目次
嫌いな人・苦手な人との向き合い方に悩む現代人は多い
職場やママ友、近所の人など、さまざまな場所で人間関係を築いていると、どうしても好きになれない、苦手意識が克服できない相手ができてしまうことは、誰にでも起こります。
しかし、同僚やママ友、近所の人といった自分にとって必要なコミュニティ関連の相手であれば、その相手との付き合いを完全に回避することは難しいです。このように嫌いな人や苦手な人との向き合い方に悩む現代人は多くいます。
嫌いな人との付き合いを避けられないのであれば、少しでも付き合い方が楽になる方法を知ることで、心の負担が軽くなるかもしれません。
「心から嫌いな人」と付き合うための5つのコツ
現在、あなたに「心から嫌いな人」がいる場合は、その人と付き合う上で向き合い方のコツを覚えておきましょう。適度な距離感で付き合っていくことで、心にかかる負担を減らし、付き合い方が楽になるかもしれません。
1.深入りせず距離を置きつつ接する
「嫌い」「苦手」と感じる相手とは、無理に付き合う必要はありません。しかし、どうしても関わらなければいけない関係性の相手であるならば、深入りせず、適度に距離を置きつつ必要最低限の付き合いを愛想よく続けていきましょう。
相手のプライベートな情報を聞き出したり、自分の個人的な情報を相手に教えたりすることはせず、表面上だけの付き合いにとどめておけば、相手の深層に入ることはなく、不快な思いをする頻度も減るでしょう。
2.相手に変化を求めたり期待したりしない
嫌いな相手を前にしてしまうと、どうしても「もっとこうしてほしい」「どうしてこのような接し方をしてくるの?」と不満が出てきてしまうことでしょう。しかし、嫌いな相手や苦手な相手だからこそ、変化を求めたり期待したりしてはいけません。
相手に「このように変わってほしい」と願ったところで、相手は自分とは別の人間です。相手にも長年培ってきたものがあるため、自分の思い通りに変わってくれることはありません。
「こうしてくれると嬉しいのに」などと小さな期待も持たずに接することで、突然不快な思いをさせられることがあっても、かかるストレスレベルを抑えることができます。
3.相手の言動に流されず自分の意志をしっかり持つ
つい相手の言動に飲み込まれてしまい、その場の空気感や雰囲気に流されてしまうことはあるでしょう。しかし、相手の言動に流されず、自分の意志をしっかりと持つことは、自分を守ることにもつながります。
相手と穏便な関係を保つために、相手の言ったことにとりあえず共感してしまう人も多いですが、この行為は自分の中で不満やモヤッとした気持ちを生み出し、ストレスにつながります。
「相手はこう言っているけれど、私の意見は違う」というスタンスで話を聞くだけにとどめ、無理に共感したり話を広げようとしたりしなくても問題ありません。
4.「嫌い」に支配されず自然な挨拶や接し方を心がける
「この人が嫌い」という感情に取り込まれてしまうと、相手の顔を見るだけで嫌悪感が湧いてきてしまいます。この「嫌い」という感情に支配されず、他の人と同じように自然な挨拶や接し方を心がけるようにしてみてください。
「嫌い」という感情だけに囚われてしまうと、その感情が顔や声のトーン、態度へ無意識に出てしまい、相手にも伝わってしまいます。より関係が悪化し、お互いに辛い思いをすることになるので、自然体で接することを心がけましょう。
5.仕事だけ、などと関係を割り切って考える
嫌いな人に対してストレスを感じているのは、心のどこかで「良好な関係を築けたら楽なのに」という思いがあるからでしょう。苦手な人や嫌いな人と無理に仲良くなろうとせず、「仕事だけ」「この時間だけ」と割り切って考えることも大切です。
関係を割り切って考えることで、自然と適度な距離感を保つことができ、相手へ過度な期待や要求の感情が沸き起こりにくくなります。
すると、お互いに必要以上の接触がなくなるので、ストレスを感じる機会が減り、表面上は穏やかに付き合っていくことができるでしょう。
嫌いだけど関係改善したい…相手への苦手意識を克服する方法
人によっては嫌いな相手や苦手な相手であっても、どうにか「嫌い」という感情を払拭し、関係を改善したいと考える人もいるでしょう。「仕事の関係上、深く関わらなければいけない」などの相手であれば尚更です。
その場合は、以下のポイントを押さえてコミュニケーションを積極的にとってみてください。
- 相手の話をじっくり聞いてみる
- 相手の長所を探してみる
- 相手との共通点を見つけてみる
- 苦手意識の原因を考えて捉え方を変えてみる
- 好意的な態度をとり徐々に相手の態度を軟化させていく
相手の話をじっくり聞きながら、なぜ自分が相手に対して「嫌い」という感情を抱いているのか原因を考えてみてください。その上で、嫌いな要因を違う角度から見つつ、相手の長所や自分との共通点を探してみましょう。
少しずつ相手との共通点や長所を見つけていくことで、「人には長所も短所もある」と寛容に受け止められるようになったり、今までの自分にはなかった新たな視点に気づけることもあります。
また、相手からの態度に不満がある場合は、まずこちらから好意的な態度をとったり、相手の良い部分を褒めたりすることで、徐々に相手の態度を軟化させていくという方法も効果的です。
どの方法も長期的な目で見ていく必要がありますが、どうしても関係を改善したいと考えている場合は、少しずつ歩み寄ってみましょう。
嫌いな相手の言動は気にしすぎないことがポイント
いかがでしたか。嫌いな相手の言動には、「嫌い」という感情から特に不満やストレスを感じやすくなります。相手の発言や態度を気にしすぎず、適度な距離感で割り切って考えることで、お互いストレスを感じない「ちょうどいい関係」を築くことができるでしょう。