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炊き立てのお米、どうして水っぽくなってしまうの?
炊きたてふっくら仕上がっているはずのお米なのに、炊飯器を開けてみると、なぜかベチャッとした水っぽさが目立つ。仕上がりがイマイチなお米は、なかなか食べ進められないだけでなく、家族からも不評なので長く余ってしまいがちです。
どうしてお米が水っぽく炊けてしまうのか、理由をまとめました。普段の炊飯方法を照らし合わせながらチェックしてみましょう。
炊いたお米が水っぽくなってしまう5つの間違い行為
炊いたお米が水っぽくなってしまう理由は、以下のものが考えられます。
1.水分が多い
お米を炊くとき、水分が多すぎると仕上がりが水っぽくなってしまいます。
- 水位線をオーバーする水の量で、お米を炊いている
- お米の量が、想定しているよりも少ないため、水位線通りの水分量では多すぎる
お米の量と水の量がそれぞれ適切ではないと、どうしても仕上がりが悪くなってしまうので注意しましょう。
2.研ぎ方が悪く、お米が割れてしまっている
お米が割れてしまうと、でんぷん質が出てしまうので、お米を炊いたあとべちゃべちゃの仕上がりになってしまいます。
- 力任せにお米を押さえつけながら洗っている
- ざるに上げて乾燥させることによって、乾燥時にひび割れてしまう
上記のようなお米の扱い方をしてしまうのは、絶対NGです。
3.水に浸ける時間が長すぎる
お米を水に浸ける時間が長すぎると、お米がたくさん水を吸収してしまい、水っぽい仕上がりになりやすいです。
- 夏…20分前後
- 冬…1時間~1時間半前後
- 春・秋…45分前後
上記の時間が、お米を水に浸けておくべき時間の目安です。2時間以上お米を水に浸けると、飽和状態になって仕上がりが悪くなります。
4.炊けたお米をかき混ぜずに放置
炊けたお米には、余分な水分が付着したままになっていることが多々あります。炊き上がったら、お米をしゃもじでかき混ぜて、余分な水分を飛ばさなければお米がみずっぽくなってしまいます。
炊飯器の蓋についた水分を放置すると、水分がお米に落ちて、べちゃべちゃになる原因につながるので、こちらも注意が必要です。蓋に水分がついているのを見つけたら、その都度乾いた布巾などで拭き取りましょう。
5.お米と相性がよくない水で炊いている
お米は、pH9以上のアルカリイオン水の吸収率がよく、アルカリイオン水でお米を炊くと水分を吸いすぎてしまってべちゃべちゃになりやすいです。
お米を炊くときは、水道水か浄水器の水を使用するのがおすすめです。
お米を美味しく炊くコツ
お米を美味しく炊くコツは、以下のものが挙げられます。
- お米を研ぐときは、力をこめず優しく研ぐ
- 水に浸ける時間は、短すぎず長すぎない時間にする
- お米が炊けたら、蒸らしたあと混ぜて水分を飛ばす
特別難しい方法ではないので、実践しやすいのではないでしょうか?美味しいお米を食べるためにも、ひと手間加えてみるのがおすすめです。
まとめ
お米を炊くとひとくちに言っても、仕上がりにかかわるポイントがいくつかあります。それらをしっかりと厳守し、美味しいお米が炊けるよう工夫してみてくださいね。