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レンコンのアク抜き、していますか?
レンコンといえば、ごぼうのように切ったあとに水や酢水にしばらく浸けたあと調理するものと思っている人が少なくありません。ちょっと面倒だな…と思うことも、少なくないですよね。
実は、レンコンはアクを抜かなくても食べられます。しかも、アク抜きをしないことによるメリットも得られます。どのようなメリットがあるのか、チェックしてみましょう!
レンコンのアク抜きをしないと得られるメリットとは
レンコンのアク抜きをしない場合に得られるメリットは、以下のものが挙げられます。
1.水溶性ビタミンを豊富に摂取しやすくなる
レンコンには、数多くの水溶性ビタミンが含まれています。
- ビタミンC
- カリウム
- タンニン
- ポリフェノールなど
水溶性ビタミンは、水に浸けていると栄養が溶けだしてしまいます。レンコンを水にさらさず調理すると、レンコンに含まれている栄養を余すことなく摂取可能です。
レンコンをつけた水に栄養が流れ出ているので、水をお味噌汁などに入れると溶けだした栄養が摂取できます。しかし、アクも出ているので、独特の渋みなどを感じてしまうかもしれません。
2.胃が荒れるのを予防する効果が得られやすい
レンコンには、胃が荒れるのを防いでくれる効果を持つ栄養が含まれています。
- タンニン…抗酸化作用があり、ポリフェノールの一種。水にさらすと、アクとともに黒っぽい液体状となって水に溶けだす。
- ムチン…食物繊維の一種で、レンコンを切ったときに発生する糸の中に含まれている。水溶性の栄養素なので、水の中に溶けだす。
上記の二つの成分は、胃を守る効果を持っています。しかし、水溶性の栄養なので、水にさらしてしまうと溶けだしてしまうのです。
3.時短料理につながる
レンコンを切るだけであれば、そのまま調理できて苦になりません。しかし、水にさらすとなると、切ったレンコンがすべて入る器を探し、レンコンを入れて水を入れ、アクが抜けるまで待機する時間と手間がかかります。
きってそのまま使えると、小さな時間のショートカットができるので、少し早く料理が仕上がります。洗い物も減るので、忙しいときは実践したい調理方法です。アクを抜かずに調理する場合は、レンコンを薄切りにするのがおすすめ!
レンコンのアク抜きをしないデメリット
レンコンのアク抜きを行わないと、以下のようなデメリットが起きやすくなります。
- レンコンが酸化して、変色しやすくなる
- シャキッとした食感が楽しみにくくなる
- アクが残っているので、若干風味が悪いと感じやすくなるかも
レンコンは、アクを抜かなければ食べられない食材ではありません。アクを抜かなくても食べられるので、調理方法や仕上がりなどを意識してアクを抜くかどうかを検討しましょう。
まとめ
レンコンのアク抜きは、ほんのひと手間です。しかし、毎日料理をするとなると、その手間が負担だと感じることもあります。レンコンのアクを抜くかどうかは、メリットとデメリットを見て、時間や体力と相談して調理を行いましょう。