実は危険な氷柱(ツララ)の落とし方3選!ケガしないための正しい手順とは?

今年の日本は寒波が厳しく、寒さが厳しい地域では屋根や軒先などに鋭い氷柱(ツララ)が発生しているはず。氷柱に馴染みがない方は、冬の風物詩としてそのままにされていたり、軽い気持ちで落とそうとするかもしれません。

しかし、この氷柱を放置したり、闇雲に落としたりすると思わぬ事故に繋がります。どんな落とし方が危険なのかを知って、危ない冬の氷柱に対処しましょう。

記事の執筆者
ライター・管理栄養士

管理栄養士として7年以上の実務を経験。現在フリーランスのWEBライターとして活動中。ホームページ作成ビジネス、飲食店レビュー、書評レビュー、ゲームジャンルなど他分野で記事を執筆。猫飼育歴20年の経験からペット(猫)ブログと主夫ブログを運営中。

①根元から叩くのは危険

一気に氷柱を落とすには、根元を叩く方が効率良さそうに思えます。しかし、氷柱落としにおいて根元から叩いていくのは、非常に危険な行為。根元から氷柱を叩くと、たしかに氷柱全体がまとめて落下します。しかし、このとき氷柱が落下する衝撃は凄まじく、力加減によっては近くの氷柱も急速に落下します。

落下地点に人がいると危険なのは勿論、建物も簡単に破壊されてしまいます。氷柱を落とすときは横着して根元から叩くのではなく、先っぽから少しずつ叩き落としていきましょう。

②あとで落とすからと放置するのも危険

氷柱ができ始めたとき、めんどうだからと放置される方もいます。放置しておけば、いつか自然に溶けてなくなるだろうと考えがちですが、そう思い通りにはいきません。

寒冷地の氷柱は予想以上の速さで大きくなっていき、非常に危険な存在へと変貌します。氷柱落としは、できるだけ初期の段階で落とし始めるのがセオリー。放置していると落としにくくなるだけでなく、伸びた氷柱が窓を突き破る、氷柱の重みで家屋が倒壊するといった被害も生じます。

大きくなった氷柱が自然に落ちて、思わぬ事故を引き起こす可能性もあります。家屋や軒先に氷柱が発生したら、早急に対処しましょう。

ただし、夜間の氷柱落としは、寒さが増し視界も悪いため転倒などのリスクがあります。基本的に夜間の氷柱落としは避けるようにしましょう。

③周囲の安全確保を怠ると事故につながる

寒さが厳しい地域だと、毎年の氷柱落としに慣れているため安全確保を怠ってしまう方が少なくありません。しかし、氷柱落としにおいて油断は禁物。慣れているからと過信することは命とりです。

氷柱が予想以上の勢いで落ちてくる、氷柱を落とした先に人が通るといったトラブルが起こる可能性は十分あります。また氷柱を落とそうとして足場が不安定な屋根に上り、滑って転落される方もいます。氷柱落としを行う際は、自分の身だけでなく周囲の安全も確保した上で決行しましょう。

氷柱落としは慎重に!

氷柱の発生になじみがない地域の方にはピンとこないかもしれませんが、氷柱落としに関する事故は毎年、多数発生しています。中には氷柱落としで命を落とされる方も。

氷柱落としは、打撃圧とリーチがある専用の道具で少しずつ先端から落としていきましょう。また、落とすときは無理に落とそうと深追いはしない、できるだけ2人以上で取り組むなどといった安全への配慮も推奨します。

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