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寒くなると見かける『おでん』は日本の冬の風物詩
気温が下がり、肌寒い時期が訪れると、コンビニやスーパー、店舗のメニュー、屋台などで『おでん』を見かける機会が増えます。寒い冬に温かいおでんは日本の冬の風物詩とも言えるほど、日本人にとって馴染みのある料理です。
最近では、変わり種と言われる具材も増えており、中には三色団子やトマト、イカやタコといった今まではあまり見かけなかった具材も続々と参入しています。
そんなおでんの具材は、食べる人が自由に選べることも多く、「今日は何にしよう」と毎回迷ってしまうという人も多いでしょう。
関東と関西では出汁や具材の種類も少し違う
実は、関東と関西では、おでんの出汁や具材に少し違いがあることをご存知でしょうか。関東の方が出汁が濃く、関西では薄味が好まれるため、用意されているおでんの出汁の味も少し違うと言われています。
また、おでんの具材にも違いが見られます。昔からおでんの定番として人気の高い具材は、どちらの地域でも用意されていることが多いですが、関東のおでんには練り物が多く見られる傾向にあり、関西では比較的珍しい具材が多く見られる傾向にあります。
地域によってもご当地ならではの具材が用意されていることがあるので、冬に訪れた先では、普段あまり見かけない具材に挑戦してみるのも良いでしょう。
『おでんの具』人気ランキングトップ5
多くの種類があるおでんの具材。中でもどのような具材が全国的に人気が高いのでしょうか。ここでは、人気の高いおでんの具をランキング形式でご紹介します。
第5位 はんぺん
おでんの具材の中でも、ふわふわっとした食感がたまらない『はんぺん』は、おでんの具材として昔から根強い人気を誇っています。
人によっては、他の具材の途中でふわふわっとした食感を楽しみたいという人や、出汁が染み込んでいる感じが好きといった声もあります。
また、販売している店舗によって、はんぺんの食感が違ったり、中にははんぺんの中に具材が練り込まれていたりすることもあるため、その違いを楽しむのも一興です。
第4位 牛すじ
おでんを食べる際、腹持ちが良い、しっかりとした食感を楽しみたいという理由から人気上位に食い込んでいるのが『牛すじ』です。
店舗によって、牛すじの食感が異なるため、一部では「当たり外れの大きい具材」とも言われていますが、出汁が染み込んだプリッとした食感がたまらないという理由から、毎回選んでしまうという声が多く聞こえます。
第3位 もち巾着
油揚げの中に伸びの良いとろけるようなお餅が入り、キュッと締められたユニークな具材『もち巾着』は、おでんの具材の中でも特に目を引く存在と言っても過言ではありません。
しっかり出汁が染み込んだ外側の油揚げはもちろん、油揚げを食べると顔を出すもっちりとしたお餅の食感…一度に二度楽しめるところが魅力と語る人も多いです。
また、若い人の中には「もち巾着の見た目がかわいい」というユニークな意見も。上部でキュッとリボンのように結ばれている見た目が愛らしいとのことです。
第2位 たまご
「おでんといえば、これは外せない!」と常に人気上位に食い込んでいるのが、『たまご』です。シンプルながらも存在感のあるたまごは、おでんの顔的な存在と言っても申し分ないでしょう。
そのまま丸ごとパクッと食べるのが好きな人もいれば、一度半分に割り、片側はそのまま食べ、もう片側の黄身を出しに溶かしていただくといった食べ方をする人も多く見かけます。
第1位 大根
長年、堂々の第1位を独占している具材は『大根』です。おでんの主役…ではありませんが、しっかり存在感があり、「とりあえず大根入れて…」と誰しもが選んでしまうような万能性の高い具材です。
また、大根は他の具材に比べて出汁の旨味がしっかり染み込みやすい具材なので、おでんそのものの味を楽しめるといった意見もありました。
口に入れて噛むと温かさと出汁がジュワッと広がる美味しさは、毎年冬になると恋しくなる旨さです。「おでんと聞くと、真っ先に大根が浮かぶ」という人も多いほど、人気の高い食材です。
普段選ばないおでんの具材にもチャレンジしてみて
いかがでしたか。おでんの具材として人気の高いものは、基本的に定番の具材が多く見られます。他にも地域によって、ちくわや厚揚げ、じゃがいも、ごぼう巻きなどの具材の人気が高いところも多いので、ぜひ今年は普段選ばないおでんの具材にもチャレンジしてみてくださいね!