今さら聞けない!知らないと恥ずかしい『節分の由来とマナー』を徹底解説

2月2日は節分です。みなさんは節分の由来を知っていますか?近頃家族で楽しむイベントになりがちな節分ですが、実は正しい豆まきの方法もあります。本特集では、節分の由来や豆まきについて詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

節分の由来

節分とは季節を分ける意味があります。季節の分かれ目では邪気(よくないこと)が生じると考えられていました。その邪気を鬼に見立てて追い払う儀式を「節分」と呼びます。

始まりは古代中国の「追儺(ついな)」と呼ばれている風習です。この文化が日本に伝わり、宮中行事となりました。

豆を巻いて鬼に見立てた邪気を追い払う行為は、いつどこで始まったのか明確ではありません。現在の日本でも家族のイベントや祝日として大切にされ続けているものです。

豆まきをするのは誰?

家族のイベントごととして扱われることが多い「節分」。豆まきをするのはほとんどが子どもで、鬼役はお父さんに任せてしまう場合が多いですよね。

しかし節分で豆まきをするのは「年男」と決まっています。現在「年男=その干支に生まれた男性」とされていますが、本来の意味は「一家の主人」を指します。

そのため、家族で節分をする際は主人である人がまくべきです。また地域によって差もあり、厄年である人が豆まきをする場合もあります。

豆まきのマナーやルール

豆まきは基本的に18時頃から22時ころまでに行います。そのため、福豆は夕方までには準備しておきましょう。

「まいた豆から芽が出るのはよくない」習わしから、豆は炒られたものを使います。豆を巻く前に、邪気が逃げていくように玄関や窓全てを開けます。年男は枡に入れた豆を右手で握り、玄関から順に回って投げます。その際に玄関の内側と外側に向かって「鬼は外、福は内」と2度声繰り返しましょう。

まき終わったら福が逃げないようにすぐに戸締りをし、豆を年齢分もしくは年齢より1つ多く食べます。豆が苦手な方やあまり食べられない方は「福茶」を飲むのもおすすめです。

恵方巻きを食べよう

節分の際に食べるのが「恵方巻き」です。江戸時代末期頃から関西を中心に流行し出し、現在は全国で節分の日に食べられています。

元々は七福神にちなんで味は7種類です。恵方巻きには「商売繁盛」や「無病息災で過ごせる」などの意味が込められています。恵方巻きは包丁で切らずに、1本丸々をその年の方角を見ながら黙って食べるのが良いとされています。

最後に

災害や病気など季節の変わり目に起きがちなよくないことを追い払う儀式が「節分」です。

古くからある風習ですが、実は正しい由来や豆まきのルールを知らなかったという方も多いでしょう。ぜひ、本特集の内容を参考に、豆まきや恵方巻きを楽しんでくださいね。

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