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生理中は体調も気分も絶不調…パートナーには察してほしい
女性は一般的に平均27日周期で生理がやってきます。生理中は下腹部痛(生理痛)や頭痛、吐き気、倦怠感、貧血症状などに加え、ホルモンバランスの変化により気分の浮き沈みが激しくなったり、些細なことでイライラしたりすることが増えます。
女性の中でも生理中の症状はさまざまですし、その重さも人によって違います。一昔前に比べると、男性の生理に対する意識は向上しつつあるものの、やはり実際に経験したことがないため、何をしてあげたらいいのかわからないという意見も多いです。
しかし、体調も気分も絶不調な生理中の女性にとって、「これをしてほしい」「これはやめてほしい」と伝えることすら辛いこともあります。日頃からパートナーと話し合い、生理の時はどのようなことをしてほしいのか、反対にやめてほしいことなどを伝えておくと良いでしょう。
パートナーの生理中、男性が気をつけるべき絶対NG行為5選
男性側はパートナーが生理の期間、どのようなことに気をつけるべきなのでしょうか。ここではパートナーの生理中、男性が気をつけるべき絶対NG行為を紹介します。
1.家事や育児を任せっきりにする
普段、家事や育児を積極的に行っている女性がパートナーの場合、普段通り家事や育児を任せっきりにしてしまっている…という人も多いでしょう。特に専業主婦のご家庭では、こうした傾向が顕著に見られます。
しかし、生理中の女性は男性が思っている以上に体調が悪く、体に負担がかかりやすい状態です。少し無理をするだけでも眩暈を起こしたり、下腹部痛や頭痛が悪化してしまうことも珍しくありません。
この期間ばかりは、積極的に男性側が家事や育児を行い、なるべくパートナーを休ませてあげることに徹しましょう。
2.体調不良や気分の浮き沈みに対して怒る
パートナーの生理中、あまりにも体調が悪かったり、気分が浮き沈みしている様子に対して、ついイライラしてしまい心無い一言を投げかけていませんか。こうした行為は生理中の女性にとって大きなダメージとなります。
ストレスにより、余計に体調を悪化させてしまったり、気分が底まで落ち込んでしまい涙を流してしまったりと事態を悪化させるだけです。また、こうした態度は女性にとって恨みとなって残ることが多く、今後のパートナーとの関係にも悪影響を及ぼします。
どんなに生理中のパートナーの気分が浮き沈みしたり、家事や育児ができない状態であっても、イライラした態度を見せたり心無い言葉をかけることはやめてください。
3.スキンシップを求める
生理中の女性に対して、いつも通りスキンシップを求めてしまう男性もいるかと思います。しかし、生理中は女性の体にただでさえ負担がかかっている状態です。無理にスキンシップを強要することは、負担にしかなりません。
また、中には善意からお腹をさすってあげるという人もいるでしょう。しかし、こちらも「気持ちはありがたいけれど、痛みが増すだけ」という意見も多いため、お願いされるまでは控えるべきです。
4.他の女性と生理時の状態を比べるような発言
生理時の体調や気分は個人差があります。自分の身近にいる女性が生理の症状が軽かったからと、症状の思いパートナーに対して「〇〇さんはそんなに体調悪そうじゃないけれど」といった発言は絶対にやめてください。
比べられたところで個人差の大きい症状ですので、仕方がありません。こうした発言はストレスにしかならず、余計に症状を悪化させてしまいます。
また、中には症状が重くても隠している女性も多くいます。一見すると症状が軽そうに見える女性も、実は倦怠感がひどい、眩暈が激しいなどの症状を感じている可能性は高いです。こちらの女性たちにも気遣いの気持ちを忘れないようにしましょう。
5.体型を指摘するような発言
生理中は体型が大きく変化する人も多いです。顔や体がむくみやすくなったり、お腹がぽっこりと張りやすくなったりと、体型変化のパターンもさまざまです。
生理中になると暴飲暴食が止まらないといった女性も少なくないため、つい男性は「そんなに食べるの?」「少し体型が変わってない?」などと口にしてしまう人もいるでしょう。しかし、この何気ない発言は女性の心にひどくダメージを負わせています。
自分でも自覚している人が多いため、指摘されると余計にイライラしたり悲しくなったりするのです。体型に関する発言は絶対にやめましょう。
生理中、女性がパートナーにしてもらえると嬉しいことは?
では、生理中の女性たちは、パートナーにどのような配慮をしてもらえると嬉しいと感じているのでしょうか。特に多い意見を以下に紹介します。
- 生理用品や生理痛薬などを買いに行ってくれる
- 家事や育児を率先して行い休ませてくれる
- 労わるような優しい言葉をかけてくれる
- 必要な時以外はそっと放っておいてくれる
生理中、体調が悪すぎて動きたくないと感じている女性は多いです。そのため、生理用品はもちろん、必要な買い物なども積極的に行ってくれると嬉しいという意見は多いです。
また、家事や育児は体に負担がかかるため、この期間だけは積極的に行い休ませてほしいという意見も多く見受けられます。
他にも「とにかく休みたいから放っておいてほしい」「自分のことは自分でやってほしい」「優しい言葉を時折かけてほしい」といった意見が多いです。
パートナーの生理中は接し方や配慮の仕方に気をつけて
いかがでしたか。男女間で生理に対する知識量が違うことは仕方のないことです。だからこそ、男性には日頃からパートナーの生理時の状態を理解する努力をし、パートナーが少しでも休めるような配慮を心がけてほしいですね。
女性たちは生理中にしてほしいことなどを日頃からパートナーに詳しく伝え、男性が動きやすいように準備を整えておくと良いでしょう。また、生理中に気遣ってくれたパートナーに対して、感謝の気持ちを伝えることも忘れずに!