「怖い夢・悪夢」を見る5つの原因 心理状態や暗示とは?

壁に映る人の手の影と怯える女性

「なんだか最近、よく悪夢を見る」とお悩みの方はいませんか。夢はその人の精神状態や今後起きることの警告が含まれているといわれています。悪夢にはどのような意味があるのでしょうか。今回は怖い夢や悪夢を見る時に考えられる原因を解説します。

「夢」は直近に起こった出来事を整理するために見る

睡眠中の女性

目が覚めた時に夢を見ていたことに気付くことは度々ありますよね。「夢」はその日起こったことや直近に起こった出来事を脳内で整理する役割があり、記憶を整理している過程が断片的に「夢」として記憶に残っていることがあるのです。

また、就寝時の心理状態が影響することも多く、自分でも気付いていない深層心理が夢に映像として反映されていることも少なくありません。

人によって、またその時に置かれている状況によって見る夢は大きく異なりますが、その人の心や考えを整理するために「夢」はとても重要な意味を持っているのです。

心理状態が影響?「怖い夢・悪夢」を見る5つの原因

では、怖い夢や悪夢といわれるようなネガティブな夢をよく見る場合、どのようなことが原因として考えられるのでしょうか。ここでは「怖い夢・悪夢」を見る時に考えられる原因を解説します。

1.強い不安やストレスを感じている

最も多い原因として、夢を見た時に強い不安やストレスを感じている状況である可能性が挙げられます。人間関係や仕事、家庭内のことで不満や不安、ストレスを感じているために、それが悪夢として脳内で処理されているのでしょう。

頻繁に悪夢を見る場合は、慢性的にストレスを感じている可能性が高いので、ストレスの原因を自分で考え、少しでも心が軽くなるようなストレス解消法を見つけることをオススメします。

2.近いうちに起こる出来事に緊張している

不安が悪夢や怖い夢の原因になっている場合は、近いうちに自分に起こる出来事を考え、その出来事に対して緊張している状態であることも考えられます。

例えば、仕事で重要なプレゼンテーションがあったり、重要な取引があったりと、近いうちに自分にとって大きな転機となる出来事がある場合は、その予定を考えてひどく緊張してしまう人もいるでしょう。こうした緊張状態がストレスとなって悪夢に反映されていることは多くあります。

その人の考え方や性格が大きく影響してくるので難しいですが、自分が納得いくまで準備を整えたり、「どうにかなる」「失敗しても次がある」と割り切って考えることでストレス度は緩和されるでしょう。

3.怖い体験がトラウマとして夢に反映されている

過去に事故や事件に巻き込まれたなどの怖い経験を持つ人は、その出来事がトラウマとして頭や心の中に残っており、ふとした拍子に記憶が蘇り、夢の中で悪夢や怖い夢として処理されることがあります。

あまりにも長い間、あるいは頻繁に過去の出来事に似た悪夢を見る場合は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)である可能性も疑われるので、睡眠外来などの専門的な分野を扱う病院で診てもらうことをオススメします。

4.トラブルが起こることを暗示する警告夢

「夢は何かを暗示している」という話があります。これは、その人が心の奥底で本能的に感じていることが睡眠中に夢として現れている可能性が考えられています。

例えば、周囲からなんとなくネガティブな視線を受けていると感じている場合、今後トラブルが発生するかも…と頭の中で予測することはありませんか。このような考えや心理状態や警告夢(悪夢)として反映されることは珍しくありません。

結果として、考えていた通りのトラブルが起こることで「警告夢(暗示夢)だ」と捉えられることがあるのです。実際は深層心理でそのトラブルを自分で予期していたことが理由でしょう。

5.アルコール摂取などにより睡眠の質が低下

睡眠の専門家による話では、寝る前にアルコールを多めに摂取してしまった場合、眠りの妨げとなるため、睡眠の質が低下し、しっかり体や脳を休めることができないため、悪夢や怖い夢を見るようになることがあるそうです。

アルコールはもちろん、寝る前のカフェイン摂取や激しい運動、さらに刺激の強いホラー映画などは、脳を刺激し睡眠の質を下げる原因となります。

最近、悪夢をよく見るという人は、就寝前の生活習慣を見直すことから始めてみましょう。

悪夢や怖い夢を見ないようにするための対処法

自宅でリラックスする若い女性

悪夢や怖い夢を見ないようにするためには、まず就寝前に心と体をしっかり休め、リラックスすることが大切です。

就寝前の行動は睡眠の質に大きく影響するため、なるべく穏やかな気持ちで過ごせるよう、音楽を聴いたり読書をしたり、温かい白湯やお湯を飲むなどの過ごし方を実践してみてはいかがでしょう。

また、ストレスが溜まっていると悪夢として反映されやすいので、自分なりのストレス解消法や緊張をほぐす方法を見つけることも対処法として有効です。

自分の趣味に没頭したり、ひとりカラオケでストレスを発散させたり、友人に話を聞いてもらったり、映画やアニメなどを鑑賞したりと、人によってストレス解消法は大きく異なります。

ぜひさまざまなストレス解消法を試してみて、自分がよりリラックスできたり気分が高揚するような方法を見つけてみてください。

悪夢は心のストレス度を反映!心のケアを優先して

悪夢や怖い夢は、不安やストレスを反映しています。ストレスを溜めたまま放置したり、睡眠の質が低下していると悪夢につながりやすいので、まずは生活習慣の改善や心のケアを優先しましょう。

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