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切ったあとのリンゴが茶色くなっている!なぜ?
リンゴは、ナイフを入れてしばらく時間が経つと変色してしまうことが大半です。本来白っぽい色のリンゴが、茶色っぽく変色しているとなると、食べても大丈夫か不安になってしまいますよね。どうしてリンゴは、切ったあと時間を置くと変色してしまうのでしょうか?
リンゴが時間経過とともに変色する理由とは?食べても大丈夫?
切り分けたリンゴが変色してしまう理由は、以下のものがあります。
リンゴが茶色くなる原因は「褐変」が起きているから
切ったリンゴが茶色っぽく変色してしまうのは、「褐変」が起きているからです。
褐変は、野菜や果物に含まれているポリフェノールの成分が、酸素に触れることで起きる現象。リンゴの実に含まれているポリフェノールは、リンゴを切ることによって空気に触れ、酸化することで茶色っぽく変色してしまうのです。
褐変が起きる野菜や果物の種類
褐変が起きやすい食材は、リンゴだけではありません。
- バナナ
- モモ
- アボカド
- ナス
- ゴボウ
- レンコン
- レタスなど
上記の果物や野菜は、生活に密着しているものばかりです。褐変が起きやすく、起きたときの対処方法はリンゴと同じ!
褐変したリンゴ、食べても大丈夫?
褐変したリンゴは、一見劣化が激しく見えるので、食べることをためらってしまうかもしれません。しかし、リンゴは褐変しても味や食感になんら変化はありません。問題なく食べられます。若干栄養は落ちますが、劇的に栄養面が低下している状態というわけでもないので安心!
褐変している箇所がどうしても気になるのであれば、ナイフなどで茶色くなった部分を薄くスライスするのがおすすめです。褐変は表面のみなので、切ってしまえば普段食べている色のリンゴの果実になります。
リンゴを変色から守る方法
カットしたリンゴを変色から守る方法は、以下のものがあります。
- 水に浸けておく
- 塩水に浸ける…400ccの水に対して、塩1g(ひとつまみ)を混ぜた塩水に2~3分浸ける
- はちみつ水に浸ける…200ccの水に対して、はちみつ大さじ2を混ぜて30秒~数分浸ける
- 砂糖水に浸ける…400ccの水に対して、砂糖大さじ2を混ぜて5~10分浸ける
- レモン水に浸ける…400ccの水に対して、レモン水小さじ2を混ぜて2~3分浸ける
- 炭酸水に浸ける…味がついていない炭酸水に5分浸ける
上記の方法の中で、一番試しやすいものを実践してみてください。塩水やはちみつ水、砂糖水にレモン水に浸ければ、数時間経ってもリンゴは変色しません。そのため、お弁当に入れるときに試してみるのがおすすめです。
まとめ
リンゴが切って変色する理由は、褐変という現象が起きているからです。褐変防止対策を実行し、いつまでもきれいな状態をキープしましょう!