買ったらすぐに冷蔵庫に入れるべき『食材』5選

冷蔵庫に食材を入れる女性

買い物から帰ってきた後、しばらくの間、つい疲れて買って帰ってきた食材を常温放置してしまった…という経験はありませんか。やりがちな行動ですが、食材によっては数時間で傷み始めてしまうものもあるので注意が必要です。そこで今回は、買ったらすぐに冷蔵庫に入れるべき食材を紹介します。

扱い方に注意!食材によって適切な保存環境が違う

魚肉・野菜・卵などの食材

スーパーなどで食材を購入して、帰宅してすぐに冷蔵庫へ食材を入れる…というルーティンは、多くの主婦の方々が帰宅後にとる行動だと思います。

しかし、多くの食材を買い出しに行き帰ってくると、ドッと疲れが押し寄せてきますよね。つい「食材を冷蔵庫に入れるのは後回しにしちゃおう」としばらくの間、常温で放置してしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。

食材によっては腐敗や細菌繁殖のスピードが早いものも

食材によって、適切な保存環境は異なるので、食材によっては、数時間程度ならば常温で放置しても問題ないものもあります。中には冷蔵庫保存よりも常温保存が適している食材もあるでしょう。

ただし、多くの野菜や生鮮食品などは、冷蔵保存が推奨されています。常温で放置してしまうと、腐敗や細菌繁殖のスピードが早いものも多く、数時間放置しただけで食中毒症状を引き起こす細菌が繁殖してしまうというケースも少なくありません。

したがって、買い物して帰ってきたら、すべての食材を適切な保存環境下に分ける作業を怠らないように心がけましょう。

買ったらすぐに冷蔵庫に入れるべき『食材』5選

買い物から帰宅した女性

では、常温放置していると、たった数時間でも傷み始めてしまう食材には、どのような食材が当てはまるのでしょうか。ここでは、買ったらすぐに冷蔵庫に入れるべき食材を紹介します。

1.生肉

ひき肉や細切れ肉、塊肉など、すべての生肉は生鮮食品に分類されるため、買って帰ってきたらすぐに冷蔵庫に入れるべき食材の代表格です。

冬場であっても室温によっては、たったの数時間でも常温放置していると食中毒の原因菌が繁殖する恐れがあります。

また、よく冷凍保存した生肉を常温解凍しようとする人がいますが、この行為もリスクが高いです。冷凍保存した肉を解凍する場合は、流水解凍や冷蔵解凍がおすすめです。

2.生魚

生肉と同様に、生魚も常温で放置していると食中毒を引き起こす細菌が繁殖してしまう恐れがあります。一度鮮度が低下してしまうと、ヒスタミン産生菌が繁殖してしまい、加熱処理しても分解されません。

また、このヒスタミン産生菌は魚のエラや消化管に多く存在しているため、生魚を買って帰ったら、なるべく早めに取り除くことをおすすめします。

3.もやし

安く購入できるもやしは、よくご家庭で使うという方も多いでしょう。しかし、よく見ると消費期限が非常に短いことに気づきます。実は、もやしも長持ちしない食材の1つに入るのです。

もやしも冷蔵保存が必須となる食材で、理由はもやしの95%が水分でできているからです。常温放置してしまうと数時間で傷み始めてしまい、食中毒を引き起こす危険性が高まるので、必ず冷蔵庫に保存するようにしましょう。

4.生クリーム

生クリームも鮮度が重要な食材であり、パッケージには要冷蔵と記載されている食材の1つです。そもそも消費期限も短い食材なので、傷みやすいことがわかります。

最近では、常温保存できる生クリームなども開発されていますが、一般的にスーパーなどで購入できる生クリームは冷蔵保存が必須の商品ばかりです。

数時間でも10℃を超えた環境下に放置してしまうと、食中毒菌が繁殖してしまったり、傷むことで品質が劣化してしまう危険性が高まります。帰ったらすぐに冷蔵庫で保存しましょう。

5.牛乳

飲料に分類されますが、牛乳も持ち帰ったらすぐに冷蔵庫に入れるべき品物の1つに入ります。

牛乳は基本的に殺菌処理されていますが、すべての菌が死滅されているわけではありません。普通に飲む程度ならば問題ない程度の菌が残っている可能性があるのです。

そのため、常温で放置してしまうと、牛乳の中にわずかに残った菌が繁殖してしまい、あっという間に細菌の温床となってしまいます。

よく牛乳でお腹を下した、食中毒症状を引き起こしたというケースを見かけますが、こうした保存方法に問題がある場合が多く見受けられます。

購入した食材は持ち帰り次第適切な場所へ保存を

いかがでしたか。購入した食材をうっかり常温で数時間放置してしまうと、食材によってはすぐに傷み始めてしまう恐れがあります。なるべく持ち帰った食材はすぐに適切な環境下へ移し、品質を維持しましょう。

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