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愛車の寿命を縮めている『やってはいけないこと』5選
車の寿命は走行距離10~15万kmが目安と言われていますが、走行距離や使用年数に関係なく、やってはいけないことを繰り返すと寿命が縮まってしまいます。
1.車止めに勢いよくぶつけたまま駐車している
車止めはコンクリートのブロックで、停止すべき位置を越えてしまうのを防ぐ役割があります。近年ではタイヤの形状に合わせた五角形の車止めも増えてきていますが、車止めにタイヤを当てると、タイヤに余計な圧力がかかり負担を与えることになります。
また、タイヤ以外にも車の足まわりに欠かせない部品であるサスペンションにもストレスがかかると考えられます。
勢いよくぶつける行為やそのまま長時間駐車することが習慣化すると、タイヤが変形する恐れや、長く使用しているタイヤの場合はひび割れてパンクする可能性もあるとのこと。車止めには勢いよくぶつけたり、そのまま長時間駐車するのは避けましょう。
2.エンジンをかけた直後にアクセル全開で走行する
エンジンをかけた直後から車はすぐに走行できますが、アクセル全開にするのはエンジンに負担がかかるので控えたほうがいいでしょう。車はたくさんの部品で構成されていて、各パーツはある程度温まってから、最もパフォーマンスを発揮できるとのことです。
エンジンをかけた直後は、まだそれぞれのパーツのコンディションが最適な状態になっていません。特に冬場は外の温度が低く、部品も冷たくなっていることが指摘できます。
人も運動やダンスをする前にはストレッチをして体をほぐしたりしますが、車も同じようにエンジンをかけた直後は、車の「ウォームアップ」をするような意識で、アクセルを踏むのは極力ひかえめにしましょう。
3.長期間車を動かさない
車は定期的に動かすことも寿命を延ばすには必要です。長期間、車を動かさないでいることは、部品のコンディションに悪影響が生じるリスクが指摘できます。
- エンジンの潤滑オイルが流れ落ちて回りが重くなり、バッテリーはあがりやすくなる
- ガソリンが滞留して腐ったり、ゴムパーツが硬化しやすくなる
長期間動かさないとはどのくらいなのかと言うと、例えば1週間程度を目安に考えておくと良いでしょう。1週間以上車に走行させなかった場合は、30分程度は走らせるようにするのが望ましいと言われています。
4.急ブレーキ・急発進・急ハンドルもストレスとなる
急ブレーキ・急発進・急ハンドルなど「急」がつく操作は、車にとって大きなストレスとなり寿命を縮めることになります。急な操作は車のあらゆる部分に瞬間的の大きな負荷がかかり、壊れることは無いものの、部品のへたりや摩耗は早まると考えられます。
また、「急」がつく操作は安全の面から考えても避けるべき行為で、道路交通法第24条でも禁止されています。
5.止まった状態でハンドルを回す
車を停止させたままハンドルを回して前輪の向きを変える操作は、タイヤに負担がかかり路面と直接接する部分であるトレッド部がすり減る原因となります。トレッドは、路面からの衝撃や外傷から内部を守る役割を持っているため、すり減ると細かなひび割れが生じる可能性もあります。
止まった状態でハンドルを回すケースは、狭い場所での進路方向や駐車や車庫入れするときなどに起こりやすいですので、できるだけ車を動かしながらタイヤを回転させることを意識するのがよいでしょう。
定期的な洗車と点検は寿命を延ばすために大切
車の寿命を延ばすのに欠かせないのは、洗車や定期的なメンテナンスです。洗車をすることで、車の性能を悪化させる原因となる汚れや錆を落とせます。
また、洗車をしながら点検することで、劣化してきた部品に早めに気づいて対処すれば、寿命を延ばすことが可能になります。ご紹介したNG行為とあわせて定期的な洗車と点検も取り入れてくださいね!