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書き損じた年賀状や余った年賀状…無駄にしたくない!
毎年、年末になると年賀状の準備に取り掛かる人が多いでしょう。最近はネットが普及したことにより、年賀状文化が薄れてきていますが、それでも毎年多くの人がお世話になった人へ新年の挨拶を届ける方法として活用しています。
しかし、注文した年賀状の枚数が思っていたよりも多かったり、年賀状を書いている途中で書き損じてしまったりすると、最後に年賀状が余ってしまうこともありますよね。
年賀状は1枚62円かかっているので、「捨てるのはもったいない」と活用方法を模索する人も少なくないでしょう。
寒中見舞いに年賀状を使う行為はNG
年賀状が余ったからと、1月8日以降に寒中見舞いとして年賀状を活用することは控えてください。
本来、年賀状は松の内と呼ばれる1月7日までに年始の挨拶として出すハガキです。しかし、寒中見舞いは松の内が明けた後に「季節の挨拶」として出すハガキです。目的がまったく異なります。
したがって、寒中見舞いに年賀ハガキを使う行為はマナー違反にあたります。もしも相手が喪中であった場合、寒中見舞いに年賀ハガキを使ってしまうと、大変失礼にあたるため、寒中見舞いには寒中見舞い用のハガキや通常ハガキを使いましょう。
余った年賀状を活用する「4つの方法」
余ってしまった年賀状や書き損じた年賀状は、どのように活用することが可能なのでしょうか。ここでは余った年賀状を活用する4つの方法をご紹介します。意外な活用法もあるのでぜひ実践してみてください。
1.郵便局で別の商品に交換してもらう
未使用の余った年賀状は、郵便局に持ち込むことで切手や通常はがき、ミニレターやレターパックなどに交換できます。この場合、交換には1枚5円〜の手数料がかかります。
- 切手、通常ハガキ…1枚につき5円の手数料
- 往復はがき、郵便書簡…1枚につき10円の手数料
- レターパック…1枚につき42円の手数料
書き損じたハガキは商品と交換することはできませんが、新しい年賀はがきに交換してもらうことが可能です。こちらは手数料がかかりますが、無駄になるのを防ぐことができます。
さらに、年賀ハガキを購入後、身内に突然不幸が起きてしまった場合は、故人との続柄が証明できるものを持ち込むことで、無料で通常ハガキや切手と交換してもらえます。
2.懸賞などの応募ハガキとして活用する
年賀状は「年賀」と記されていますが、通常ハガキとして使うことも可能です。ただし、目上の方や知人などに通常ハガキとして出すことは、マナー違反として捉えられてしまう恐れがあるので控えるべきでしょう。
そこでおすすめしたい活用法として、懸賞などの応募に年賀ハガキを使う方法です。応募などに使うハガキならば失礼に当たりませんし、もしかすると懸賞に当たる可能性もあります。
応募に年賀ハガキを使う場合は、「年賀」の部分を二重線で消してから投函してください。万が一、年賀の部分を消さずに投函してしまった場合、翌年の正月期間に配送されてしまう恐れがあります。
3.金券ショップで買い取ってもらう
実は未使用の余った年賀ハガキは金券ショップなどの買取ショップで換金してもらえることがあるとご存じでしょうか。郵便局では現金に換金してもらうことはできませんが、買取ショップならば現金化できる可能性があるのです。
残念ながら、1枚62円で購入した年賀ハガキが62円よりも低価格で買い取られることになりますが、それでも現金で受け取りたいという方は、年賀ハガキを買い取ってくれる買取ショップを探してみてください。
書き損じたハガキや家族写真などが使われている年賀状の場合は、一度郵便局で通常ハガキや切手に交換してもらうことで換金可能になります。
4..福祉施設やユニセフなどに寄付する
最後の活用方法は寄付です。ユニセフやNPO法人などのボランティア団体では、毎年書き損じた年賀ハガキや余った年賀ハガキを集めています。
集まったハガキは団体側が切手などに交換し現金化、それから発展途上国での生活支援や教育支援などに役立てているそうです。
寄付先の団体によって現金化した後の支援内容が異なります。ご自身が共感できる支援内容の団体へと寄付することをおすすめします。
余った年賀状や書き損じた年賀状は捨てずに有効活用して
いかがでしたか。余った年賀ハガキや書き損じたハガキは、余ったからと捨ててしまう人も多いでしょう。しかし、実はさまざまな活用法があるので、2023年分の余った年賀ハガキは捨てずに有効活用しましょう。