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新年に販売される「福袋」はドキドキ感や運試し感が楽しい!
お正月に販売される福袋は、新年のお楽しみとして昔から日本で親しまれてきました。
そもそも福袋は、江戸時代に販売されていた「えびす袋」が元になっていると考えられています。また、七福神のひとり「大黒天」が抱えている大きな袋が由来になっているという説もあり、福袋には「福」が詰まっていると言い伝えられています。
時代と共に福袋に入れられる商品は多様化していますが、新年最初の運試し感が楽しいと購入する人は多いでしょう。また、入っている商品の総額が福袋の値段よりも高いことが多く、お得感があると考える人もいます。
最近は事前に可視化されている福袋も販売されている
昔は「福袋には何が入っているかわからない」というドキドキ感を楽しむため、福袋は完全に閉じられ、中が見えないようになっていました。
しかし、最近は事前に何の商品が入っているか告知されていたり、中が可視化された状態で販売されている福袋も多く見かけます。時代に伴い、福袋の販売方法やあり方も大きく変わってきているのです。
福袋を買うべきではない「3つの理由」
新年最初の運試し、コスパが良い買い物として福袋を買う人は多いでしょう。しかし、福袋を購入した人の中には「使えるものがない」「使わないものも多くて残念」という思いをする人も少なくありません。ここでは、あえて福袋を買うべきではない理由を紹介します。
1.不要な商品も入っている可能性が高い
福袋は、基本的に「中に何が入っているかわからない」というドキドキ感を楽しむものです。そのため、当然中に入っている商品には、不要なものが入っていることも多いでしょう。
最近は可視化されている福袋が多いとはいえ、福袋の中にセットとして入っている商品全てを気に入る人は少ないです。そのため、不要な商品は使用されず、そのまま不用品として家に置きっぱなしにされてしまうことも少なくありません。
人によっては、実際に使っている商品だけを考えると、福袋の値段に見合わないと残念に感じる人もいるようです。
2.使わない不用品が増えて処分に困る
福袋の中に入っていた使わない商品は、そのまま家に置きっぱなしにされたり、処分しなければいけなくなったりと、意外と後始末に困るものもあります。
元々物を捨てることが苦手な人ならば、なおさら処分が追いつかず、余計に部屋の中がごちゃごちゃしてしまう原因にもなります。
すでに家に不用品や捨てていない古いものが多い場合は、福袋で不要な物を増やすのではなく、断捨離から始めることをオススメします。
3.型落ち商品が多く入っている
福袋は、元々売れ残った商品をランダムにまとめて、見えない状態でセット売りする販売戦略の1つです。そのため、多くの福袋には、新商品ではなくすでに型落ちしている商品が入っています。
もちろん、昨年、一昨年くらいに発売された商品であれば、まだまだ現役で使える商品が多いため、不便さを感じることは少ないでしょう。
しかし、どうしても新商品が使いたい、売れ残った商品は使いたくないとこだわりを持つ人には、福袋はオススメできません。
福袋の目的や特徴を理解して購入を検討するべき
福袋を買うべきではない理由を紹介しましたが、決して福袋を買ってはいけないということではありません。買うべきではない理由を知ることで、福袋の特徴を理解し、自分の目的に合っているかどうか判断し購入を検討することが大切です。
こだわりなくお得感を重視するなら「福袋」はコスパが良い
もしも強いこだわりがなく、お正月ならではのドキドキ感を楽しみたい人や、多くの商品がまとめ売りされることでコスパ良く買い物がしたいとお得感を重視している方は、福袋が最適でしょう。
最近の福袋は、入っている商品の質も昔より高いものが多く、型落ちした商品であっても問題なく使用、または着用できるものばかりです。
「最新型にこだわりがある」「売れ残り感が嫌だ」など、購入する商品に強いこだわりなく柔軟に使いこなせる、対応できるという方は、新年最初の運試しとして福袋がオススメです。
欲しいものが決まっている場合は1点ずつ購入を!
購入する商品にこだわりがある方や、すでに欲しいものが決まっているという方は、1点ずつお目当ての商品を購入する方が無難です。
福袋を購入してもお目当ての商品が入っているかはわかりませんし、可視化されているものであっても、お目当て以外の商品がついてくることになるので、不用品を増やしてしまう恐れがあります。
可視化されている福袋の場合、欲しい商品が数点入っていて、福袋の値段と比較してコスパが良いと判断した場合は、福袋の購入を検討するのも良いでしょう。ただし、運試し要素に重点を置いていないのならば、コスパが悪い福袋は購入することを控えた方が無難です。
福袋の購入は自分の目的に応じて検討しよう
福袋は新年最初の運試しにぴったりな商品です。しかし、自分にとって不要な商品が入っている福袋も多いので、自分が福袋に何を求めているのか改めて考え、目的に応じて購入を検討することをオススメします。