな場合両開きのドアなら安心です。

冷蔵庫のメーカーの選び方

冷蔵庫製造工場

冷蔵庫は様々なメーカーが製造しています。最近では冷蔵庫も高性能になり、メーカーによってそれぞれ売りの性能があるようです。ここではメーカーごとにどんな特徴があり、どんな推しポイントがあるのかご紹介していきます。自分に合った冷蔵庫のメーカーはどこか、せひ参考にしてください。

シャープの冷蔵庫の特徴

シャープの冷蔵庫は、チルド室に特徴があります。チルド室に「プラズマクラスターうるおいチルド」と性能を採用しており、浮遊しているカビを除菌してくれたり、増殖を抑えてくれたりする効果があります。

またシャープは冷凍室に力を入れており、大容量で3段収納が可能な構造になっています。

シャープで人気の冷蔵庫は、メガフリーザーシリーズです。冷凍機能に特化されており、野菜室を小さくして冷凍室の容量をさらに拡大しているシリーズです。約30分で急凍できるタイマー冷凍機能も搭載され、冷凍保存を重視したい人におすすめの冷蔵庫です。

シャープ 冷蔵庫

パナソニックの冷蔵庫の特徴

パナソニックの冷蔵庫は、「微凍結パーシャル」と呼ばれるチルド室があり、「チルド」と「冷凍」のいいとこ取りをした機能を搭載しています。

このチルド室は買った日の鮮度がそのまま保てると謳われています。作り置きしたものも1週間は鮮度が保たれるそうです。

パナソニックの冷蔵庫は野菜室、冷凍室が100%全開できる「ワンダフルオープン」を採用しているため奥の奥まで使いやすい造りになっています。

パナソニックの冷蔵庫で人気のシリーズは、HPXシリーズといわれ、省スペースで大容量という特徴があります。また冷蔵庫は3色展開が多い中、4色の種類があるそうです。

パナソニックの高性能と言われる機能をすべて常備していてとても人気のモデルとなっています。まとめ買いをすることが多く、食材を新鮮に保ちたい人におすすめの冷蔵庫です。

パナソニック 冷蔵庫

日立の冷蔵庫の特徴

日立の冷蔵庫は冷蔵室の上の段に鍋が置けるほどのスペースがあるそうです。また高さも自身が使う鍋などに合わせて調整できるようになっています。

チルド室に大きな特徴があり、「真空チルド室」と言われラップなしで保存ができるようになっています。チルド室を開ける時には、プシューという音がして本当に真空されていることを実感できるでしょう。

日立の冷凍スピードはメーカー1だと言われ、日立が持つ独自のコンプレッサーの高性能さが際立っています。アツアツのものを入れてもセンサーが温度を察知して、自動で温度に合わせて冷凍してくれるそうです。

日立の人気のシリーズはHWシリーズといい、真空チルド室はもちろん「うるおい低温冷蔵」「新鮮スリープ野菜室」「デリシャス冷凍」など日立の人気の機能が備わっています。

新鮮スリープ野菜室は野菜は眠らせるように保存をして7日間新鮮さを保つといわれています。野菜の鮮度を抜群に保ち、栄養素などにもこだわる人におすすめの冷蔵庫です。

日立 冷蔵庫

東芝の冷蔵庫の特徴

東芝の冷蔵庫は「真ん中野菜室」を採用しています。通常一番下の段に来る野菜室を真ん中に設置しています。使用頻度の高い野菜室を真ん中にすることで、しゃがむ回数が少なくなり、使いやすい導線といわれています。

野菜室の中はうるおいが保たれる機能が付いており、カビの原因となる結露も防いでくれるそうです。さらに、東芝の冷蔵庫は「マジック大容量×ラクラク収納」を謳っています。

外壁の厚みをカットしたことにより、庫内の容積アップに成功し、大容量となっています。冷蔵部の棚を自分の好みで高さ調整することもでき、使い勝手がいい構造となっています。

東芝の人気モデルはFWXシリーズで、ミラーガラスを使った高級感溢れる冷蔵庫となっています。人気の真ん中冷蔵室になっており、他にも「タッチオープン」や「速鮮チルド」「もっと潤う摘みたて野菜室」など、高性能な機能を備えており、人気となっています。

東芝 冷蔵庫

三菱の冷蔵庫の特徴

三菱の冷蔵庫の大きな特徴は、スリムな幅で大容量という「置けるスマート大容量」な設計になっていることです。三菱はスマート化の走りになったともいえるメーカーだそうです。

「氷点下ストッカーD」という機能があり、これは肉や魚を凍らせることなく氷点下で保存できる機能で、鮮度を保てる上、調理する際に解凍する必要がなく、すぐ調理ができるというものです。

三菱の冷蔵庫では、置けるスマート大容量MXシリーズが人気のようです。大容量は基本機能として「氷点下ストッカーD」「切れちゃう瞬冷凍」「クリーン朝どれ野菜室など人気の機能」が備わっています。

切れちゃう瞬冷凍は、冷凍しているのに解凍なしでサクっと切れて料理が手早くできる機能です。また、野菜室は使いやすいよう真ん中に配置され、4つのエリアに分けて保存することができ、何をどこに保存しているのかすぐに把握できるそうです。

さらに、野菜室に光LEDが搭載され、光の力で保存中の野菜のビタミンCアップの効果が期待できるといわれています。三菱の冷蔵庫は長期的に保存をする人より、短期的に保存して食材を使い切りたい人におすすめです。

三菱 冷蔵庫

冷蔵庫の省エネ性能の選び方や見方

近未来的な冷蔵庫

最近の冷蔵庫は省エネであることが当たり前といわれるくらいに、省エネ機能を備えています。それだけ省エネの性能があると、どの冷蔵庫を選ぶべきか迷ってしまうと思います。ここでは省エネ性能が高いもの選び方、見方について説明します。

省エネ性能の高さを確認するときは、「統一省エネルギーラベル」を確認しましょう。統一省エネルギーラベルとは省エネ法により、製品の省エネルギー性能を表示しているラベルのことです。冷蔵庫は表示対象機器なので、ラベルの表示が義務付けられています。

このラベルには、省エネ基準達成率が星の数で表され、星の数が多いほど省エネ性能が高いということになります。星は1つから最大で5つまで表示され、5つ星マークがついている場合は、省エネ基準達成率が100%以上ということです。省エネ性能は電気代にも関わってくるので、ぜひしっかりと確認してください。

大きい冷蔵庫の方が消費電力が高いと思う人も多いと思いますが、省エネ性能にサイズは関係はないそうなので、大きさで判断せずラベルを見るようにしてください。

資源エネルギー庁 統一省エネラベル

まとめ

ドアをオープンした冷蔵庫

冷蔵庫の選び方のポイントについて紹介しました。冷蔵庫は生活に欠かせない必需品です。

今はどこのメーカーも高性能でたくさんの選択肢があると思います。決して安い買い物ではなく、長年使っていくものなので、自分の生活スタイルをしっかり把握してこだわって選ぶべきものだと思います。自分にとって使い勝手のいい冷蔵庫を選ぶ参考にして頂ければ幸いです。

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